Japanese
Mrs. GREEN APPLE
Member:大森 元貴(Vo/Gt) 若井 滉斗(Gt) 髙野 清宗(Ba) 藤澤 涼架(Key) 山中 綾華(Dr)
Interviewer:石角 友香 Photo by 結城さやか
5人だけで小さなスタジオに入って、メンバーにアレンジを投げて詰めていった曲もあります
-「ProPose」は、ビートとピアノのミニマルなアンサンブルだけど、妙に息苦しいのが謎で。
大森:最初から最後まで出てくるピアノとリズムは基本的に打ち込みで、僕がプログラミングしたのが続くんですけど、2番サビが終わったときから4人がほんとにプログレっていうか、拍なんだけど拍じゃないみたいな演奏の仕方で登場してくるので、現代音楽みたいな作り方をしてるんですよね。楽譜にマーカーを引いたところだけみんなで演奏してもらうって方法でやってるので。
-レコーディングを見てみたい曲です。
大森:ピアノの打ち込みとか、僕の声とか、ドラムの打ち込みを全部なしにすると、4人がただただ頭の拍がどこかわかんないまま延々やってるんですよ。それがプログラミングされた機械的な音の中で鳴ってくるから、すごくカオスなんだと思います。
-作り方としては実験音楽ですね。そして「CHEERS」の歌メロも相当面白いです。
大森:あぁ、「CHEERS」はアルバムの中で最後に書きましたね。全部揃ったときにすごく息が詰まったアルバムになったと思ったので。
-そうですか? 後半はそんなことないと思いますが。
大森:新しい方面での間口の広さは絶対に必要だなと思って最後に書いたんですけど、これは、今までの楽曲にはあんまり属さない曲というか、ハウス・ミュージックっぽいというか、デスクトップ・ミュージックというか。ベースも16をサビで刻んでるとか、かなり変な曲ですよね。
髙野:生ベースと、サブ・ベースでシンセ・ベースが鳴ってたりします。ハウスのDTMライクなアレンジだったり、ベースは16分で弾いたり、あんまりバンド・アレンジとして出てこないアレンジなのかなっていうところの面白さとか、あとはスラップのフレーズも出てくるので、そういうところでベースとしてやりがいがすごくあった曲だなっていうふうに思いますね。
-ギリギリやけくそにならずに歩こうみたいな内容がすごく今の気分です(笑)。
大森:(笑)だんだんただ楽しくいこうよっていうのを――それは成長なのかなんなのかわかんないけど、あんま歌うサイクルじゃなくなってきたっていうか。
-最初からわりと歌ってないバンドじゃないですか。
大森:あ、それは嬉しい。それはしっかり見てくれてる人の意見です(笑)。ポップな側面をすごくフィーチャーされたりするから。リスナーもだんだん同じように成長してきたのもあると思うんですけど、単純に5年も活動してれば中学生だった子たちは大学生になるっていうのも含めて、自分が当時語っていた憂いが、ちょっとずつ伝わるようになってきた気もするんです。それもあって「CHEERS」は、"なんかポップなものを書かなきゃな"ってものに追われたわけでもなく、自然体に書いてこういう歌になったので、すごく自然だと思います。
-「lovin'」は、歌詞の側面の新しさもさることながら、大げさな転調など展開がふんだんに盛り込まれています。
大森:これは5人でアレンジした曲なんですけど、8帖から9帖ぐらいの昔からお世話になってたスタジオを借りて、スタッフも呼ばず、5人で入って、ゼロから僕が、"こういうコード感でちょっとニューオーリンズ・ジャズっぽくしたいんだよね"とか、"リズムはこんなので"とかいう話だけをしたんです。あとはわりと4人に投げながら、もうちょっとこうしたいなってディスカッションを連日8時間ずつぐらいしてできた曲ですね。だから、僕だけで作ったら出ないような温かみだったり、転調だったり、その流れはみんなが考えたものが結構出ていると思います。
藤澤:僕と髙野で最初の基盤となるコード感やベース・ラインを作っていって、綾華がそこにビートのイメージや、より細かいフレーズを作っていって、若井のギター・フレーズどうしようか? みたいな。たぶん元貴がひとりで、家でDTMを使ってやってた骨組み作りみたいなものをみんなでゆっくり一緒にやって、本来のバンドの形で時間をかけてやっていきました。面白かったのが、僕らのコード進行とかを聴きながら元貴がパソコンをカタカタやってて、何をやってるのかな? と思ったらコード進行を聴きながら歌詞を考えてる瞬間もあって。そういうのは初めてだったから面白かったです。
若井:今までは大森からリフだったりドラムのフィルだったり、具体的なものを提示されてきたのが多かったんですけど、今回はギターのリフやフィル、キメみたいなものを全部自分たちの引き出しの中から作っていったので、その感覚がすごく新しかったですね。
-歌詞の話で言うと「Circle」の主人公は、DNAを擬人化してるように取ってしまいまして。その視点に立つと俄然尊く感じられるんです。
大森:うん。「Circle」は、自分で書いておきながら、僕も尊いようなというか、神秘的な空気感があるような曲だと感じます。これは、クリックを聴かずに、(藤澤と)ふたりで顔を合わせてせーので録った曲なんですけど、生感強いよね。
藤澤:歌と楽器を同時に録る、ふたりの息遣いだけでやったものが音源としてアルバムに入るっていうのが初めてだったので、その事柄自体は、プレッシャーというか、ドキドキな部分はあったんですけど、"うわ、レコーディングだ。ふたりだけの空気感だ。クリックがない、どうしよう?"みたいなことには全然ならなくて、むしろ、その曲の元貴の息遣いに合わせながら自分がこう弾きたいというのが出てくるレコーディングだったんです。今までの活動の中で、レコーディング以外の部分ではピアノと歌だけになる瞬間がいっぱいあったので、まさしくこれまで培ってきたものが生かされた、『Attitude』に相応しい曲になったなと思います。
-若井さんはこの曲でこういう試みができたなって手応えのある曲は?
若井:僕は「クダリ」ですね。この曲自体は、かなり前からワンコーラスだけである曲で、何回かスタジオでみんなで合わせたんですけど、全然表現しきれないというか、演奏も全然ズタズタでだめだったんです。でも、今回入れることになって元貴がフルを作ってくれて。演奏するうえでいい意味でのルーズ感みたいなものを持ってできるようになって、みんなでスタジオ入ったとき、"あぁ、できるじゃん"ってなったんです。そのいい意味でのルーズ感とか、元貴の息遣いとかを表現するのがすごく大変だし、ギターとしてもソロもあるんで、そういう意味では思い入れのある曲ですね。
-これだけボリュームのある作品を作るとまた消化するのが大変そうです。
大森:そうですね。当分制作はいいかなみたいなのはあります(笑)。ちょっと不安ですけどね。「Attitude」って曲を書いてここまで言っちゃうと、"あ、届いてないんだ"って思ったときに立ち直れない気がする(苦笑)。だから、久々に繊細なアルバムだなって感じますね。曲自体もちろんそうなんですけど、アルバム自体が、繊細なものだなと思います。
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