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INTERVIEW

Japanese

グッドモーニングアメリカ

2012年05月号掲載

グッドモーニングアメリカ

Member:金廣 真悟(Vo&Gt) 渡邊 幸一(Gt&Cho) たなしん(Ba&Cho) ペギ(Dr&Cho)

Interviewer:西浦 雅人


-イベント自体の構想としては以前からあったんですか?

渡邊:イベントは2月でしたけど、半年かもう少し前くらいから構想はしていて。どういうバンドを誘おうか、というのはメンバーと話して、そこから出演オファーをしていって、という感じですね。最初は、“自分たちの好きなバンドやお世話になったバンドを先輩後輩問わずたくさん呼んでフェスをやれたらいいね”というところから動き出して。

-イベントをやる上で一番大変なのはブッキングだと思うのですが。

渡邊:そうですね。なんせ(自分たちを除いて)17バンドだったので。正直言って、もっと(ブッキングが)難航すると思ったんです。でも、気持ちを込めて“出てほしいんです”と言ったら、快くOKしてくれるパターンが多くて。出演の告知解禁のタイミングとかはもちろんあったんですけど。だから、大変でしたけど、みんな快く受けてくれて、という感じでしたね。

-イベント当日の雰囲気はいかがでしたか?

渡邊:ソールド・アウトではあったんですけど、イベント自体が早い時間からスタートだったので最初からお客さんが来るのか、とかそういった不安はあったんです。2ステージ制で、最初のステージをNo Regret Lifeとアルカラ、大先輩がやってくれて。その頃からお客さんがパンパンに入ってくれてイベント自体が盛り上がったので、すごくよかったです。

たなしん:途中でお客さんがあまりハケなかったんですよね。終始お客さんが(フロアに)いたし、僕も会場にいて盛り上げてたんですけど。“どーもーっ!!”なんつって(笑)。常にお客さんがいる状態で、それが一番嬉しかったですね。

-今後、2回目、3回目と続けていこうというのはありますか?

渡邊:やれたらいいな、とすごく思いますね。

-これは妄想でいいんですが、2回目を開催するとすれば、“このバンドは呼びたいな”というのがあればそれぞれ教えて下さい。

ペギ:俺は、氣志團!

一同:おおーっ!!

たなしん:氣志團のライヴ、すごかったもんね!Treasure05Xで去年一緒だったもんね。エンターテイナーだったなあ。俺は...冠さんがこの前THICK FESに出てたんですけど、冠さん呼んでみたいですね。フェスだし、盛り上げてくれる方はいいですよね。演奏力もメチャクチャすごかったし。

ペギ:あとは世良さん(世良公則氏)ですね。(※世良氏と、グッドモーニングアメリカの先輩であるGOOD 4 NOTHINGがJAPAN JAM2012にて共演)

金廣:俺は……この間は(こういう人を呼びたいというのが)あったんだけどなあ。現実的に、もうちょっと経ったらやりたいなあと思いますね。

渡邊:俺はパッとは浮かばないんですけど、今年の1発目にアルカラがMCで、僕らが当日精一杯で次回の開催なんて考えてもいないときに“来年も絶対やると思うから、呼ばれなかったら『チクショー!』って言ってやるんです”って言っていたのがすごく印象的だったので、アルカラは呼ばないと“チクショー”って言われちゃうので呼びたいなあとは思いますね。

金廣:仲いい人は全部呼びたいですけどね。色々と考えなくてもいいんだったら。上のステップには上っていきたいので、さっき出た氣志團っていうのはすごいイメージできる一番いいカタチですよね。それくらいのレベルの人たちに話ができたらいいな、とは思います。

-アルバムの話に戻りますが、グッドモーニングアメリカさんは2ビートで駆け抜ける楽曲や「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」のようなダンス・ビートの楽曲も持ち味だと思うのですが、今作はよりエモーショナルな部分をギュッと抽出した「ベテルギウスが消えてしまう様に」という楽曲がアルバムの中で印象的でした。この曲はどういう風に出来たんですか?

金廣:これだけは、スタジオで合わせて出来ました。たなしんが……

たなしん:僕が別の収録から帰ってきたら、出来てたんです(笑)。

金廣:その(帰ってくる)一時間くらい前に(笑)。もともとギター・リフがあって。

ペギ:前の前(のアルバム)くらいからあったギター・リフで、確か2ビートみたいな感じはあって。それでやって……俺はパンク的な知識はあんまりないんですけど、2ビートといえばサビはタテノリというイメージがあって、ギター・リフに合わせて2ビートをやってみてサビをタテノリにしたらそれがいい感じになっちゃったんです。そういうところから大枠が決まりましたね。