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INTERVIEW

Japanese

GANG PARADE

2018年09月号掲載

GANG PARADE

Member:カミヤサキ ヤママチミキ ユメノユア キャン・GP・マイカ ココ・パーティン・ココ テラシマユウカ ユイ・ガ・ドクソン 月ノウサギ ハルナ・バッ・チーン

Interviewer:宮﨑 大樹

"みんなの遊び場"をコンセプトに活動する9人組愚連隊アイドル GANG PARADEが、新体制2作目となるシングル『CAN'T STOP』をリリース。今までは自分たちのことを歌うことが多かったという彼女たちが"全世界のみんなに向けた優しい気持ちになれる曲"と語る表題曲や、毎回楽しませてくれる斬新なカップリング曲について、さらには夏フェスの思い出やZepp Tokyoで開催するツアー・ファイナルに向けた想いも交えて、メンバー全員に話を訊いた。インタビュー中にとあるメンバーが見いだした新境地"赤ちゃんスーパーマン"とは?

-前回Skream!に登場(※2018年6月号)してからの活動を振り返っていきたいのですが、直近だと8月4日の"TIF"("TOKYO IDOL FESTIVAL")がありました。セットリストも「Plastic 2 Mercy」をWACK(※所属事務所)恒例の5連続でパフォーマンスしてからの「BiSBiS」(※BiSの楽曲のカバー)でしたよね。特に「BiSBiS」には特別な想いのあるメンバーもいたかと思いますが、どんな気持ちで臨んだか、ステージの感想なども含めて聞かせていただけますか?

サキ:自分は元BiSだったのもあるし、昨年1年間はトレードでBiSにいた(※2017年4月から2018年3月までカミヤとBiSのアヤ・エイトプリンスがレンタル・トレードとして、カミヤはBiS、アヤはGANG PARADEのメンバーとして活動していた)ので、1年間ギャンパレ(GANG PARADE)のメンバーと一緒にいなかったぶん、これから埋めていかないといけない部分や、みんなで感じ取っていかないといけない"言葉にしなくても繋がっている想い"とか、これから必要だなって思っていた部分がありました。そのタイミングで今回「BiSBiS」を歌ったことで、ライヴの中でメンバーと繋がれた瞬間があったなって思います。お客さんともそうだったんですけど、自分的にもすごくいい気持ちで「BiSBiS」を歌えたし、1年間いなかったときの時間もそこで取り戻せた気がしました。9人でグッと固まった感じをすごく実感できたし、「BiSBiS」を歌っていてもBiSにいた自分を忘れてGANG PARADEとして歌うことができたので、それはすごい嬉しかったし、このメンバーで歌えて良かったなって思いました。

ココ:楽曲コラボっていうのは今まであまりなくて、今回"TIF"という大きな舞台でWACK全体がやらせていただいたんですけど、ただのカバーじゃないものにはできたんじゃないかなっていうのは思っています。BiSオーディションに落ちたメンバー(ココ、ユウカ、ドクソン)は、オーディション内のカリキュラムの中で「BiSBiS」の振付を作るっていうのがあったのですが、もしかしたら自分たちが歌えるはずだった、というところまでいっていたので......。それをWACKに入って正式に歌えたっていうのはすごい感慨深かったし、サキちゃんや今のメンバーとオリジナルのフォーメーションと歌割りで歌えたっていうのは、不合格になって2年間頑張ってきたのがあったからこういう場を設けてもらえたんだなと。夢があるなって思って、いろんなことを思い出しながら歌いました。

ドクソン:"あ~!"ってビックリしたのが、「BiSBiS」を歌うことを目指していた当時よりも歌詞の内容とか世界観っていうのがすごいしっくりくるというか、歌に入り込めました。すごく"わかるー"っていう気持ちになって。"私たちはGANG PARADEとしてやってきたけど「BiSBiS」の歌詞にも寄り添える"って思って、それが不思議でした。ぐっときたというか、単純に歌える未来が来たことに驚いて、嬉しくて、楽しかったです。

月ノ:合宿(※2018年3月に実施されたWACKの合宿型オーディション)の課題曲6曲の中に「BiSBiS」があったんですけど、合宿がふと思い出される曲が私の中では「BiSBiS」なんです。"TIF"では"HOT STAGE"でやらせていただいたんですけど、お披露目ライヴをした思い出のZepp DiverCity(TOKYO)のステージで思い出の曲を踊れるっていうのが本当に嬉しくて、今までのライヴで一番楽しかったですね。

-先ほども触れましたけど、「Plastic 2 Mercy」を5連続で披露するのはWACKの"TIF"での恒例になりつつありますが、メンバーのみなさんはこういうセットリストで臨むことに普段のライヴと違う気持ちになるものなんですか?

サキ:うちらは5回あるっていうのは忘れて1曲目から"死ぬぞ"っていう気分で、みんなで確認じゃないですけど"そうだよね"、"死ぬよね"みたいな感じで話してから臨んではいます。でもそんなに特別なことはないよね?

ユア:うん。1曲の「P2M」(「Plastic 2 Mercy」)で終わり、1曲の「P2M」で終わり、が続いているイメージ。

-体力的にはすごいヘトヘトそうでしたよね。

ドクソン:本当にそれが怖いですよね(笑)。始まる前に何が怖いってそこに打ち克つ気持ちが一番大事でした。

サキ:みんな今も右腕が痛いよね。

ドクソン:痛い痛い。

ユウカ:腕が上がらない......。

-ハルナさんは後半ふらついてましたよね?

ココ:ハルナの映像観たけどすごかった(笑)。

ハルナ:死ぬかと思いました。

ユア:でも前より体力ついたよね。

ドクソン:ハルナはママが観に来ていたから頑張ったんですよ。

-そうなんですね、お母さんは何か言ってくれました?

ハルナ:デビューのときはお母さんからいろいろ言われたんですけど......。

一同:いろいろ(笑)。

-何を言われたんですか?

ハルナ:LINEで"これからだね"みたいな感じで言われたんですけど、今回は初めて"頑張ったね、すごい感動しました"ってLINEが来ていて、そういうふうに感じてもらえるようになったんだなって思いました。

ココ:いい話だ。

サキ:頑張ったね。