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INTERVIEW

Japanese

indigo la End

2014年04月号掲載

indigo la End

メンバー:川谷 絵音 (Vo/Gt)

インタビュアー:沖 さやこ

-風景描写もより洗練され、そこに人の想いが乗っている歌詞も勿論ですが、音もちゃんと引き算されて、ひとつひとつの音が効果的に響いていると思います。

今までのindigoは結構複雑なことをやっていたことも多かったんですけど、原点に立ち返るというか......バンド・シーンというものに避けてた部分があったんで。意外と。

-"避けていた"というのは。

1年くらい前に列伝ツアーで(※スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2013。indigo la End、WHITE ASH、tricot、グッドモーニングアメリカの4組で全国8箇所を回った)、そのなかで......今のライヴハウスで盛り上がったり、手が上がったりとかすることにそんなに興味がなかったというか。そういう風にならなくてもいいと思っていて。大人が拳を突き上げるようなライヴが僕は好きなので、そんなバンドになりたいと思ってたんですけど。......でも結局、そういうバンドになるためには、そういうシーンを1回通過しなきゃいけない。クラムボンやくるりも1回そういうシーンを通過したうえで今のポジションがあるので。そういう意味でも1回バンド・シーンに入ることは重要だなと思ったんです。今までだったらそこで変拍子になるところを敢えてシンプルに8ビートにしたり。歌をちゃんと伝えられるように、もっといろんな人に聴いてもらえる作品にしたいなと、ちょっと寄り添う、開けた作品を作る意味で。

-なるほど。indigoはそういう先を見据えて活動をしてらっしゃるんですね。

そうっすね。最終目標というわけではないですけど、バンドの在りかた、自分たちの行きたいポジションみたいなものは考えながらやっています。初期の頃は漠然とだったんですけど、バンドを4年やっていて思ったことというか......今はそういうものが明確にありますね。

-Track.3「billion billion」は変拍子と不安定なメロディで、心情を吐露するような歌詞がより響きますが、実際これは絵音さんの心情なのでしょうか?

これは実はいちばん自分の主観と関係ないものなんです。だから今までの作りかたに近くて。曲自体にメッセージ性があって、曲がそう言っているだけで、僕は中には入りこんでいない曲で。そういう曲も1曲は入れたいなと思ったうえで作った曲ですね。

-こういうポスト・ロック風のサウンドで、不安定なメロディだから言葉を呼んだ?

んー、それはちょっとよくわからないですけど。あんまり頭でっかちに"この曲はこういうテーマで"とか"こういう感じにしよう"とか、俺そういうのやらないんです。意外とテキトーなんで(笑)。あんまり考えなくても勝手にまとまるというか、テキトーにやってたらいい感じにまとまるんですよ、僕の場合は(笑)。

-(笑)ドラマティックな楽曲に、コンセプチュアルな作風が多いのでとても意外です。『あの街レコード』は全8曲で、弾き語り曲「あの街の帰り道」やポエトリー・リーディング曲「mudai」などもアクセントとなり、フル・アルバム並みのボリュームになりました。

最初の頃からあった「名もなきハッピーエンド」を基準に作っていったというか。途中まではテキトーに作ってて、最後にアルバムのバランスを考えるときに「染まるまで」という曲を入れたりとか。「あの街の帰り道」はindigo結成当初からあって......というか僕がひとりで作った曲なので僕の曲なんですけど。このアルバムでは8ビートに立ち返ったり原点に立ち返ったから"結成当初に作った曲を今入れたらどうなるんだろう?"と。でもバンドの曲を入れるのはなんか違うなとも思ったんで、自分のソロの曲で、最初からずっとやっている曲を今のタイミングだからこそ入れたくて。

-実際入れてみて、ご自身ではどうお感じになっていますか?

......あんまりなにも感じないですね(笑)。

-(笑)

僕あんまりそういうこと言えないんですよね。深いこと深いこと言おうとするとテキトーだったりして(笑)。