Japanese
EMPiRE
Member:YU-Ki EMPiRE YUKA EMPiRE MiDORiKO EMPiRE MAYU EMPiRE YUiNA EMPiRE
Interviewer:吉羽 さおり
-BiSHは"楽器を持たないパンク・バンド"というキャッチがありますが、EMPiREとしても何かそういうものはあるんですか。
MAYU:まだ、これだっていう言葉にできるものはないんですけど。EMPiREは、最初からメジャー・デビューで、すごく恵まれた環境でやらせてもらっていて、なんていうか結構──
YUKA:上からだよね(笑)。"EMPiRE"は"帝国"っていう意味で、ファンの方の総称も"エージェント(工作員)"なんです。あとは"EMPiRE CORE"というファン・クラブがあるんですけど、年会費が3万円で。
YU-Ki:会員は先着150名で、誰かが抜けないと新しく入れないんです。
MAYU:そういうグループです(笑)。
-たしかに今回のアルバムの曲の歌詞でも、Sっ気の強いものもありますしね。
YUKA:メンバー自身は、全然そういう人たちじゃないんですよね。
MAYU:みんなポンコツなんですよ。
YUKA:だから、メンバーとイメージとのギャップがすごいです。
-最初に「アカルイミライ」のMVを観たときも、すごくクールでかっこ良さがありましたけど、こうして話しているとまた違いますしね(笑)。最初にEMPiREの曲を貰ったときはどんな印象でしたか。
MAYU:すごくおしゃれだなって思いました。今までのWACKの他のグループにはない感じの雰囲気があって。かっこいいって思いましたね。私はPerfumeさんが好きなので、こういうサウンドがきたときに、純粋に"いいな"と思いました。
MiDORiKO:私はあまりエレクトロなサウンドを聴いてこなかったので、どの曲も新鮮でした。1stアルバムも、いろんなEMPiREが見れる作品になったかなって思います。
-特に印象的な曲はありますか。
MiDORiKO:「MAD LOVE」がかわいい歌詞で。これはメンバーが作詞した曲ではないんですけど、歌詞を貰ったときにメンバーが声を揃えて、"この歌詞は自分たちには書けない"って言った曲で。すごく女の子っぽい歌詞なんです。自分たちだったら書けないようなものを、歌詞にしてもらって。新しい、かわいいEMPiREも表現しています。
-メンバーが書いた歌詞の曲も多いですが、それぞれ内側にある思いを綴った曲が多いですね。戦う姿勢もすごく強く感じる。
MAYU:YUKA EMPiREが作詞した「LiTTLE BOY」は、レコーディングが印象的でした。YUKAの歌のイメージを聞いた松隈さんが、それを反映させてくれることもあって。
YUKA:この曲は結構叫ぶ系で考えたんですけど、"じゃあそれで録ってみようよ"って言ってくれて。「LiTTLE BOY」は、普段表には出さない苦悩とか考えを書いた曲なんです。EMPiREはすごく恵まれた環境ですけど、そのぶんプレッシャーもすごくて。みんなど素人なのに、先輩に協力してもらって、最初から観にきてくれる人たちがいてのメジャー・デビューで、すごく嬉しいんですけど、プレッシャーもあって。そういうなかで、みんなが普段思っているんじゃないかなということを歌詞にしました。
-YU-Kiさんは今回、どんな思いを歌詞にしていますか。
YU-Ki:私は、語彙力がないので他のメンバーみたいに上手にぽんぽん言葉が出てこなくて(笑)。あとは性格的にも、悲しい歌詞は書けないです。
MAYU:ポジティヴだからね。
YU-Ki:だめだ~っていう感じになることがないんです。歌詞を書いた「Don't tell me why」は明るめの曲だったので、"一緒に楽しもうよ"って誘っている感じの気持ちで書きました。
-ただ、この曲は結構口調強めですよね(笑)。頭から、"行こうぜどんどん前でて踊りな"と。
YUKA:すごいポジティヴなYU-Kiが、タジタジしてる他の子に向かって、"行こうよ!"って言っているイメージですよね(笑)。
YU-Ki:自信がない感じの人たちを誘って、"そんなの気にしなくていいから一緒にはじけちゃおうよ!"っていうイメージで書いてます。
MAYU:根がパリピ。
-メンバー内での役割も、ポジティヴなYU-Kiさんが引っ張っていく感じ?
MAYU:EMPiREの太陽だよね、YU-Kiは。
YUKA:うん、ポジティヴ。
YU-Ki:結構、第一印象は性格が悪そうに見えるみたいなんですけど(笑)。
MAYU:顔立ちがシュッとしてるからね。
YUiNA:最初は、近寄りがたいと思ってたんですけどね、違いました。
MAYU:優しいんです。他の4人がわりと暗くなりがちなので、そういうときにYU-Kiが、"大丈夫だよ。頑張ろうよ"って空気を良くしてくれるんです。
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