Japanese
THE BAWDIES
Skream! マガジン 2011年12月号掲載
2011.11.27 @日本武道館
Writer 島根 希実
暗転と同時に、巨大なミラー・ボールが回りだし、レコード盤の形のステージをぐるりと取り囲む客席を沢山の光が照らしだす。プラネタリウムのような武道館の中で、星々が弾けるような無数の拍手が鳴り響く。そして、ステージ上では、電飾によるライト・アップ……そこに浮かび上がるのはこの日の主役の名、THE BAWDIES!!!
THE BAWDIESが日本武道館のステージへ立つ。この日が遂にやってきた。THE BEATLESがこの空間に立ってから45年。そう、此処日本武道館は、日本にロックン・ロールが降り立った最初の地であるのだ。そのただ一度のステージが、今もロックン・ロールの歴史の中で、燦然と輝いているように、全てのバンドにとって、此処は特別な場所である。だがしかし、オールディーズのロックン・ロールを現代に呼び覚ましたこのバンドにとっては、もっと特別であっただろう。追い続けてきた背中にようやく追いついたというべきか。だが、彼らがやろうとしたことは、そんなことではない。ROYの言葉を借りるなら、「お懐かしむんですか? あんたらが乗り込むのはタイム・マシンですか?」っつーことなのだ。彼らが見るのは未来のみ。そう、新たなスタートを切ったのだ。この日、THE BAWDIESは、過去も現在も網羅し、未来へ手をかけ、ロックン・ロールの歴史を一つ更新した。長く、新たな訪問者の無かった歴史書に、大きな一行が書き記された。
“武道館へようこそ!今日のルールは単純明快、簡単だ。単純に楽しめ!”1曲目「I BEG YOU」が終わるなり、お祭り男ROYが祭りの始まりを告げる。それを合図とばかりに、上げられる沢山の拳は早くも熱を放つ。“この武道館の中心で何を叫ぶかなんて決まってる。 愛してます!”そう言ってとびっきりの愛を込めた「LOVE YOU NEED YOU」。ステージの愛とフロアの愛が反射し合うその光景のなんと華やかなこと。地平線を描くように、真っ直ぐに愛が伸び広がっていく。
ライヴは進めども、THE BAWDIESは止まらない。煽り続け、叫び続ける、。祭りは盛り上がり続けた。“なんでも全力でやってきました。その気持ちを発散させたい。ロックン・ロールやソウルは、感じたことを鳴らす音楽です。今俺が感じていること、最高に楽しいです!”“喜びを全部ください!!”その言葉の通り、一点の曇りも、暗さもない陽のパワーを解き放つ「WHAT A LONELY NIGHT」、「EVERYDAY'S A NEW DAY」。そして、逞しいだけではなく、豊かで強い愛を帯びていくROYのヴォーカルは、興奮する皆の心の角を取り、360度へ作用するそのステージ同様に、皆の心を丸くしていく。そして、巻き起こるウェーブ。
“あんたらが乗り込むのはタイムマシンじゃない。このロケットでしょう!”ライヴ折り返し地点、THE BEATLESのナンバーをプレイした後は、最新曲「RED ROCKET SHIP」へ乗り込む! さぁ時間は動きだした。此処からはもう振り返らない。最後まで、未来へ向かって全速力だった。かつてのロックン・ロール・キッズたちは此処に置いていこう。此処から走り出すのは、ロックン・ロールの未来を担っていく男たち。いつだって全力で、いつだってポジティブな、お祭り男たちだ。
――“最後、笑顔で終わりましょう!THE BEATLESならツイスト&シャウトと言うかもしれません。THE BAWDIESならこういいますね、A NEW DAY IS COMIN’!!”
ラストナンバーまで、未来を描ききったTHE BAWDIES。本編23曲、アンコール3曲というヴォリュームに詰めた、ロックン・ロールの希望は、今日此処からまた新たな一歩を歩み出した。
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