Japanese
KNOCKOUT FES 2019 spring
2019年03月号掲載
次世代を担う若いバンド、アーティストをブッキングする下北沢のライヴハウス MOSAiC主催のサーキット・イベント"KNOCKOUT FES 2019 spring"が、今年も4月7日に開催される。"ダイヤモンドの原石と出会える場所"というコンセプトを掲げるこのイベントも、今では春と秋の年2回開催が恒例になり、今回で8回目を迎える。会場は下北沢にある10ヶ所のライヴハウス。イベントの開催を記念して、下北沢MOSAiCの店長 森本真一郎氏とスタッフの佐々木拓也氏がおすすめするバンドを迎えた恒例の座談会を実施した。今回はいつかのネモフィラ、osage、This is LAST、ユレニワ、レイラという過去最多となる計5組のバンドのフロントマンに参加してもらい、"KNOCKOUT FES"の魅力に迫った。
いつかのネモフィラ:前海 修弥(Vo/Ba)
osage:山口 ケンタ(Vo/Ba)
This is LAST:あきつぐ(Gt/Vo)
ユレニワ:シロナカムラ(Vo/Gt)
レイラ:有明(Gt/Vo)
下北沢MOSAiC:森本 真一郎 佐々木 拓也
インタビュアー:秦 理絵 Photo by 上溝恭香
-"KNOCKOUT FES"も8回目ということで、この座談会も恒例になりました。
森本:4月7日に開催する"KNOCKOUT FES 2019 spring"をやるにあたって、今回はレイラとユレニワっていう常連組をはじめ、2回目のosage、初登場のいつかのネモフィラとThis is LASTに来てもらいました。Skream!の編集者と相談して、今年注目のバンドに集まってもらっています。年齢で言うと......レイラとユレニワが一番若くて、まだ20歳ですよね?
有明:はい、98年生まれです。
山口:うわー、若くていいですねぇ。
-と言う、osageの山口さんもまだ学生ですよね。
山口:はい(笑)。
-最年長のThis is LASTも25歳という感じですけども。早速、どんなバンドが集まっているのか紹介していければと思います。まずThis is LASTは、去年の12月に開催されたイベント"HAMMER EGG vol.10 SPECIAL"でオープニング・アクトとして出演していましたが、渋谷 TSUTAYA O-EASTのステージで号泣してましたね。
一同:えぇ!?
あきつぐ:そうなんですよ、弟が(笑)。
-ベースのりうせいさんとあきつぐさんが兄弟で、まだ結成したばかりのバンドですね。
あきつぐ:去年の5月に結成したので、できたてほやほやです。
森本:そんなに短いのに、もう話題になってるのはすごい。
あきつぐ:その前まではメタルコア・バンドをやってたんです。
-今はギター・ロック・バンドですけど、どうして形を変えたんですか?
あきつぐ:えっと......メタルコアの打ち上げがキツいんですよ。
一同:あはははは!
あきつぐ:何かしらに火を点けるんです。燃え盛るポテチを何枚食ったかわからないっていう感じがあって。それで擦り減ってたのもあるんですけど、当時付き合ってた彼女に浮気されて、今のバンドに転身しました。
森本:ライヴをやってた界隈も全然違ったんですか?
あきつぐ:そうですね。柏とかでA Barking Dog Never Bitesとかとやってました。
森本:ああ、スクリーモ系のね。
-森本さん、佐々木さんがThis is LASTをブッキングしたいと思ったのは?
佐々木:まだMOSAiCには出てもらったことがないんですけど......。
森本:ライヴハウスの店長さんの激プッシュがあったんですよ。LIVEHOLICの今中さんから、"This is LASTを入れてください"って。
佐々木:SNSの反応もすごくいいバンドですよね。
あきつぐ:ライヴよりもSNSの方が注目されてますよね(笑)。
-まだライヴ自体の経験も少ないですからね。まっすぐな歌詞が魅力なのかなと思いますが、どんなバンドを目指しているんですか?
あきつぐ:歌詞に実体験しか書かないようにしてます。想像して作るんじゃなくて、いかに自分の体験を生々しく書けるかっていうのが自分との勝負なんですよね。
-SNSで話題になってる「殺文句」(2018年8月リリースの会場限定シングル表題曲)も実体験ですか?
あきつぐ:そうです。かなり生々しく書いてるので、恥ずかしいんですけど。
前海:僕も経験した等身大のことしか書けないのでわかります。
-歌詞の"「あなたが一番よ。」"っていうのも、実際に恋人に言われたこと?
あきつぐ:はい。本当に言われたんです。歌の中に言葉を入れるときって、こういう言い回しを変えることもあると思うんですけど、あえて変えないようにしていて。自分の中からスッと出てきた言葉を無理矢理はめちゃうような感じですね。その方がライヴでも無意識のうちに自分を出せると思うので。
-今の若い世代に人気のバンドは、実体験を書くバンドが多いですよね。
森本:そうなんですよね。誤解を恐れずに言うと、昔は男って弱いところを見せるものじゃないっていう感じはあったんですよ。でも、今はいい意味でしみったれたところを出した方が共感を得やすいのかなっていうのはありますよね。なんとなく昭和アングラ・フォークに戻ってきたような感じもする。時代は回ってるなと思います。
-続いて、いつかのネモフィラです。結成時期はThis is LASTと同じぐらいですよね。
前海:去年の3月に結成しました。ずっと関西でバンドをやってたので、まだ東京に来たばっかりで手探りでやってる感じですね。
-いつかのネモフィラは景色が見えるような歌が特徴かなと思います。
前海:それは意識してますね。見たままを言葉に変えて、歌にするようにしてます。
佐々木:前海さんの歌声に芯の強さと優しさを感じますね。MOSAiCには去年の9月に出てもらったんですけど、始まった瞬間にネモフィラ(いつかのネモフィラ)の空気になるんです。
あきつぐ:歌がいいですよね。聴き終わったあとにメロディが耳に残ることはよくあるんですけど、声が残るんですよ。自分の中に余韻として残るのがすごいと思います。
山口:声だけじゃなくて、メンバーにも恵まれていて。僕がライヴを観たときは、15分のセットだったんですけど、アコースティック・ギターとエレキ・ギターを2台持ちでやってたんです。1曲ずつ丁寧に表現するところに、こだわりも感じました。
-中でも「マジックアワー」(2018年7月リリースの1stシングル『眠らないこの街の片隅より』収録曲)がいい曲だなと思います。
森本:あれはいいですね。
前海:あの曲は22~23歳のころ、上京するときに書いたんです。僕は1回就職したんですよ。当時はアコギ1本持って、北海道から沖縄までライヴをしに行ってて。で、やっぱりバンドがやりたくて仕事を辞めたんです。僕、青春っていうのがなかったんですよね。工業高校だったから、女の子もひとりしかいなかった(笑)。だから、高校を卒業するときって、よくヴォーカルの人は"青春が終わった"みたいな曲を書くじゃないですか。でも、僕は書かなかったんです。それを悔やんでたんですよ。で、上京するときに、地元の友達と遊びに行ったりして、当時は一緒にライヴに行っていた友達が全然音楽の話をしなくなって、子供とか仕事のことに話題が変わってるなと思ったときに、"あ、自分の青春は終わったんだな"って気づいたんです。"マジックアワー"は、日没後の空に色が淡く変わっていく時間帯のことなんですけど、その青春が終わっていく様子を「マジックアワー」で表現しました。説明すると、恥ずかしいですね(笑)。
-一度就職をしたあとに改めてバンドに戻ってくるのはエネルギーも必要だったと思うんですけど、そういう人って他にもいます?
あきつぐ:あ、僕もそうです。僕は1回大学に行ったんですけど、バンドをやりたくて2年でやめて。でも、親が心配するから一応就職はしたんですよ。しばらくは夜中にバンドの練習をしてたんですけど、単純に"もっとバンドをやっていたい"っていう欲が勝ってしまって、仕事を辞めました。
前海:僕もいつの間にか全国でライヴをするようになって、そういう場所で友達になった人たちと対バンをするなかで、もう1回バンドをやりたくなったんです。
LIVE INFO
- 2025.11.25
-
打首獄門同好会
Another Diary
すなお
シベリアンハスキー
The Ravens
chilldspot
- 2025.11.26
-
Dios
桃色ドロシー
ザ・クロマニヨンズ
シベリアンハスキー
TENDRE
UVERworld
PEDRO
BLUE ENCOUNT
material club
Mirror,Mirror
Galileo Galilei
chilldspot
- 2025.11.27
-
打首獄門同好会
MONOEYES
Cody・Lee(李)
moon drop
桃色ドロシー
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
ザ・クロマニヨンズ
TENDRE
Another Diary
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
PEDRO
Tempalay
あたらよ
- 2025.11.28
-
Galileo Galilei
優里
BLUE ENCOUNT
go!go!vanillas
怒髪天
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
VII DAYS REASON
Dios
崎山蒼志
凛として時雨
ズーカラデル
コレサワ
SHERBETS
Another Diary
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
ポルカドットスティングレイ
おいしくるメロンパン
sajou no hana
NEK!
CENT
OKAMOTO'S
meiyo
RAY
reGretGirl
- 2025.11.29
-
ビレッジマンズストア
Appare!
YOASOBI
NEE
暴動クラブ
brainchild's
Cody・Lee(李)
キタニタツヤ
優里
くるり
TOKYOてふてふ
MONOEYES
キュウソネコカミ
moon drop
THE BACK HORN
androp
The Biscats
フレデリック
チリヌルヲワカ
怒髪天
eill
LOCAL CONNECT
wacci
LACCO TOWER
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
ドラマチックアラスカ
アーバンギャルド
ねぐせ。
ExWHYZ
UVERworld
フラワーカンパニーズ
愛美
浪漫革命
東京スカパラダイスオーケストラ
BACK LIFT / 魔法少女になり隊 / LEEVELLES / パピプペポは難しい ほか
Bentham
MONO NO AWARE
NANIMONO
カミナリグモ
9mm Parabellum Bullet
PIGGS
- 2025.11.30
-
ビレッジマンズストア
YOASOBI
NEE
TOKYOてふてふ
凛として時雨
キタニタツヤ
崎山蒼志
くるり
キュウソネコカミ
moon drop
SHERBETS
THE BACK HORN
TENDRE
アーバンギャルド
the paddles
秋山黄色
TOMOO
LACCO TOWER
ドラマチックアラスカ
LUCY
ExWHYZ
Maki / SIX LOUNGE / w.o.d. / KUZIRA / TETORA
UVERworld
フラワーカンパニーズ
ポルカドットスティングレイ
NANIMONO
ズーカラデル
ぼっちぼろまる×ポップしなないで×ぜったくん
コレサワ / ヒグチアイ / のん / ひぐちけい
miwa
MONO NO AWARE
Conton Candy
JYOCHO
離婚伝説
- 2025.12.02
-
RADWIMPS
LONGMAN
Dios
RAY
マカロニえんぴつ × DISH//
私立恵比寿中学
GLIM SPANKY
SUPER BEAVER
IneedS
- 2025.12.04
-
TENDRE
LEGO BIG MORL
私立恵比寿中学
SHERBETS
Homecomings
アーバンギャルド
キュウソネコカミ
吉井和哉
Hakubi
- 2025.12.05
-
桃色ドロシー
私立恵比寿中学
moon drop
ポルカドットスティングレイ
ザ・クロマニヨンズ
NANIMONO
eill
Laughing Hick
崎山蒼志
さかいゆう / 望月敬史 / L'OSMOSE(O.A.)
flumpool
とまとくらぶ
Another Diary
岡崎体育
Rei
ズーカラデル
打首獄門同好会
- 2025.12.06
-
キュウソネコカミ
AIRFLIP
ザ・クロマニヨンズ
凛として時雨
OKAMOTO'S
BLUE ENCOUNT
indigo la End / a flood of circle / Galileo Galilei / go!go!vanillas ほか
Cody・Lee(李)
brainchild's
LEGO BIG MORL
NANIMONO
怒髪天
ねぐせ。
CVLTE
UVERworld
eastern youth
キタニタツヤ
優里
Kroi / Jeremy Quartus(Nulbarich) / BREIMEN / luv
flumpool
チリヌルヲワカ
Aooo
Mirror,Mirror
心愛 -KOKONA-
THEラブ人間 / ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / KALMA ほか
フラワーカンパニーズ
Ryu Matsuyama
MyGO!!!!!
- 2025.12.07
-
ぜんぶ君のせいだ。
崎山蒼志
キュウソネコカミ
MOSHIMO
moon drop
ポルカドットスティングレイ
凛として時雨
BLUE ENCOUNT
AIRFLIP
OKAMOTO'S
sumika / マカロニえんぴつ / Kroi / ズーカラデル ほか
NANIMONO
怒髪天
Devil ANTHEM.
ACIDMAN
eastern youth
小林私
UVERworld
優里
秋野 温(鶴)
LACCO TOWER
OAU
the telephones
BIGMAMA
フラワーカンパニーズ
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
トゲナシトゲアリ × RAISE A SUILEN
- 2025.12.08
-
ザ・クロマニヨンズ
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
RAY × きのホ。
ドラマチックアラスカ
PACIFICA
シベリアンハスキー
雨のパレード
never young beach
RELEASE INFO
- 2025.11.26
- 2025.11.27
- 2025.11.28
- 2025.11.29
- 2025.12.01
- 2025.12.03
- 2025.12.05
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2026.01.01
- 2026.01.07
- 2026.01.09
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ザ・クロマニヨンズ
Skream! 2025年11月号














