Japanese
THE BAWDIES
2011年09月号掲載
Writer 島根 希実
この夏も多くの夏フェス出演を果たし、来る11月27日には、いよいよ初の日本武道館公演を控えるTHE BAWDIES。そんな彼らが次に仕掛けるのは、映像によるロックンロール!それが、初のPV集『KEEP ON MOVIE』。インディーズ時代から2曲、そして最新シングル「LOVE YOU NEED YOU feat. AI」までを網羅した本作はビジュアルによるTHE BAWDIESベストと呼ぶにふさわしい内容となっている。
ライヴでもCDでもレコードでもない、映像作品としてのTHE BAWDIESとはどんなものなのか。こうして全11曲立て続けに見ると、ライヴでの勇ましさは影を潜め、兎に角、愛嬌たっぷり。アイドルにだって負けないポップでキャッチーな要素が満載。全てがエンターテインメントにしっかりとコーティングされ、コマーシャルとしてのロックンロールが生き生きと展開されている。四者四様の個性が際立ったパワフルで華やかな映像や、メンバーのキャラクターやルックスも、実にポップな手触りに仕上がっている。
そもそも、THE BAWDIESの持つ膨大なロックンロール・エネルギーには、“ロールする”ための作用点がいくつもあるので、どこに力を加えると、どのように転がっていくのか全くもって想像がつかない。本作では、特にエンターテインメント性が色濃く出たというところだろう。しかし、それすらほんの一部。彼らは、これまでもバンドの歴史の中で様々な形でもって“ロール”し、その力を発揮してきた。
04年、小学校からの同級生のROY、JIM、MARCYと高校からの同級生TAXMANによって結成。08年頃より、’60~’80年代のリズム&ブルース、ロックンロールのルーツを完璧に再現したサウンドと、圧倒的なヴォーカルが注目を集めていくことに。だが、音楽的には当時は単にルーツ・ミュージックの模倣でしかなかった彼らだが(意識的にオリジナリティは出さないようにしていたそう)、何より素晴らしかったのは、音楽に対する認識すらも原点回帰してみせたところにある。
現代に再び謳われた“パーティーとして、ロックンロールすることの楽しさ”。彼らが何故ここまで愛されるに至ったのか、その最大の理由は、その底抜けに明るくポジティヴなパフォーマンスが、いつだって最高のパーティーを作りだしてくれたからだ。“ロックすること”の爆発力と、“ロールすること”によるそこからの広がりが見せる最高のパーティーは、ひねくれ者の音楽かぶれだろうが、モッシュしてダイブしたい10代だろうが関係なしに心を掴まれる。
ライヴでもって、真っ直ぐでポジティヴなロックンロールを発進することの強さを証明し、同時にフロアを“躍らせる=スウィングさせる”ことで“ロール”し続けてきたTHE BAWDIES。文字通り、ロールすることで、単に直球のロックと一線を画し、更に逞しいロックンロール・バンドへと成長を遂げてきたのだ。そして、昨年リリースされた『THERE'S NO TURNING BACK』では遂にルーツ・ミュージックから脱却した完全オリジナルな音を鳴らすことに成功。そして全ての力が全力で作用する無敵の1枚『LIVE THE LIFE I LOVE』へと繋がる。一つ一つ足枷を外し、それをまた新たなパワーとして吸収し、作品を完成させる度に、バンドとしてもオリジナルな存在へと飛躍してきたのだ。
この映像作品集では、ひとまず、彼らの愛らしい一面を堪能していただきたい。そして、その際は、くれぐれもここから発進される熱く優しいロックの力量を、あなたの笑顔で換算することをお忘れなく。
- 1
LIVE INFO
- 2025.08.16
-
Bye-Bye-Handの方程式
reGretGirl
リーガルリリー
Eve
"RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO"
フレンズ
豆柴の大群
"SUMMER SONIC 2025"(大阪)
Faulieu.
Novelbright
Ivy to Fraudulent Game
レイラ
私立恵比寿中学
Keishi Tanaka / 荒井岳史 / TGMX(FRONTIER BACKYARD) ほか
Billie Eilish
ユアネス
"SUMMER SONIC 2025"(千葉)
- 2025.08.17
-
Bye-Bye-Handの方程式
reGretGirl
Eve
四星球 × G-FREAK FACTORY
PIGGS
金子ノブアキ
POP DISASTER / sfpr / waterweed
ビレッジマンズストア
PK shampoo
"SUMMER SONIC 2025"(大阪)
Novelbright
GOOD ON THE REEL
私立恵比寿中学
Billie Eilish
"SUMMER SONIC 2025"(千葉)
PENGUIN RESEARCH
- 2025.08.19
-
Hump Back
キュウソネコカミ
THE BAWDIES
YOASOBI
bokula.
- 2025.08.21
-
PENGUIN RESEARCH
THE BAWDIES
TENDOUJI
YOASOBI
GANG PARADE
金子ノブアキ
KALMA
キュウソネコカミ
"LIVEHOLIC / ROCKAHOLIC Candye♡Syrup (美容室) 10th Anniversary Party"
- 2025.08.22
-
奏人心
KING BROTHERS
"WILD BUNCH FEST. 2025"
TENDOUJI
THE BAWDIES
終活クラブ
YOASOBI
JunIzawa
ナナヲアカリ
Broken my toybox
RAY
フレンズ
Rei
キュウソネコカミ
- 2025.08.23
-
PENGUIN RESEARCH
KING BROTHERS
Maica_n
"MONSTER baSH 2025"
大森靖子
"WILD BUNCH FEST. 2025"
ぜんぶ君のせいだ。
LOCAL CONNECT
浪漫革命
リーガルリリー
Buzz72+
Appare!
佐々木亮介(a flood of circle)
w.o.d.
Eve
マオ(シド)
- 2025.08.24
-
大森靖子
"Sky Jamboree 2025"
KING BROTHERS
Maica_n
"MONSTER baSH 2025"
"WILD BUNCH FEST. 2025"
ぜんぶ君のせいだ。
cinema staff
LOCAL CONNECT
ビッケブランカ
Eve
マオ(シド)
小林柊矢 / 心愛 -KOKONA- / 虎鷹 / 荒木一仁 ほか
- 2025.08.25
-
Hump Back
神聖かまってちゃん
THE YELLOW MONKEY
- 2025.08.28
-
KALMA
Maica_n
ビレッジマンズストア
THE BAWDIES
22/7
- 2025.08.29
-
the cabs
神はサイコロを振らない
Bye-Bye-Handの方程式
安藤裕子×清水ミチコ
そこに鳴る
ゲスの極み乙女 × 礼賛 × roi bob
[Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"]
"SWEET LOVE SHOWER 2025"
- 2025.08.30
-
Kroi
reGretGirl
ナナヲアカリ
木村カエラ / OKAMOTO'S / 原因は自分にある。 ほか
豆柴の大群
ビレッジマンズストア
アーバンギャルド
天女神樂
ぜんぶ君のせいだ。
"ナノボロ2025"
Maica_n
"RUSH BALL 2025"
ビッケブランカ
レイラ
9mm Parabellum Bullet / THE BACK HORN / ACIDMAN / yama ほか
PIGGS
eastern youth
Appare!
VENUS PETER
GRAPEVINE
Lucky Kilimanjaro / 眉村ちあき / 森 大翔
崎山蒼志
セックスマシーン!!
[Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"]
NEK!
"SWEET LOVE SHOWER 2025"
Faulieu.
- 2025.08.31
-
reGretGirl
Broken my toybox
BLUE ENCOUNT / スキマスイッチ / 家入レオ / CLAN QUEEN ほか
ビレッジマンズストア
大森靖子
"ナノボロ2025"
"RUSH BALL 2025"
HY
GOOD BYE APRIL
Nothing's Carved In Stone / Base Ball Bear / ヤングスキニー / GLIM SPANKY ほか
ぜんぶ君のせいだ。
LACCO TOWER
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
RAY
Miyuu
GANG PARADE
ONIGAWARA
伊東歌詞太郎
ZAZEN BOYS
PK shampoo
[Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"]
"SWEET LOVE SHOWER 2025"
Academic BANANA / Yeti / BACKDAV
RELEASE INFO
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.01
- 2025.09.03
- 2025.09.05
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.08
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号