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INTERVIEW

Japanese

GANG PARADE

2018年09月号掲載

GANG PARADE

Member:カミヤサキ ヤママチミキ ユメノユア キャン・GP・マイカ ココ・パーティン・ココ テラシマユウカ ユイ・ガ・ドクソン 月ノウサギ ハルナ・バッ・チーン

Interviewer:宮﨑 大樹

-ありがとうございます。では続いて「RATE SHOW」についてうかがいたいのですが、タイトルの"RATE SHOW"って夜に映画館とかでやるいわゆる"レイトショー"(Late Show)と綴りが違いますよね。"Rate"って"比率"とかそういう意味の"Rate"で。

ココ:え、知らなかった......(笑)。

ドクソン:え? 待って! レート?

ミキ:歌詞の段階でもう違ってなかった?

ユウカ:"わざとなんや"って思って。"遅い"じゃない方になってた。

ドクソン:"為替レート"とかの"レート"?

-そうですね。

ドクソン:あ! そうなんですか! へぇー。

ミキ:気づいてると思ってた。

ココ:気づいてないよ!

ミキ:なんで怒ってるの(笑)。

マイカ:......今の説明でもよくわからない。

一同:(笑)

-ユアさんの作詞ですが、これってどういう意味でこのタイトルになったんですか?

ココ:言ってよー。

ドクソン:どんな意味があるの?

ユア:松隈さんとの共作なんですけど、歌詞で書いたものをタイトルに持ってきてくださいました。

-じゃあ、あえて"R"の"RATE"にした理由とかも松隈さんと話したんですか?

ユア:夜だけを言いたくないなって思って。

ココ:あ、そういうことか。

ユア:そこに突っ込まれるとは思ってませんでした(笑)。現代と夢を描きたくて、サビは現代、AメロとBメロは夢みたいな感じにしたから、夜だけじゃないなって思って。でも言いたいことはレイトショーだったので"レイト"を調べたら"R"と"L"があったので、"R"にしてみようと。

-なるほど。そんな「RATE SHOW」ですが、ここ最近のカップリングの「とろいくらうに食べたい」(2018年2月リリースのシングル『BREAKING THE ROAD』収録)、「来了」(2018年5月リリースのシングル『GANG 2』収録)に続きユニークなミュージカル・ソング風の曲で、これもまた面白い曲ですよね。

ココ:ギャンパレっぽい。

サキ:表題曲より早く来たんです。松隈さんが自ら送ってきてくださったみたいで、松隈さんが相当GANG PARADEのカップリングを楽しみにしてくださっている説があってすごい嬉しいです(笑)。

ココ:次のカップリング曲のイメージも決まっているみたいですよ。

-松隈さんってこんな曲も作れるんだなって、ビックリしました。

サキ:すごいですよね。

ドクソン:幅がすごい。

-曲調としては今までになさすぎて遊び人(※GANG PARADEファンの総称)がどういう反応をするのか楽しみですが、ライヴではどういうふうに聴いてほしいなどありますか?

ココ:遊び人は「とろいくらうに食べたい」とか「来了」で鍛えられてるので、「RATE SHOW」も受け入れてくれると思います。

ドクソン:今までどおり好きに楽しんでもらえればと。ミュージカルっぽい感じなので踊ってもいいし、観ていてもいいし、歌ってもいいし、という"遊び場"にぴったりな曲です。

サキ:「CAN'T STOP」は"みんなで"っていう"1個感"がある曲で、反対に「RATE SHOW」はユニークな曲なので個人個人の個性とかわちゃわちゃした"遊び場感"がより顕著に出やすい曲かなと思っています。「CAN'T STOP」と「RATE SHOW」の二極で楽しんでいただけるかなと。

-歌い方も、ところどころセリフ調になっていて独特ですよね。普段ではやらない歌い方なので慣れない部分もあったのではないかと思いましたが、レコーディングは大変でしたか?

ミキ:めちゃくちゃ楽しんでたよね。

ユア:音程を気にせず言いたいように、歌いたいようにやってみてっていう感じで、それぞれがセリフっぽく歌いました。

サキ:ただ月ノだけ......。

ミキ:月(月ノ)の歌い方は完全に決まってる(笑)。

サキ:「来了」の"ハンッハンッ"みたいなね(笑)。

ココ:ちょっと"ンッ"が入る歌い方で。

月ノ:そうなんですよ、レコーディング中に松隈さんに"「来了」の歌い方してよ"って言われて、必死に思い返してやりました。できあがったものを聴き返してみたら思ったより癖が強くて(笑)。

ミキ:松隈さんが、月がレコーディングしているときに"かわいい......かわいい......"ってずっと言ってて本当に面白かった(笑)。

月ノ:それも含めて自由に歌わせてもらっているんですけど、そこを気にして聴いていただければ嬉しいなと思います。

-あれは気にしなくても耳に入ってきますよ(笑)。あの歌い方はナチュラルなものではなく意識して歌ってるんですか?

月ノ:思いっきり「来了」を思い返して歌いました。

-ライヴでもあの歌い方になるんですかね?

月ノ:はい、頑張ろうと思います。

-そして、この曲は"Welcome Ladies and gentlemen."から始まるパートが特にすごいことになっていますが、ここって......。

ドクソン:ここは私です。自由な曲だったので私もいろんなものになりきりたくて。初めての歌い方で"おじさんっぽいのをやってみよう"と。

-具体的なイメージしたキャラクターみたいなものってありますか?

ドクソン:葉巻を持っていて、少し髪の毛がなくて、キチッとしたパーティー・スーツを着ていて......。

サキ:トリスハイボールのおじさんみたいな感じ?

ドクソン:ううん、違う。

一同:(笑)

ドクソン:カジノとかマジック・ショーの司会みたいな......。

ユウカ:"グレイテスト・ショーマン"みたいなやつ?

ドクソン:知らん、それ。

一同:(笑)

ドクソン:見世物小屋の司会みたいな、サーカス団のちょっと意地悪な座長のおじさんを頭の中で作り上げました。

-このパートもライヴで実際にやるんですかね。

ドクソン:はい、楽しみです。

ユア:毎回笑ってしまう。

ドクソン:そのあとの"Let's Go!!"にいかに気持ち良くいけるかも意識しました。パーティーが始まるみたいな感じで。

-歌詞には"遊び場"、"人生を疾走中"などGANG PARADEを連想する単語が散りばめられた、ある意味で今のGANG PARADEのテーマ・ソングのようなものにも感じました。ユアさんによる作詞ですがどういうイメージ、気持ちで作詞をしましたか?

ユア:"遊び場"とか"人生を疾走中"っていう単語はもともと松隈さんが書いていた仮歌の段階で入っていて、その仮歌自体がGANG PARADEを松隈さんがイメージした歌詞なんです。曲にもハマっていて残したい言葉だったので、それを残しつつ自分なりに"夜"と"現代"をイメージする言葉を繋げて作詞しました。

-ユアさんの歌詞はみなさんいかがですか?

ドクソン:素晴らしい。この曲の歌詞もみんな書いているんです。私も自信があって"絶対自分のだ"って思っていたんですけど、ユアピッピ(ユア)の歌詞を見たら"これは完全に素晴らしい"と思って、すごくいい歌詞でした。

ユア:ありがとうございます。

ユウカ:"グーグル頼り"とかすごいなって思って。"そんな歌詞浮かぶ?"って......浮かばないですよね。いやぁ......すごいねぇ。

一同:(笑)

ドクソン:心に刺さった。現代の部分が自分に言われているみたいで。私もすぐGoogle(で検索)するから。