Japanese
Brian the Sun
2018年01月号掲載
Member:森 良太(Vo/Gt) 白山 治輝(Ba/Cho) 小川 真司(Gt/Cho) 田中 駿汰(Dr/Cho)
Interviewer:沖 さやこ
2017年はフル・アルバム、ミニ・アルバム、シングルをそれぞれ1枚リリースと、ライヴ活動と並行し音源制作も行ってきたBrian the Sun。ミニ・アルバム『SUNNY SIDE UP』の楽曲とシングル曲を含む1年ぶりのフル・アルバム『the Sun』は、陽だまりを連想させるソフトでポップな楽曲が多く揃い、その振り切れ具合はロック・シーンというものを超えた概念が反映されていることは一目瞭然だ。いったいどんな意図があるのだろうか。質問を重ねてひもといていった。
-今作『the Sun』はBrian the Sunの過渡期的作品なのかなと思いました。傾向としては『SUNNY SIDE UP』(2017年7月リリースのミニ・アルバム)の延長線上というニュアンスが強いのでしょうか?
森:というよりは、『SUNNY SIDE UP』は『the Sun』を見据えて作ったミニ・アルバムやったんですよね。なんとなく"ポップなところにいきたい"という気持ちがあったから、まず自分らの内面をわかってもらうような求道的な作品である『パトスとエートス』(2017年1月リリースのメジャー1stフル・アルバム)を作って。こういうマインドを持ったうえでポップなことをやっているんですよ、というのを伝えられないとかっこ悪いと思った。だから『パトスとエートス』や『SUNNY SIDE UP』も、『the Sun』にいくための布石という感じですね。でも『the Sun』よりも先のイメージもしているので、そういう意味では過渡期なのかもしれないですけど。
-では"ポップなところにいきたい"という理由は?
森:ディズニー映画でもジブリ映画でも、1本の映画の中に不穏なシーン、自分の内面と向き合うシーンがあるじゃないですか。それがあるからこそ明るいところとのコントラストができるから、そういう波は大事やなと思うんです。だから"ポップなものを作りたい"というだけのテンションではなく、ここから先も振り子みたいにこっち行ってあっち行ってを繰り返すんやと思います。その振れ幅が自分だけにしかわからないものじゃなく、いろんな人にわかるものであってほしい。
-"自分たちの振れ幅がいろんな人にわかるものであってほしい"と思うようになったのは最近ですか?
森:音楽を始めたころは誰しもが"いろんな人に聴いてほしい"、"作った音楽を褒めてほしい"と思うと思うんですよ。音楽と向かい合っていくとだんだん深いところに行ってしまうじゃないですか。そういうテンションになると、人の目ではなく、自分の満足度を優先しちゃうんですけど、音楽が日常になっていくその先に、イチ人間として"いろんな人に聴いてもらいたい"という気持ちを思い出すことが最近多くて。"ブライアンフェス"(※2017年10月に大阪と東京にて開催した主催イベント"Brian the Sun 10th Anniversary Special「ブライアンフェス」")で自分らの立ち位置みたいなんがわかって、いろんなアーティストとの関わりのなかで、"評価されたい"と思うところはあって。そればっかりを求めているわけでもないけど、その気持ちにもっと素直になってもいいんじゃないか、という心情にはなったのかもしれないですね。
-前回のインタビューでおっしゃっていたことと通じますね。見えたという"自分たちの立ち位置"はどんなものでしたか?
森:"ブライアンフェス"にはTHE ORAL CIGARETTESや04 Limited Sazabysという俺らとは毛色の違うバンドが出てくれて、それぞれが誰に寄せることもなく、本気でやってくれたんです。それを観たあとに自分らがライヴをするという段階で"あ、自分らがやってきたことを自然にやるしかないな"と思ったと同時に、それが一番自分たちが必要とされているところなのかなと思ったんですよ。それはメンバーみんな思ったんですよね。だから立ち位置というか、自分らの戦い方が見えた、という話ですね。
-いままでもそうだったのでは?
森:そうなんですけどね。でも人間なんで、それでも時折焦ったり、不安になったりするんで(笑)。でも"そこしか道がない"という恐怖や焦りではなく、前向きな要素として、これが俺らの正解であり、そこに活路があるということがわかった。より前向きに自分らのスタイルで音楽ができるようになってきたんじゃないかと。
-話は戻りますが、"『the Sun』の先のイメージもある"ということは『the Sun』というアルバムでひとつの作品を完成させるというのではなく、長いスパンの中のひとつの要素として存在するアルバムという捉え方でしょうか。
森:んー......2017年の夏ごろ、正直俺も何を作ったらいいのか、どういう曲を作ってどういうふうに表現していこうか悩んでいて。わざわざメンバー4人が集まって、その周りにはスタッフもおって、俺が曲を作る。そのなかで、やってもやらんでもいいことなら、やらん方がマシなんで、"どういうものを作ったらいいんやろ?"とみんなに相談をしたんですよね。"俺はポップでオーバーグラウンドな、みんなに対してわかりやすいものを作りたい"という話をしたら、治輝が"俺はその路線にすごく興味があるからやりたい"という意見を言ってくれて。だから全体を見据えた設計図があってポンとハメていったというよりは、必然的に、自分らのバンドとしてのタームとして、こういう作品が必要なんじゃないかなという全員の総意でできあがったものですね。
白山:"Brian the Sunとしてどういうことをしていけば一番評価されるかな"というのを考えました。僕はずっと評価されたかったし、もうちょっといろんな人に聴いてほしいなという気持ちがあって。10周年というタイミングで振り返るというよりはその先の10年のことを考えるようになって、どういう方向性の音楽をやっていけばバンドを続けられるかな......と考えて、こういうポップスに行き着きました。売れる大人のポップ・サイドというか。
森:こういうものをいままで出してきてなかったからね。これまではロック色で装飾している感じがあったので。でもロックなサイドもポップなサイドもほんまやし。ポップなものを作って、のちのちはポップなものもロックなものも、もっとぶつけ合ったものを作りたいと思っていて。......何かを作れば、次にやりたいことが出てくるんです。何か作る直前にそれは浮かんでいるので、やりたいことをやっていくと、自然と道が開けていく。だから『パトスとエートス』を作ったときも先のことは見えてはいたけれど、そのときは『パトスとエートス』みたいなことがやりたかったから、先のことは見ぃひん、みたいな(笑)。自分らがどこに行きたいかというイメージはなんとなく浮かんでいて、そこに行くために道を選ぶというか。スーパーに牛乳買いに行きたいから、家を出たら右に曲がる――とかそういう次元の話ですね。手探りで牛乳を探すのではなく、牛乳を売ってるのは近所のライフ(※スーパーマーケット)やな、みたいな(笑)。
LIVE INFO
- 2024.03.19
-
神はサイコロを振らない
BIGMAMA
MyGO!!!!!
怒髪天
WurtS
EASTOKLAB
eill
XIIX
milet
East Of Eden
the chef cooks me
- 2024.03.20
-
神はサイコロを振らない
Mr.ふぉるて
いきものがかり
怒髪天
yama
BUMP OF CHICKEN
MAGIC OF LiFE
CRYAMY
AJICO
SUPERCHUNK × NOT WONK
SHE'S
UNCHAIN
Galileo Galilei × BBHF
Tsukasa Inoue
GLIM SPANKY
れん
シノダ(ヒトリエ)
WurtS
Hakubi
ZAZEN BOYS
ザ・クロマニヨンズ
DURAN
秋山黄色×石崎ひゅーい
Amber's
竹内アンナ
TOOBOE
milet
Hello Sleepwalkers
the chef cooks me
- 2024.03.22
-
"HY SKY Fes 2024"
怒髪天
Mr.ふぉるて
さかいゆう
シノダ(ヒトリエ)
キュウソネコカミ
yama
クジラ夜の街
マルシィ
MyGO!!!!!
Creepy Nuts
FABLED NUMBER
a flood of circle
Base Ball Bear
TAIKING
Hakubi
Age Factory
Absolute area
PEDRO × MONO NO AWARE
スピラ・スピカ
ORCALAND
シンガーズハイ
ズーカラデル
- 2024.03.23
-
ヤバイTシャツ屋さん
"HY SKY Fes 2024"
怒髪天
クジラ夜の街
yama
眉村ちあき ※振替公演
ORCALAND
AJICO
原因は自分にある。
Tsukasa Inoue
indigo la End
King Gnu
ExWHYZ
TAIKING
SUPERCHUNK × NOT WONK
EASTOKLAB
Base Ball Bear
MAGIC OF LiFE
Laughing Hick
Creepy Nuts
sumika
東京初期衝動
大塚紗英
フラワーカンパニーズ
"ツタロックフェス2024"
マカロニえんぴつ
Uniolla
離婚伝説
めいちゃん
THE BACK HORN
SUPER BEAVER
虎の子ラミー
TENDOUJI
- 2024.03.24
-
"HY SKY Fes 2024"
眉村ちあき ※振替公演
にしな
いきものがかり
ハンブレッダーズ
MAGIC OF LiFE
さかいゆう
JYOCHO
sumika
indigo la End
東京初期衝動
KiSS KiSS
"ツタロックフェス2024"
Ivy to Fraudulent Game × osage
マハラージャン
cinema staff
GLIM SPANKY
SUPERCHUNK × NOT WONK
めいちゃん
SUPER BEAVER
Newspeak
- 2024.03.25
-
Base Ball Bear
怒髪天
ザ・クロマニヨンズ
SUPERCHUNK
- 2024.03.26
-
神はサイコロを振らない
挫・人間
reGretGirl
- 2024.03.28
-
Hakubi
神はサイコロを振らない
レイラ
リーガルリリー
yama
LEGO BIG MORL
WurtS
- 2024.03.29
-
ORCALAND
いきものがかり
レイラ
BIGMAMA
Mr.ふぉるて
the McFaddin
yutori
Mega Shinnosuke
FABLED NUMBER
Creepy Nuts
佐々木亮介(a flood of circle)
Panic Monster !n Wonderland
Tsukasa Inoue
The fin.
CVLTE
マルシィ
- 2024.03.30
-
キュウソネコカミ
MAGIC OF LiFE
シノダ(ヒトリエ)
神はサイコロを振らない
04 Limited Sazabys / My Hair is Bad / go!go!vanillas ほか
フラワーカンパニーズ
ヤングスキニー
ザ・クロマニヨンズ
Laughing Hick
KANA-BOON ※開催中止
東京初期衝動
BUMP OF CHICKEN
夜の本気ダンス
夜の本気ダンス
Mega Shinnosuke
にしな
This is LAST
the telephones
yama
SEKAI NO OWARI
GLIM SPANKY
SHE'S
kobore
Base Ball Bear
Subway Daydream
TAIKING
People In The Box
マカロニえんぴつ
AJICO
ハク。
MAN WITH A MISSION / サンボマスター / ACIDMAN ほか
indigo la End
Saucy Dog
- 2024.03.31
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
東京初期衝動
ヤングスキニー
ORCALAND
フラワーカンパニーズ
神はサイコロを振らない
sumika / THE ORAL CIGARETTES / SiM ほか
MAGIC OF LiFE
いきものがかり
ザ・クロマニヨンズ
ズーカラデル
Mr.ふぉるて
BUMP OF CHICKEN
超能力戦士ドリアン
リーガルリリー
yutori
the telephones
odol
挫・人間
yama
moon drop
SEKAI NO OWARI
This is LAST
People In The Box
マカロニえんぴつ
原因は自分にある。
さかいゆう
怒髪天 / GLAY / さだまさし
Saucy Dog
- 2024.04.02
-
神はサイコロを振らない
SCANDAL
- 2024.04.03
-
ハク。
ヤングスキニー
indigo la End
RELEASE INFO
- 2024.03.20
- 2024.03.22
- 2024.03.27
- 2024.03.28
- 2024.03.29
- 2024.03.31
- 2024.04.03
- 2024.04.05
- 2024.04.07
- 2024.04.09
- 2024.04.10
- 2024.04.17
- 2024.04.21
- 2024.04.22
- 2024.04.24
- 2024.04.26
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
MGMT
Skream! 2024年03月号