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INTERVIEW

Japanese

MAGIC OF LiFE

 

MAGIC OF LiFE

Member:岡田 翔太朗(Dr) 高津戸 信幸(Vo/Gt) 山下 拓実(Gt) 渡辺 雄司(Ba)

Interviewer:秦 理絵

-あと、今年から2日間で開催するっていうのも大きなチャレンジですね。

岡田:去年、"栃フェス"が終わった帰りの電車の中でスタッフとメンバーで話してたんですよね。来年は2デイズでやってみようかって。

高津戸:規模が大きくなるぶん、いろいろと考えなきゃいけないこともあるんですけど。呼びたいバンドもたくさんいるし、やっちゃおっか! みたいな感じですね。

-フェスの規模を大きくしていく流れもあって、今年は初めてクラウドファンディングの仕組みも取り入れることにもなったんですか?

岡田:今年はもっと"栃フェス"を全国に広めたいっていう気持ちが根底にあったんです。そのためには資金も必要だったりもして。

高津戸:まだまだ地元密着型のフェスだから、これを全国的なフェスにしたいけど、みんなの力も借りるので、慎重にやらなきゃいけないなと思ってるんです。こういうことをバンドマンが発信するのはどうなんだ? っていう話もあったんですけど。それ以上に僕らは"栃フェス"を守りながら、もっと大きくしていきたいというか。1年に一度でいいから、みんなに栃木に来てもらうために、思い切ってチャレンジしてみました。

-私はバンドマンがそういうことを伝えるのもいまの時代には必要なのかなと思いますけどね。特に音楽とかエンターテイメントを提供するのには、ある程度お金がかかるっていうことが、少しおざなりになってしまう傾向があるから。

高津戸:そうなんですよね。やらなければ、お金はかからないんですけど。でも、どうしてもやりたいから、そのためには考えなきゃいけないこともあるなっていう感じですね。

-それにしても、クラウドファンディングのリターンは、メンバーの機材とか衣装も含まれてて、かなり貴重品を大放出する感じでしたね。

高津戸:僕が昔使ってたマイクとかね。こういうのも初めてだから、最初はどうなのかな? と思ったんですよ。"いらないよな?"とか思いながら。

渡辺:くっせーし(笑)。

高津戸:いや、ちゃんと洗ったから! でも、値段とかいくらにすればいいのかまったくわからなくて、他のクラウドファンディングをしている方を参考に調べたり、スタッフと相談しながら......。正直、高いんじゃないかなぁとか思ったけど、すぐに買ってもらってね。なんて言うんだろう......無理をしてもらうのは嫌なんですけど、逆に喜んでもらえたみたいだから、やってみて良かったなと思いますね。

岡田:新しい感覚も知れたので良かったです。

渡辺:あとさ、売れていく順番が面白かったよね。ノブのがもうない! まだ拓実のは残ってるじゃないか! って(笑)。

-最終的にはメンバー全員のアイテムが売れたじゃないですか。

山下:良かった(笑)。俺のだけ売れ残ったらどうしようかと思ってました。

高津戸:僕らは企画に賛同してもらってすごく嬉しいし、それでファンの方々も一緒に作ってるっていう喜びを少しでも感じてもらえたら。

-他に今年の"栃フェス"のアピール・ポイントはありますか?

高津戸:今年もフードコートにはたくさんアイディアを出してもらったので、僕らの地元の先輩方がお店を出したりとかして......食も楽しんでほしいかな。

渡辺:ホールの外も広いよね。

高津戸:あと、駅から徒歩圏内ですから。便利になりましたよ。

岡田:駅から蔵の街とか巴波川も通るので、観光も楽しんでほしいです。

-今年のブッキングの目玉はどのあたりですか?

高津戸:今年は十年来の付き合いがあるircleとかもいますし、最近知り合って、初めて出てくれるバンドも結構多いんですよ。

岡田:第6弾で発表されたパノラマパナマタウンと忘れらんねえよ、ドラマチックアラスカ、BRADIOとかは、最近の対バンが実を結んだブッキングですね。

渡辺:ハロ(Halo at 四畳半)も、がっつり仲良くなったのは最近です。自分らのツアーに出てもらってからなんですよ。

山下:Lenny code fictionとAmelieは昨年仲良くなったんですけど、その時点で昨年のブッキングが終わっちゃってたから、"来年(2018年)出てもらいたい"みたいな話をメンバーではしてましたね。

-久々の出演になるのは、GOOD ON THE REELとSHIT HAPPENINGですね。

岡田:GOOD ON THE REELは初年度に出てもらいました。SHIT HAPPENINGも初年度から2年連続だったんですけど、去年は活動休止してたので呼べなかったんです。"「栃フェス」で復活してくれ!"って言ってたんですけど、さすがに無理でしたね(笑)。

-もちろん皆勤賞組のリズミック(Rhythmic Toy World)と空想(空想委員会)も出ますし、十年来の盟友から新しい仲間まで網羅して、マジックの歴史が詰まった集大成的な2日間にもなりそうですね。

渡辺:たしかに言われてみたら、そうですね。