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INTERVIEW

Japanese

GANG PARADE

 

GANG PARADE

Member:ココ・パーティン・ココ ユイ・ガ・ドクソン テラシマユウカ ユメノユア アヤ・エイトプリンス キャン・マイカ ヤママチミキ

Interviewer:荒金 良介

"みんなの遊び場"をコンセプトに掲げた7人組愚連隊アイドル、GANG PARADE。彼女たちのニュー・シングル『BREAKING THE ROAD』は、現体制の心境を鏡のごとく映し出した作品に仕上がった。昨年春に行われた、所属事務所であるWACKの合同合宿にて、カミヤサキとのレンタル・トレードでBiSからアヤ・エイトプリンスが移籍したものの、今年3月にはトレード終了の儀を迎える。この7人体制としてはラスト作になる音源に込めた並々ならぬ想いや、カップリング曲「とろいくらうに食べたい」について、そして今後のギャンパレが向かうべき道について、メンバー7人の胸の内に迫った。

-2017年は"SUMMER SONIC"、"夏の魔物"など多数のフェスに参加したり、フル・アルバム『GANG PARADE takes themselves higher!!』をリリースしたりと、多忙な1年だったと思うんですが、振り返っていかがですか?

ココ:2017年4月に(所属事務所であるWACKの)合同合宿オーディションがあり、メンバーのレンタル・トレード(※BiSのアヤ・エイトプリンスがGANG PARADEに、GANG PARADEのカミヤサキがBiSに一時的に移籍した)もあって、実質4分の3はこのメンバー7人で駆け抜けたので、この1年はこの7人のイメージが強くて。アヤがBiSからトレードされて、この7人でGANG PARADE(以下:ギャンパレ)のコンセプトが固まって、突き進んだ1年だったなと思います。

アヤ:これ(紙資料)を見ていただけるとわかると思うんですが、POP(※GANG PARADEの改名前のグループ名)時代のジャケと比べてもイメージがいまとは違うし、ちょっとヤンキー風にコンセプトも固まりましたからね。

ユア:アヤが入ったことで、メンバーの自主性が増したし、総合的にグループも成長したと思います。前は(カミヤ)サキちゃんが仕切ってくれていて、振付もそうですけど、ライヴでも主導権を持って引っ張ってくれていた部分があったので、BiSにトレードされたことで、メンバーそれぞれが考えなきゃいけない状況になったことが大きいのかなと。

ココ:グループのまとめ役もサキちゃんがやってくれてたので、サキちゃんの役割がまた誰かひとりに集中すると同じことになるから、それを分散させたことで、自分の得意不得意もわかるようになりました。明るい性格のアヤが入ってくれて、グループの色も変わったなと思います。

ミキ:"サマソニ(SUMMER SONIC)"とか大きなイベントに出させていただいたり、大きなツアーを回らせていただいたり、POP時代の活動と比べたら、2017年はちゃんと前に進めたし、自分たちの場所ができたなと思いますね。たくさんいるアイドルの中のひとグループから、またそれとは違う位置につけているのかなって。ダンスも然り、曲も普通のアイドルさんとは違うものが多いので。

ユウカ:いままで積極性もあまりなかったし、ただの7人のうちのひとりという感じだったけど、その中のひとりであるからこそ行動しようって、自我が芽生えてきたのかなって思います。

ドクソン:2017年は人間らしい1年になりました。考えるとか......もともと人間ですけど、人間としてやらなきゃ! みたいなことが多くて。忘れられない1年になりましたね。

マイカ:グループのことをより考えた1年でした。それまでは自分のことでいっぱいいっぱいだったし。私はいまの体制になって振付を主に担当するようになったんですけど、こうしたら自分たちの見せたいギャンパレになるなって考えるようになりましたね。

-グループとして固まってきた2017年を経て、今作は現在のギャンパレの姿を色濃く見せるというか、また両極端な2曲が揃いましたね。

ユア:個人的なことなんですけど、Hi-STANDARD(以下:ハイスタ)が好きで。実は渡辺(淳之介/マネージャー)さんとツアー初日を観に行かせていただいて......。ハイスタのライヴ映像はたくさん観てきたけど、ライヴは初めて観たので、ほんとにいるんだ! って、夢の中にいるような感覚でした。あの3人がほんとに存在するんだって。それから「BREAKING THE ROAD」を聴いたんですけど、ギャンパレにいままでこういう(メロコア調の)曲はなかったので、すごく嬉しくて。

ココ:毎回、曲が上がってくるたびにいままでこういう曲調はなかったと言ってるんですけど、またそう言える曲がきたなと思います。「とろいくらうに食べたい」もそうですけど、過去にもゆるかわいい曲とか、ラップやポエトリー、バキバキ踊れるEDMっぽい曲もあったし、いろんなジャンルをやらせていただけているので、いろんな歌を歌えるのがギャンパレなのかなと。

-今作でまた新たな武器が増えたという感覚?

ココ:そうです! 「とろいくらうに食べたい」とかもヤバいじゃないですか、字面も(笑)。こういう遊び心があるのも......"エンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADE"というキャッチフレーズに合ってるなと思いますね。

ユア:WACKでこれを歌えるのはギャンパレだけだと思います。

ココ:そう、BiS、BiSHとも違って、面白いけど、曲はめちゃくちゃかっこいいみたいな。ギャンパレに新たな色が加わったなと思います。