Japanese
tonetone / RiNGO TONE / ムノーノ=モーゼス / レイラ / No color traffic light(O.A.)
Skream! マガジン 2019年07月号掲載
2019.06.16 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 三木 あゆみ
LIVEHOLIC 4周年イベントの第8日目。この日はジャンルやサウンドの異なる5組が下北沢に集まり、それぞれのロックを響かせた。

オープニング・アクトを務めたのは、茨城県水戸発の4人組ロック・バンド No color traffic light。"LIVEHOLIC 4周年おめでとう! 最後まで全力で! よろしく!"と、意気揚々と挨拶し、清涼感溢れる「隣のスタジオ」でライヴをスタートさせる。たった20分という時間の中で自分たちのすべてを出し切るため、ラストの「螢雪時代」まで全4曲をフル・パワーで駆け抜け、フレッシュなパフォーマンスで観る者を魅了した。

この日いい意味で異彩を放っていたのは、横浜の4ピース、レイラ。「アパートの中で」で始まると、消えてしまいそうなほどの微かなギターの音とポツリと呟くような有明(Gt/Vo)の歌声だけがフロアに響き、なんとも言えない静けさを漂わせた。続けて披露された疾走感のある「Emma」や、"出来るだけ早く忘れてね"というサビが印象的な「エンドロール」では、リアルで切なく、苦しくなってしまうような歌詞を、中性的な声を持つ有明が紡ぐ。ひりついたギター、力強いリズム隊も感情を爆発させ、自身の音楽を聴き手の胸の奥深くに突き刺していった。

ムノーノ=モーゼスは、バンドでの出演が困難になったとのことで、急遽、若月雄佑(Vo)による弾き語りでの出演となった。自らを"TUBEに続く夏バンド"と紹介していたが、その言葉の通り、「胸さわぎのシーサイド」や「シーブリーズ」など、海辺の風景が浮かぶようなナンバーを次々と披露していく。随所で登場する軽やかな口笛や、かき鳴らされるフォーク調のアコギの音、力強くも優しい伸びやかな歌声からは、明るさの中にどこかセンチメンタルな空気も感じられ、青春映画のワンシーンを覗いているような気分を味わわせてくれた。

続いて登場した双子擁する3ピース RiNGO TONEは、キャッチーで爽快な「新しい街」でスタート。笑顔を見せながらエネルギッシュに演奏する姿が眩しく、西野剛史(Gt/Vo)の深みのあるまっすぐな歌声も好調だ。バンドの強みであるコーラス・ワークも見せつけ、ベースとドラムは熱いグルーヴを生み出し、3人ならではのアンサンブルを繰り広げる。「ハートビート」や「バイパス」など憂いを含んだナンバーも披露し、ラストの「ねえ、リリィ」では、剛史がエモーショナルな表情で叫ぶように歌い上げた。

そして、この日のトリを務めたのは、tonetone。カラフルな照明に包まれ、「ギブミーサンシーユー」、「baby star」、「ルーシー」と3曲続けてポップで弾けるようなアッパー・チューンを畳み掛け、爽やかな笑顔で会場をグイグイと惹きつけていく。バラード・ナンバー「あいす」では、さっきまでの明るい雰囲気とは一変し、情感たっぷりに歌い上げる田村友昌(Vo/Gt)の切なげな表情も印象的だった。最後は、センチな歌詞ながら前向きで、背中を押してくれるような「小春」で締めくくった。
[Setlist]
■No color traffic light(O.A.)
1. 隣のスタジオ
2. 末恋
3. メランコリー
4. 螢雪時代
■レイラ
1. アパートの中で
2. Emma
3. SEASIDE
4. 最低
5. エンドロール
6. 戦争が起きたら
7. 透明少女
■ムノーノ=モーゼス
1. 胸さわぎのシーサイド
2. シーブリーズ
3. 消えない会話
4. EASY GO
5. スイートハート
6. ドキドキ(しちゃうね)
7. おやすみ僕の6連休
■RiNGO TONE
1. 新しい街
2. 君とアイロニー
3. あいつは雨のように
4. ハートビート
5. バイパス
6. ねえ、リリィ
■tonetone
1. ギブミーサンシーユー
2. baby star
3. ルーシー
4. ハッピー!
5. あいす
6. オールデイサンシャイン
7. 小春
- 1
LIVE INFO
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
SPRISE
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
- 2025.12.29
-
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KiSS KiSS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
"fractrec presents『OBSCURE TOWER 2025』"
Devil ANTHEM.
The Biscats
TOKYOてふてふ
- 2025.12.30
-
UVERworld
SIRUP / HY / Chara / 木村カエラ ほか
LiVS
RAY
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
KenKen
Another Diary
- 2025.12.31
-
UVERworld
ビレッジマンズストア / 夜の本気ダンス / THE BOYS&GIRLS / セックスマシーン!! ほか
SOIL&"PIMP"SESSIONS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
- 2026.01.03
-
NANIMONO
Poppin'Party
RELEASE INFO
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.12
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号




















