Japanese
GANG PARADE × 超能力戦士ドリアン 座談会
2025年03月号掲載
2025年6月18日にリリースが予定されている、ギャンパレ(GANG PARADE)のメジャー3rdアルバム『GANG RISE』。本作に収録される新曲「So many members」を、"歌って踊って笑顔で帰ろう!"をキャッチコピーに掲げる3ピース・ロック・バンド 超能力戦士ドリアンが提供した。これを記念して、Skream!ではギャンパレ選抜メンバーとドリアン(超能力戦士ドリアン)の座談会を開催。楽曲の制作秘話や、お悩み相談等、和気あいあいとした空気で話してもらった。
GANG PARADE (L→R):ヤママチミキ ユメノユア ユイ・ガ・ドクソン 月ノウサギ ココ・パーティン・ココ キャン・GP・マイカ
超能力戦士ドリアン (L→R):やっさん(Gt/Vo) おーちくん(Dance/Vo) けつぷり(Gt/Cho)
Interviewer:宮﨑 大樹 Photographer:藤咲千明
-ギャンパレとドリアンと言えば、"ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN'24"でツーマンをしていますよね。月ノさんはそのときのMCで"この世で一番GANG PARADEと相性がいい!"と言っていたそうで。
月ノ:たしかに言いました(笑)。
ココ:厚かましい(笑)。MCでも"厚かましいぞ"って言いました(笑)。
-(笑)どういうところで相性の良さを感じたんですか?
月ノ:ライヴで作るお客さんとの一体感。私たちは、"みんなの遊び場"をコンセプトに、お客さんと一体感のあるライヴを作ろうと思ってるんですけど、ドリアンさんからはそこに近しいものを感じて嬉しくなって言ったんです。
ココ:ドリアンさんって毎回対バンのときに(対バン相手をテーマにした)新曲を作って来てくださるんですけど、ギャンパレにもその日限りの新曲を作って来てくださったんです。当日はリハから見学させていただいたんですけど、みんなでワクワクしながら座って観ていました。ドリアンさんとの対バンは、あのツーマン・ツアーの中でも特に思い出深かったです。
-やっさんは対バンをする前にはWACK所属アーティストに対して偏見があったそうですね。
やっさん:あの......ちょっと怖くて(笑)。京都のフェスでWACKの他のアイドルと一緒になったときに、そのファンの人から帽子を投げ付けられたことがあったんですよ(笑)。
ユア:え!?
ココ:すみません......。
やっさん:そんなこともありつつ、WACKってどっちかというとヒールのイメージだったんで。光か闇かやったら闇のアイドルのイメージだったから、リハをあんなに観てくれるとは思っていなかった。ライヴは初めて観たんですけど、ほんまにファンの人を巻き込んだ"遊び場"だったんです。しかも終わってから遊び人(※GANG PARADEファン)の人が(SNSの)フォローをしてくれて。これって珍しいんですよ。バンド側のファンってなんでも好きなミーハーな人が多いんですけど、アイドルのファンの人ってアイドルが好きだから、基本的に他のものに興味を持たないというか。自分自身もアイドルを好きだったときにそうだったし、そういうイメージだったんですけど、ファンの人も受け入れてくれた感じやって。そういう意味では、たしかに相性が一番良かった感じがしました。
-今回、ドリアンからギャンパレへ新曲「So many members」の楽曲提供がありましたけど、きっかけはまさにその対バンですか?
やっさん:そうですね。後日メールをいただきまして。僕等がちゃんとハマったんやなって(笑)。
ドクソン:対バンが終わってすぐにスタッフさんに"作ってほしい!"、"絶対に頼んで!"と言っていたんですよ。
マイカ:そう。それから後日スタッフさんに"本当に頼んでくれましたか?"、"絶対に逃さないで!"って(笑)。
-今までもバンドとの対バンはあったと思うんですけど、その中でもドリアンは特別だったんですか?
ココ:新体制になってからいろんなバンドさんと対バンさせていただく機会が増えたんですけど、その中でも遊び人がドリアンさんのライヴを観て特に楽しそうだったんです。その姿を観たときに、ドリアンさんにギャンパレの楽曲を作ってもらったら、すごく楽しいものになるだろうなと感じていました。
やっさん:あの日はFOB(FOB企画)という北陸のイベンターのスタッフさんがたまたま観にきてくれていて。その日のライヴが良くてかどうか分からんけど、ライヴを観てくれた結果として、僕等は今年の"ミリオンロック(百万石音楽祭2025~ミリオンロックフェスティバル~)"に誘ってもらったんですよ。だから客観的にもいい日やったんやなって。フェスが決まるくらいのいい日やった。
-楽曲提供でいわゆる自己紹介ソングを書くのは珍しいことだと思うんですけど、どういう経緯でそうなったんですか?
やっさん:スタッフさんとのリモート打ち合わせがあって、そのときに細かく要望を言ってくださったんです。"ライヴの前半にやれるような明るい曲がいい"とか、"自己紹介ソング的なやつがいい"とかいう希望をギャンパレサイドから貰っていて。その中で"曲調はどういうのがいいですか?"、"こういう歌詞はNGですか?"みたいなことをその場で話してから作った感じです。こっちの創作というよりは、クライアントの要望通りに作った感じですけど、もちろんその中に自分たちの色は入れました。で、その要望が固まっていることがすごいなと思って。"ドリアンさんっぽく"みたいな、周りの大人がざっくりしてることが多いイメージなんです。そうなると、僕等も振り幅がすごいので"ドリアンっぽいってどの曲?"みたいになるんですけど、ギャンパレはスタッフ陣がしっかりしているチームなんだなという印象がありましたね。
-制作の取っ掛かりはどこから?
やっさん:僕等は自分等の曲も含めて基本的に詞先なんです。全部僕が歌詞を書いて、鼻歌でメロディを録ってけつぷりに送るので、僕がやらないと始まらなくて。今回は打ち合わせの時点で納期が近かったんですけど、さっき言ったように打ち合わせが具体的だったので、打ち合わせが終わった15分後にはもう歌詞を書いて鼻歌を録って送っていたんです。
-それは爆速ですね。歌詞を読んで思ったのは、やっさんのアイドルに対する造詣が深いというか、ちゃんとアイドル文化を理解しているなと思ったんですよ。
やっさん:ありがとうございます。もともとでんぱ組.incのオタクやったんで。あとメタいことを歌詞にするのが好きなんです。そういうお笑いが好きなので得意な分野でしたね。
-ギャンパレメンバーは「So many members」を聴いてどう感じましたか?
マイカ:私たちって人数が多いから、ライヴのMCで自己紹介するとそれだけで5分とか使っちゃって、曲をもっとやりたいのに泣く泣く曲を削ってライヴに出ることが多いんです。この曲は間奏でドリアンさんがメンバー1人ずつの名前を言ってくださっているから、自分たちで自己紹介をしなくていい曲ができたのはすごく嬉しい。これで自分たちで自己紹介する時間がなくなる!
やっさん:ほんまに? それを楽しみにしてるお客さんいると思うけどな(笑)。
ミキ:でも自分たちで言ってるテンポもあれぐらいなので(笑)。
ココ:ライヴによっては名前を言わない日とかもあるんですよ。本当は毎回自己紹介したいんですけど。なので、この曲は本当にありがたい。
-1回聴いただけでライヴでどう盛り上がるのかを想像できるところが、この曲のポイントですよね。推しへ指を差したり、手を挙げたり、"オイ! オイ!"言ったりするんだろうなって。
やっさん:自分等の曲とかライヴでは、初めての人でも入って来られるように意識して曲や構成を決めていたり、振付を入れていたりするんです。でも、アイドルって基本的に魅せる職業だから、振りコピの難易度が高くなるじゃないですか。そうすると振りコピをやっている人とやっていない人に分かれて、そこに温度差が生まれたり、後ろのほうで観ている人は"ちょっと前のほうは怖いな......"みたいな感じになったりするんです。だから、参加しようと思ったら全員が簡単に参加できる作りにしたいなぁという気持ちがあったので、曲の構成とか歌詞をそういうふうにしましたね。自分等の成功例を落とし込みたいなって。
-"ギャンパレの人数の多さ"というのが歌詞の大きなテーマですよね。歌詞にあるように"沢山居るから流石に/1人くらい推しを見つけられる"のはメリットだと思うんですけど、人数が多いメリットって3ピースのドリアンから見て他に何があると思いますか?
けつぷり:メリットかぁ......。
ミキ:なさそう(笑)。
けつぷり:正直個人的にはないと思っていたんです。少ないほうがいろんな面で簡単というか、人数が多いとお金もかかるし。
ミキ:それは本当にそう。
けつぷり:メンバーが多くて成功しているような例が自分の知っている限りではなかったので、難しいんじゃないかなとは思っていたんです。ステージングとか難しいやん? それこそ自己紹介にも時間がかかるし、できることよりできひんことのほうが多いという印象で。だけど、歌に関しては11人全員の色が明らかに違ったので、多ければ多いだけ華やかになっているんです。なので、音楽のところに関してはメリットになるのかなと楽曲を作る身として思いましたね。ただ、活動としては......。
ドクソン:あんまいいことない。
月ノ:正直すぎる(笑)!
ユア:楽屋も狭いし、トイレも並ぶ。
ミキ:コンセントも取り合いになる(笑)。
ココ:でも、いいこともあって。例えばメイクポーチを忘れたりするじゃないですか。そうすると誰かが絶対に同じものを持っているんです(笑)。だから忘れものをしても大丈夫。あとは割り勘が安い(笑)。
マイカ:ライヴではメンバーを持ち上げたりもできますね。
-ファン目線だと、人数が多いと推しの歌割が少なくなる問題もありますよね。
ココ:それはありますね、避けられない。でも一球入魂で、そこに命を懸けてやってます。
ユア:5、6人のグループでもメイン1人で他の子が少ないとかがあるから、一概には言えないですけどね。
マイカ:うん。そういう意味ではギャンパレは人数が多いわりに平等なほうではあるかな。
けつぷり:それは思うな。俺等は3人でもやっさんばっかり。
やっさん:(笑)取材とか特にそうっすね。
けつぷり:そう思ったら(ギャンパレは)誰かに偏るとかがないから、他より平等感があるな。たしかに。
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