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Vo&Keyの男性ふたり組ユニット SUIREN、メジャー1st EP『Reverse』来年1/24リリース。リリース記念フル・バンド編成ライヴ開催決定、ゲストはCIVILIAN&ハロスリ
2023.11.27 16:30
ヴォーカル&キーボードの男性ふたり組ユニット SUIRENが、2024年1月24日にメジャー1st EP『Reverse』をリリースすることが決定した。
先月デジタル・リリースし、海外からも注目を集め話題作となった"STAR OCEAN THE SECOND STORY R"のメイン・テーマ「stella」と、新曲5曲を収録した全6曲入りとなっている。
さらに、EPリリースを記念したライヴ・イベント"SUIREN Major 1st EP「Reverse」Release Party"の開催も決定。リリース・パーティーは、2月25日に渋谷 Spotify O-nestにてCIVILIAN、Hello Sleepwalkersの2組をゲストに招いての開催となる。
ライヴ・パフォーマンスを観られる機会は数少なく、自主企画でのフル・バンド編成ライヴの開催は今回が2度目となるのでぜひチェックしよう。
▼リリース情報
SUIREN
メジャー1st EP
『Reverse』
2024.01.24 ON SALE
デジタル・シングル
「stella」
NOW ON SALE
▼ライヴ情報
"SUIREN Major 1st EP「Reverse」Release Party"
2024年2月25日(日)渋谷 Spotify O-nest
OPEN 18:30 / START 19:00
出演:SUIREN / CIVILIAN / Hello Sleepwalkers
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ソングライターのコヤマヒデカズ(Vo/Gt)が、前向きな意味で作らなければ音楽家としての死は不可避だと感じていたというだけあって、彼の吐き出したかった思いや業が純度高く、且つ音楽的にも生々しい手触りで鳴っている苛烈なアルバムだ。そこに迷いはなく、1曲目の「わらけてくるわ」のイントロから意表を突く憎悪が音になったようなギター・リフが聴こえてくる。徹底的に軽蔑したり怒ったりすることで、このバンドの輪郭がむしろ明確に見え、後半に行くに従って、誰も信じられないけど誰かに愛されたいというアンビバレントな思いを書いた「光」や、自分にしか表現できない傷についての「僕だけの真相」、アルバムの発端になった「déclassé」、まるで海の底から世界を見ているような「遠征録」へと、微かな光が見えてくる構造も見事。(石角 友香)
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前作『eve』から約4年ぶり。地球滅亡の絶望がやがて逃げ場のないコロナ禍の苦境へと重なるポエトリー・リーディング「遙か先の君へ」から幕を開ける2ndアルバム。誰も予想だにしなかった世界的情勢のなかでCIVILIANが投げ掛けるのは、命の残り時間を知ったとき、人は何を想うのか、という問い掛けだろう。人生の責任は自分にあると説く「ぜんぶあんたのせい」をはじめ、眠れぬ夜の苦悩を綴った「懲役85年」、いつか訪れる終わりが頭をよぎる「本当」や「残火」など、これまでも"命の使い道"を真面目すぎるほどに考え続けてきたコヤマヒデカズ(Vo/Gt)の歌詞は、こんな時代により強く心を揺さぶる。バンド史上最も自由に、貪欲に、多彩に振り切ったサウンド・アプローチも挑戦的。(秦 理絵)
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Lyu:Lyuからバンド名をCIVILIANに改めた3人組によるメジャー1stアルバム。前作『君と僕と世界の心的ジスキネジア』から約4年8ヶ月ぶりのアルバムとなる。メランコリックなメロディを持ったオルタナティヴ・ロックという大枠こそ変わらないものの、壁にぶつかりながらバンドが求めてきた数々の変化が多彩な楽曲に結実。全14曲約68分はなかなかのボリュームだと思うが、過去を未来に繋げる挑戦の数々を表現するには、それだけの曲数が必要だったということだろう。"命の価値とは"という問いに、全曲を費やしてひとつの回答を導き出した思慮深さは彼らならではだ。そんなふうに歌詞のメッセージが評価されてきた彼らではあるが、今作では曲とともに広がったバンド・アンサンブルにも耳を傾けたい。(山口 智男)
CIVILIAN名義初のフル・アルバム。メジャー・デビュー後リリースされたすべてのシングルの表題曲、フロントマンのコヤマヒデカズ(Vo/Gt)がボカロP"ナノウ"として発表した楽曲のカバー、コヤマによるLyu:Lyu時代の楽曲の弾き語り、ライヴで育んできた新曲を収録し、これまでの歩みを見せながら"CIVILIANとはこういうものだ"を突きつける指針の作品となった。アレンジメントや詞世界の物語性が強化され、晴れやかなサウンドが高らかに舞う。かつてのコヤマにとって音楽は心の奥底を曝け出せる唯一の拠り所だったが、いまは様々な自分を表現できる場所であり、聴き手とコネクトする手段になっているのではないだろうか。"リセット"ではなく"転生"したバンドの姿が刻まれている。(沖 さやこ)
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フロントマンであるコヤマヒデカズの"今までのバンドとして、ネット上の架空の表現者として、メンバー個人個人のすべての音楽をCIVILIANというひとつの大きなものにする"という言葉どおりのものになった。TVドラマ"黒い十人の女"書き下ろし主題歌Track.1は、歌謡曲風の耽美なメロディとエッジが効いたロック・ナンバー。Track.2はTrack.1のプロトタイプで、随所に共通のコードやワードなどが発見でき、1曲だけでは見えにくい核心も味わえるため非常に興味深い。制作過程を覗いているような感覚も貴重だ。Track.3は意外にも初の試みである、コヤマがナノウ名義で作った楽曲のバンド・カバー。CIVILIANを楽しむための様々な趣向が凝らされた、メジャー・デビューに相応しいシングルである。(沖 さやこ)
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Lyu:Lyu改めCIVILIAN、新機軸を掲げた快作だ。バンドにとって2年振りの新作は、最新モードを表題曲に、そこに辿り着くまでに生まれた2曲をカップリングとして収録している。「Bake no kawa」は化けの皮を被った人間に傷つけられる人間だけではなく、化けの皮を被った人間の心情も汲み取るという視野の広い歌詞ももちろんだが、様々な音色のギターと華やかなヴォーカル・エフェクト、躍動的なグルーヴを作り楽曲を引っ張っていくドラムと、サウンド的にも一皮むけた。自らに課していた制約を作らなくなったことで自分たちを解放し、さらに彼ららしい音楽ができる境地へと足を踏み入れたと言っていい。過去も今も未来も全部引き連れて活動していくという決意がどの音からも感じられる。(沖 さやこ)
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まず、あの日あの場所で起こった出来事が、映像として残ることが心から嬉しい。そしてあの空間そのものが、ひとつの作品だったのだと改めて思う。2014年11月に渋谷TSUTAYA O-EASTにて行われたワンマン・ライヴ"ディストーテッド・アガペーの世界"を映像化したバンド初のライヴ映像作品。コヤマヒデカズ(Vo/Gt)が連載していた小説"ディストーテッド・アガペー"の世界観を映像や照明を駆使し表現したステージだ。バンドの想いが小説の世界に新たな輝きをもたらし、そこに観客の想いが重なり、さらに強く優しい光を放つ。"生まれて初めてあなたたちへ曲を書きました"――孤独の中で鳴り響いていた彼らの音楽を外へ向けたのは聴き手からの愛。彼らの姿を丁寧に切り取る画ひとつひとつからも、それが滲む。(沖 さやこ)
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心が傷だらけになった人がいて、自分はその人に何ができるだろうか、自分だったらなんと言ってもらえたら救われるだろうか。でも本当にその言葉が人を救うのだろうか? 相手も自分も傷つける可能性があるなら、何もしないままがいいのではないか? ......人間誰しも、傷つくことはできる限り避けたい。だが、他者を護り、救うために自分自身が傷つく覚悟をした人間の歌は深く、強かで優しい。「ディストーテッド・アガペー」はそういう曲だ。絶望の淵に落ちた人間を否定せず享受し、透明な声でまっすぐ"僕だって同じなんだよ"と語り掛ける。包容力のあるリズム隊の音色が寄り添い、ギターは人の息遣いや声のように歌い、囁き、泣き、叫ぶ。これは血の通った人間だからこそ作ることができる、愛という気魄だ。(沖 さやこ)
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"のたうち回る"――彼らの音楽に出会ったとき、そんな言葉が頭をよぎった。感情を吐き出すように歌い叫び、傷口を抉るようにギターをかき鳴らしていたコヤマヒデカズ。文学的な歌詞に常につきまとう"死"という概念に苦しみながらも、微かな希望を求め、もがく。そんな姿が痛烈だった。彼が歌っていることは今も昔も変わっていないかもしれない。だが全てを受け入れる覚悟をした彼は、信頼する仲間、聴き手の想いと共に新たな一歩を踏み出した。ざらついた攻撃的な音は研ぎ澄まされ、より鋭利に美しく、やわらかく響く。音の向こう側にいる我々に向かって全力で鳴らされる音色のひとつひとつに、血の通ったぬくもりが溢れているのだ。Lyu:Lyuは間違いなくこの作品で、新たなフェーズへと突入した。(沖 さやこ)
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動画再生サイトで人気を誇るボーカロイド・プロデューサーでもあるコヤマヒデカズを擁する3ピース・ロック・バンドの待望の1stフル・アルバム。いつも黙殺している冷たい日常のひとコマ、人から言われてちくりと心に刺さったひと言、どこかで常に感じている焦燥。悲劇ではない。絶望でもない。誰もが少なからず肌で感じている人間の、そして自分の心の弱さだ。普段は目を背けているその弱さと向き合って、親しみやすいエモーショナル・ロックに乗せて歌う。克服した先にある希望を歌うわけではない。そこにあるのは自分ではどうにもできない歯がゆさかもしれない。ただただひたむきに歌う。歌うことによって全て消化されていく。今作を聴き終えれば、そこには心が少し軽くなったような解放感と安堵が待っている。 (石井 理紗子)
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前作からは1年半が経過、その期間が空白ではなかったことを証明するような4thアルバム。複雑怪奇な展開をする自らの曲(ヴォーカルのシュンタロウだけでなく、タソコやマコトが曲を書けることも頼もしい)に、バンドの心と身体が追いついてきたのかもしれない。ロックとラウドとメタルをないまぜにしたその世界はもともと異彩を放っていたが、それはもはや単なる飛び道具ではなくハロスリのアイデンティティに変わったのだと、この11曲を聴けばわかる。だからこそ、"2XXX年の世界"をテーマにしたコンセプチュアルな作品にもかかわらず、隅から隅まで、バンドの血がしっかりと流れているのだ。凄まじい生命力に吹っ飛ばされるシーン多数。これはもう、怖いものなんてないんじゃないかな。(蜂須賀 ちなみ)
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アルバムを語る際に"今のモードを全部詰め込んだ"とはよく耳にも目にもする言葉だが、ハロスリの新作はそれを堂々と言い切るパワーを持った6曲が収録されている。前作に続き、HARD-FiのRichard Archerとの共同プロデュースを実現。歌詞世界を汲んだ妖しげなアッパー・ナンバー「百鬼夜行」、デジタル的な手法をサウンドに用いたスリリングでシニカルな「Worker Ant」、和メロ、鮮やかなツイン・ギターとテクニカルなアンサンブルのコントラストが眩しい「アキレスと亀」、優しいヴォーカルが印象的な「朝に二人は」、歌謡ジャズな「デジ・ボウイ」、ラストの重厚な高揚感が圧巻の英詞曲「Ray of Sunlight」、今作で彼らはバンドの可能性を果敢に試している。好奇心の賜物というべき作品だ。(沖 さやこ)
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デビュー・アルバム『マジルヨル:ネムラナイワクセイ』から13ヶ月ぶりとなる2ndフル・アルバムは、HARD-FiのRichard Archerとの共同プロデュース作。自身の持つ世界を深く広げていた前作に比べると直情的でアッパーな楽曲が多く、ライヴでの着火性も良さそうだ。こう書くとシンプルになったのか、と思われそうだがそんなことはなく、寧ろ先の読めない展開はより緻密に作りこまれている。随所にラウド的なアプローチやエレクトロ・テイストも取り入れ、よりロックを根幹にしたジャンルレスが加速。トリプル・ギターのなかで唯一ギターのみ担当のタソコのカラフルな音色は、楽曲の持つ空気感をより異次元的に彩る。彼が作詞作曲を担当した楽曲も2曲収録。バンドのキャパシティを目一杯広げた挑戦作だ。(沖 さやこ)
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TVアニメ"キングダム"第4シリーズOPテーマに「黎-ray-」を書き下ろし、脚光を浴びたSUIRENがメジャー1st EPを完成。モダン・ヘヴィ・ロックやマスロック的な構築美で聴かせつつ、このユニットの本質はSuiの歌とRenのピアノで成立するメロディと骨格の強さにあることを思い知る。ゲーム"STAR OCEAN THE SECOND STORY R"メイン・テーマでもある代表曲「stella」の高音ロング・トーンで際立つSuiのジェンダーレスなヴォーカルが虚無や宇宙を感じる空間をギター、ピアノ、ストリングスの洪水のようなアンサンブルの中でも鮮明に聴こえるカタルシス。インストの「白雨」からラストの「Squalling」に接続する物語性も聴き応え十分。ひとりで物事を真剣に考えるときの脳内を映すような言葉と音像も見事だ。(石角 友香)
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歌い出しから"滅茶無茶苦茶に夢中して"という、LezelとSuiの歌声が響き渡る――それがまた、"めっちゃくちゃにチューして"と空耳で聴こえるものだから、さらにドキッとしてしまう。また、夢中というある種爽やかなワードと"病"というネガティヴなワードを掛け合わせ、夢遊病をもじって名付けた"夢中病"というタイトルも秀逸。そのあたりを鑑みるに、確信犯的なクレバーさも感じるけれど、楽曲そのものは人間臭いパッションに溢れている。サビは歌いながら踊れるぐらいキャッチーで、攻撃性を増すラップあり、じっくり聴かせるパートあり、多彩な振り幅を3分半に収める手腕も見事。お互いの可能性の扉を開いた、見事なコラボレーションだ。(高橋 美穂)
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