Japanese
GANG PARADE
メンバー:カミヤサキ ユメノユア テラシマユウカ
インタビュアー:宮﨑 大樹
2020年1月3日、GANG PARADEからカミヤサキが脱退することが発表された。前身グループとなるプラニメ時代からの唯一のオリジナル・メンバーであるカミヤサキ。彼女の脱退は、否応なしに今後のギャンパレ(GANG PARADE)を語るうえでの大きな転機となるだろう。そんな彼女たちが、両A面配信シングル『涙のステージ/FiX YOUR TEETH』をリリース。サウンド・プロテューサーである松隈ケンタと、ヒャダインこと前山田健一の豪華タッグで制作された本作に迫るとともに、カミヤサキ、ユメノユア、テラシマユウカに今の胸中を明かしてもらった。
今はラスト・ステージに向けて、次のGANG PARADEに繋げていけたらいいなと思っています
-1月3日にサキさんの脱退が発表されました。発表から1ヶ月、周りの反応も含めて、改めて今どんな気持ちですか?
サキ:ファンの方には悲しんでくださっている方もいましたし、改めてお手紙とかをいただきました。自分が思っていた以上に、これまでの活動の中に生きがいを見いだしてくださっていた方が多かったんだなっていうのは感じましたね。発表したことでみなさんに伝えるまでのモヤモヤした期間が終わって、今はラスト・ステージに向けて、"前向きな気持ちで"って言ったら変ですけど、次のGANG PARADEに繋げていけたらいいなと思っています。
-そもそも脱退を意識し始めたのはいつごろだったんですか?
サキ:(BiSとの)トレードが終わったあとくらいに、渡辺(淳之介/マネージャー)さんと辻山(現場マネージャー)さんとかに相談した時期が実は一度あったんです。そのときはパニックだったというか、トレードが終わって、またGANG PARADEとして始める前にやめようとしていたくらいだったんですけど、それはちょっと違うなと思って。だから、そのときと今とでは、"脱退"という言葉の捉え方が全然違うなとは思っているんです。最初のきっかけになったそのときは、"BiSでやってきた経験をGANG PARADEに生かさないとな"っていう想いでやってきました。だけど、そうして約2年間活動していくなかで、そのときの衝動的な"やめたい"とはまた違う、"昔の自分だったらグループにとってもっといいエネルギーを生み出せたんじゃないかな?"とか、そういうことを思う時間が増えていったんです。それも一過性の感情かなとも思ったんですけど、なかなかそうはいかず......。当時よりも長い時間をかけて考えていったんですけど、中野サンプラザ("PARADE GOES ON TOUR")が終わったタイミングで改めてもう1回ちゃんと考えてみて、今回の決断にという感じでした。
-サキさんのそういう変化に気づいていた部分もありました?
ユウカ:そういう話をサキちゃんからされたことが1回あったんです。去年の9月か10月くらい、ツアー中にいろいろなことを考える機会があって、メンバー同士で話し合いをしていました。そのときに、サキちゃんがそういうことを考えた時期があったって聞いたんです。それで"いつかは訪れることなんだろうな"というか、言い方は違うかもしれないけど、覚悟してたところもありました。でも、やっぱり寂しいし、サキちゃんに引っ張ってもらう形が私たちの中で当たり前になっていたというか、もっと私たちが引っ張る側になれたら何か状況が変わっていたのかなとか思ったりしたんです。だけど、私たちはライヴをする立場だから"お客さんを楽しませたい"っていうのが一番にあるので、そんな寂しさを引きずっていてもしょうがないと思うし、決まったことは決まったことなので......。前のツアー中に、遊び人のみんなが日々大変なことを乗り越えて私たちのところに来てくれていることとか、私たちが思っている以上に心の支えにしてくれてることを感じたので、今は、5月22日まで"みんなの遊び場"っていう場所を、変わらずに続けていきたいと思っています。
-ユアさんはどうですか?
ユア:そういうことを頭でちゃんと考えたことがある人は、いずれはやめるのかもしれないなとは思っていたので......。でも、自分の想像していた時期よりは早かったから、それには驚いたというか、"あ、今なんだな"って、正直残念に思ったんです。サキちゃんに対する気持ちはいろんなものがあるけれど、"GANG PARADEは、サキちゃんがいなくなってからも終わらせない"っていう決断を、スタッフさん、メンバー、全員で選んでいるので、あんまり"サキちゃんがいなくなるからこうだ"とか、"いつまでがこうだ"っていうよりも、これからのGANG PARADEをどうしていきたいかのほうを私はすごく考えている感じですかね。
-なるほど。
ユア:そこにはサキちゃんがいないし、その事実は悲しいし、いろんな気持ちがあるけど、そればかりにとらわれてはいられないというか。その先を見ていないと、お客さんもサキちゃんがいる期間で燃え尽きちゃう可能性もあるだろうし、"やっぱカミヤサキがいるGANG PARADEだった"っていうので終わってしまうことが、私は一番嫌なんです。脱退について考えていないことはないけど、私は先のことを考えています。
"こんなにも楽しそうに私たちのことを心待ちにしてくれている人がいるんだな"って実感した中野サンプラザだった
-11月4日、中野サンプラザ公演のアンコールで、みなさんが抱えている苦しみを涙ながらに語る映像が流れたじゃないですか。衝撃的ながらも、ツアー・ファイナルを通して、また強くなったギャンパレがこれからも進んでいくんだなと思っていたタイミングでの脱退発表で、正直驚いていたんですよ。ライヴ自体もとても良かったですし、あの日はどんな気持ちで臨んでいたんですか?
サキ:"PARADE GOES ON TOUR"は、GANG PARADEのこれからに対してもそうだし、自分のこれからに対してもすごく考えさせられるツアーでした。ファイナルの中野サンプラザ直後に、"何がGANG PARADEにとって一番いいのか考えてみたほうがいいと思う"と、スタッフさんが全員に話してくださって。そういうつもりでは言ってなかったと思うんですけど、それがきっかけで自分ももうちょっと真剣に考えないといけないなって感じてからの決断だったんです。なので、11月4日の時点ではどちらかというと、"アンコールの映像の印象をどれだけライヴ本編で払拭できるか"とか、純粋に初めてのホール・ワンマンだったので、"お客さんにちゃんと楽しんでもらえるように"っていうところを重視していたのかなと思います。
ユア:あのライヴはあっという間で。それは私の中ではあまり良くない意味でのあっという間だったんです。もちろん一瞬一瞬はできることをやっていたんです。言葉にするのは難しいんですけど、感覚がいいときのあっという間とちょっと違って。それを踏まえて考えた結果、自分の中では、私たちはそこ止まりというか、その先が見えるほどのステージではなかったのかなって思うんですよ。あのステージは、みんなが連れてきてくれた場所であって、自分たちが似合うというか、先が見えるほどの力を持ってあの場所に立てていなかったのかなって。たぶんそれができていたら、今決まっている段階の未来も違っていただろうし、自分の手応え的にも感覚が違っていたんじゃないかなと。次のツアー(2020年4月から5月にかけて開催する"MY FIRST HALL TOUR")もファイナルが中野サンプラザなので、私の中ではリベンジ的な意味もあるんです。GANG PARADEにとっても、中野サンプラザ止まりではなくて、"もっと大きいところで"と思ってもらえるライヴを今度こそは作りたい。それができるツアーにして全国を回りたいなと思っています。
-そういったライヴの手応えは、GANG PARADE共通のものでした?
ユウカ:反省点が多くて、課題が見つかったツアーでした。ホールに対して、ライヴハウスとは違うって思いすぎていたんですよ。ホールとライヴハウスは違うんですけど、"音の聴こえ方が違うから"とか"客席が段になっているからどこを見なきゃ"とか、良くない方向、変な方向に意識しすぎてしまったのかなと今になって感じています。"もっとホールの良さを生かせたんじゃないか"という反省と、次のホール・ツアーに対しての課題が見つかったなと。
-ホールという点においてのチャレンジが多い公演だったと。
サキ:そうですね。新しい方向性での見せ方にチャレンジしようとした結果、上手くまとまりにいっちゃった気がしていて。そこはユユ(ユウカ)が言っていたように、ホールってことを意識しすぎることなくやるべきだったかなと。
ユウカ:で、そういう反省ももちろんあるんですけど、オープニングから涙を流してくださっているお客さんがいたり、客席から登場する演出を初めてやって、ライヴとは違う目線でお客さんの顔を見ることができたりしたのがすごく印象的でした。こんなに間近で、同じ目線でお客さんの顔を見ることはライヴ中にないので、"こんなにも楽しそうに私たちのことを心待ちにしてくれている人がいるんだな"って。そういう大切さをめちゃくちゃ実感した中野サンプラザだったなと思います。
ギャンパレの曲を聴いていくなかで1回立ち止まりたくなるような、吸い付くような曲
-さて、ここからは1月29日に配信限定でリリースされた『涙のステージ/FiX YOUR TEETH』について聞いていきます。両A面の2曲とも、松隈ケンタさんとヒャダインこと前山田健一さんの共作ということで、豪華なタッグが実現しました。さらに「涙のステージ」は、ギャンパレでは初めて松隈ケンタさんだけの作詞ですよね。
ユア:そうなんですよ。松隈さんと渡辺さんの共作はあったんですけど、松隈さんだけの歌詞は初めてです。
-まっすぐな言葉で書かれていますが、タイミングとしてはサキさんの脱退が頭をよぎる部分もあって。
サキ:この歌詞が来たときは......ビックリしましたね......(笑)。
ユウカ:脱退の話を聞いてから「涙のステージ」の歌詞を見て、"えぇ!?"ってなりました。
サキ:歌詞をいただいたときは、みんなには報告はしていない段階だったけど、決断はしていたんです。なので、そのまんまというか、この通りの感情でした。レコーディングはヒャダインさんがヴォーカル・ディレクションをしてくださったので、鬼のように緊張してしまって涙を流す暇はなかったんですけど、聴いたときはすごく刺さる歌詞だなと思いましたね。自分を投影しすぎるのもアレなんですけど、その時期のことを思い出す歌詞だなと個人的には感じました。
ユウカ:脱退のことをまったく知らなかったときは、上手くいかないことがあったりとか、ライヴで自分の思うようにできなかったりしたときの、悔しい気持ちを抱えながら家に帰る道のりが思い浮かんで。今までの私たちの歌詞って、お客さんにも投影できるものが多かったんですけど、この曲はステージに立っている人に刺さる歌詞なんじゃないかなと。いろんなアーティストさんにも聴いてほしいです。
ユア:私は、"松隈さんがギャンパレを想って書いてくれたんだな"と思って、嬉しい気持ちが強かったですね。いつもの松隈さんが仮歌の段階で書いている歌詞って、ギャンパレのことを想って書いてくれてはいるけど、これでFIXだと思ってやってるというよりは、ギャンパレにあった出来事や、ザックリしたイメージをかいつまんで入れてくださっているんです。だけどこの曲は、松隈さんが"これでいこう"って思って最初から書いてくれたから、その想いが歌詞からも読み取れるし、"ギャンパレのことをこんなふうに想ってくれているんだな"って改めて実感しました。松隈さんとの関係性を改めて感じる1曲になりましたね。
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