Japanese
EMPiRE
2019年10月号掲載
Member:YU-Ki EMPiRE MAYU EMPiRE MiKiNA EMPiRE
Interviewer:宮﨑 大樹
-今まではロック寄りの曲、エレクトロ寄りの曲と色分けされていた感じもしますけど、いいラインが見つかってきたと。細かいところも聞いていきたいのですが、冒頭の"始まるんだ鼓動"と"Right now do it!!"の間って、MiDORiKO EMPiREさんはなんて言っているんですか?
一同:"じょわっじょっじょわ"。
-あ、そのまんま(笑)。聞き取れていないのかと思いました。
YU-Ki:もともと歌詞になかったんですよ。仮歌で松隈(ケンタ/サウンド・プロデューサー)さんが歌っていたのをドリちゃん(MiDORiKO EMPiRE)が"私ここ歌いたいです"って言って、やってみたら本当に使われました(笑)。
-MiDORiKOさんて、飛び道具的なパートが好きですよね。
MiKiNA:いい味出してます。振付も入れてますし。
-MVのその部分がまたいいんですよね。今回のMVは衣装の黒と、炎とのコントラストが印象的でした。
MAYU:テーマがわかりやすいなと思いました。"do it!!"のところの振付は炎を表しているんですよ。振付とMVもリンクしているんですけど、実は振付師の先生はMVで炎を使うことを知らなかったんです。それなのにこの振付を考えてくださったので、シンパシーというか、すごいなと思いましたね。火の輪をくぐる演出とかもあって、"CGだろ"って思う人もいると思うんですけど、生身でやりました。"やる以外ないでしょう"っていう歌詞のところなんですけど、"今やるしかない"っていう感じが表せているかなと。
-映像のカッコ良さが先に来ちゃっているのであまり違和感はなかったんですけど、冷静に考えるとアイドルが火の輪くぐりってなかなかすごいことをしてますよね。
一同:(笑)
MiKiNA:衣装を水で濡らさないといけないんですけど、"(衣装が)化学繊維だから燃えたらくっついて皮膚が剥がれるよ"って言われてて。怖いじゃないですか? だから燃えないためにみんなでびしょびしょにしてました。特にドリちゃんは炎が苦手で、マッチの火でもダメらしいです。ビビりながら撮影したので、みんないい表情になっていると思います。
-と言いつつ、MAYUさんはめちゃくちゃ笑ってましたよね。
MAYU:あ、そうです! 私は全然怖くなかったので(笑)。
-火の輪くぐりではキャラクターが出てますよね。MAYUさんは笑ってて、YU-Kiさんはクールな表情をしつつ――
MiKiNA:指が......(笑)。
YU-Ki:"指ハート"で、しかもカメラ目線してます(笑)。
-ちょっとドヤ顔してますよね(笑)。そしてMiKiNAさんに関してはいったい何があったんでしょう?
YU-Ki:笛吹き(笑)。
MiKiNA:手でメラメラを表そうと思ったんですよ。何かポーズを決めたいなと思ってメラメラポーズをしようとしたら......笛を吹いちゃった(笑)。思ったよりビビった顔をしちゃって、"だっせー"って言われました。まぁでも、面白がってもらえるならいいかなって(笑)。
-今回のカップリング「NEVER ENDiNG」も、とてもキャッチーですよね。作曲はEMPiREではおなじみのoniさんです。「ERASER HEAD」(2019年2月リリースの1stシングル『ピアス』)、「maybe blue」(『SUCCESS STORY』)とオシャレでダークなカップリング曲が続いていましたけど、今回のサビのサウンド感はかなり開けてますね。
MiKiNA:曲調は爽やかな感じなんですけど、やっぱり歌詞は暗い。私はゴリゴリの恋愛曲の歌詞を書いていました。ドリちゃんの歌詞は暗めで、その暗さと明るさが気持ち悪くて逆にいいというか。絶対に前向きにならない歌詞じゃないですか? よくある歌は、"最後は前を向く"みたいな感じが多いとは思うんですけど、暗いままで悩み続けるみたいなのがいろんな人の心に響くんじゃないかなと。新しいし、ドリちゃんらしさも出ているのでいいなって思いました。
YU-Ki:ストレートな歌詞なので、入ってきやすいというか、歌っていて気持ちを出し切れます。聴いていても寄り添ってくれるというか、"わかるなぁ"って思いましたね。ドリちゃんはあまり弱音を言わないタイプの子だったので、薄々と感じていたことがこの歌詞が来たときに明確にわかったんです。メンバー作詞の歌詞は色が出ますよね。同じoniさんの作曲でも、MAYUちゃんのときとドリちゃんのときで全然違う曲になるので、新しい武器が増えたなって思いました。
-ちなみにMiDORiKOさんから歌詞のイメージの共有とかはあったんですか?
MAYU:"言いたくない気持ち"や、"言えない気持ち"があって、それを言わないことによって、どんどん自分を苦しめている気持ちを書いたって言っていました。吐き出せて良かったと思いましたね。言えないことってあると思うけど、それを表現に昇華できたのがいいことだし、カッコいいなと。
-歌詞を読んでMiDORiKOさんのことが心配になる部分もあります?
MAYU:(MiDORiKOを)見てようっていう感じです。言いたくないことを言わせるのもあれなので、温かい目で見守ろうっていう気持ちになりました。
YU-Ki:この曲は自分たちで振付を考えたんですよ。そこでもみんなの気持ちの共有ができました。自分たちで振付をすると、メンバーで曲のイメージが共有できるので、そういうことって大事なんだなって思いますね。
-自分たちで考えたということですが、振付はどんなイメージになっているんですか?
MAYU:人の心を持つことに疲れてしまって壊れていくというか、人としての機能を失っていくみたいなイメージです。"感情さえどっか消えちまえ"とかは感情の仮面を握りつぶして手放しているとか、"暗い夜道 ずっと"っていうところは、"カノン"というずらしながら踊るダンスをしたかったので、NOWが考えてくれました。今までにやってなかったことに挑戦をしましたね。
YU-Ki:今までは"こういうふうに踊りたいけど、考えられる人がいない"っていう状況が続いていたんです。だけど、NOWが入ったことによって、ダンスで魅せる振付を自分たちでも考えられるようになりました。
-ライヴを観るのが楽しみになる話ですね。11月からの"EMPiRE'S GREAT ESCAPE TOUR"については、7月号のインタビューのときにも話を聞いてはいるのですが、ツアーに向けて心境の変化はありました?
YU-Ki:最近はぐちゃぐちゃになるまでのライヴというものが掴めてきたというか、そういう感覚が生まれてきたので、そういう部分をもっと引き出せるようになりたいです。今までのワンマンでは気づかないうちに制御していた部分があったことに気づいたので、もっと体力をつけて、全曲でぐちゃぐちゃになるくらい熱いものにできたらなと思っています。
-「RiGHT NOW」で言う"限界突破"ですね。
YU-Ki:そうですね。終わったあとにみんながぶっ倒れるくらいまで、全部出し切るツアーにしたいです。
MAYU:今回は今まで行ったことのない地方の公演も多いので、新しく来てくれる人も増えると思うんです。そういう人たちにワンマンの尺でちゃんと見せられるかっていうところは毎回勝負だなと。イベントに出たときの6曲とか8曲なら良くても、ワンマンになると違ってくることもあるから、そこはしっかりやっていきたいですね。
MiKiNA:初めて私たちを観たときに"こんなもんか"って思われたら、この先が見えなくなるなと。この6人を確立させたライヴを見せたいんです。そのためには毎公演が勝負なので、突き詰めたものを見せたいと思っています。
MAYU:あと、新しいアルバムの曲もツアーでやると思うんですよ。そこも楽しみにしてもらいたいなって。
-『SUCCESS STORY』、『RiGHT NOW』と現体制でいいシングルが続いているので、アルバムの期待が高まります。今後EMPiREとしてこんな作品を出していきたい、というような気持ちは出てきていますか?
YU-Ki:メンバー全員分の作詞があったらいいなって思いますね。歌詞って個性がわかるじゃないですか? 聴いただけでこういう子なんだっていうのが伝わるので、そういうものを出していきたいです。
MiKiNA:アイドルでこういう曲調って、新ジャンルというか、新しいじゃないですか? だから、もっとこの方向性を強めていってさらに新境地のものを出していきたいです。そのほうが見ている側は楽しいし、次を期待したくなると思うので、そういう曲を増やしていきたいですね。
MAYU:私は、エレクトロやダンス・ミュージックという部分を大事にしていきたいです。EMPiREってヴィジュアルがシュッとしているから、温度をあんまり感じないと思うんですけど、そういうところがエレクトロと合うなって感じているので、そこは大切にしていきたいですね。あと、外面は冷たそうに見えるけど、内面は熱くて明るい人間の集まりなので、ライヴでは内面を出して盛り上がれる感じの曲だといいなって思います。
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