Japanese
GANG PARADE
Skream! マガジン 2025年08月号掲載
2025.06.15 @Zepp Shinjuku (TOKYO)
Writer : 宮﨑 大樹 Photographer:外林 健太(Rim)
終始胸の鼓動が高まっていた。恋をしているんじゃないかってくらいドキドキしていた。そのくらい彼女たち全員が輝いていた。ギャンパレ(GANG PARADE)の"GANG RISE TOUR"、そのツアー・ファイナル公演だ。
ギャンパレは、2025年4月から全国11都市12公演を回ったこのツアーと並行して、メジャー3rdアルバム『GANG RISE』の制作を進め、仕上がった新曲を同ツアー内で随時お披露目していった。そういった意味では このツアーは、いわゆる"アルバムを引っ提げたツアー"ではなく、"アルバムを育んでいったツアー"だったと言える。そんなできたてほやほや、もといできたてあっちあちのアルバムのリリース目前に、Zepp Shinjuku (TOKYO)でツアー・ファイナル公演が開催された。
フロアにはパンパンの遊び人(※ギャンパレファンの呼称)たち。定刻になるとSEが流れ、彼等から歓声が上がる。遊び人の手拍子に迎えられ、メンバーがステージに姿を現した。"初めまして。私たち、エンジョイプレイ! みんなの遊び場、GANG PARADEです!"とメンバー全員で挨拶し、「パショギラ」でライヴが始まった。ココ・パーティン・ココが"ツアー・ファイナル、行くぞ! 東京っ!!"と叫ぶと、遊び人は大音量のミックスで応える。ここまで回ってきた全国のライヴハウスの熱量をそのまま持ってきたメンバーは、最初からクライマックスかのようだ。続けて「ヘイ!ホー!最高じゃん!」のパフォーマンスへ移ると、楽曲のハッピーな曲調に同調してメンバー全員が満面の笑みを見せた。さらにヤママチミキが新曲「Symphony」のタイトルをコールすると、フロアからは再び大歓声が上がる。梅雨空を吹き飛ばすような爽やかな音楽に乗せて、メンバーは希望に満ちた歌声を響かせた。ここから「Anything Goes!!!!」を披露した後、この日初めてのMCでアイナスターが"みんな! 今日は死ぬ程遊びましょう!"と声を上げてフロアを煽る。
ここまではロックな楽曲で熱いパフォーマンスを見せてきたギャンパレだったが、MC明けに披露したエレクトロ曲「Träumerei」では、美しい夜が情景として浮かぶ歌唱とダンスで魅せた。それまでライヴハウスに満ちていた熱量はパッと幸福感に変わり、うっとりと聴き入る遊び人の姿が目立つ。さらに和×EDMの「躍動」へと繋げ、現在のギャンパレの主軸であるロックだけではない多種多様な魅力を発揮した。続く「Gangsta Vibes」は、アルバム『GANG RISE』で再録されたリアレンジ版である"11SOUL ver."で披露。メンバーがステージを出たり入ったり、大人数であることを活かしたパフォーマンスが目を引く。オリジナルよりもライヴ向けにカスタマイズされたように映る歌詞とアレンジで、メンバーと遊び人のヴァイブスは急上昇していく。次に「涙は風に、思いは歌に」を投下すると、メンバーの喉が温まって歌唱が仕上がったのか声量、力強さ、エモさがますます高まっていったのが印象的だった。
ここで一旦のブレイクタイム。中盤のMCではメンバーの人数の多さをネタにした恒例(?)のコントで笑いを誘う。そんな流れから自己紹介ソング「So many members」を披露したのだが、この楽曲はリリースから4ヶ月程ですっかりアンセムに育った様子。サビのパートではメンバーと息ピッタリの遊び人の振りコピで会場が1つになった。さらに、デスボを交えたメタルコア×アイドルらしくかわいいパートの掛け合わせが異彩を放つ「Peace☆超パニック」、ダンス・ロックな新曲「Gang Gang Disco」を連続で披露し、再びMCへ。ココ・パーティン・ココが中心になってアルバムの制作とツアーを振り返っていくのだが、彼女のトーク回しがなかなか見事だった。まぁ、大事なところで噛んだのだけど。そんなことはありつつも、彼女は"もう使い果たしているくらい全力でぶつかってきたんですけど、まだまだGANG PARADEはここからぶち上げていくので、遊び人の皆さん、体力余っていますか?"と気合を入れたのだった。
ココの言う通り、後半戦の勢いは実際にすごかった。高BPMの新曲「アンビバレント」で駆け出していき、メドレーのブロックへ突入。セルフタイトルの「GANG PARADE」、「pretty pretty good」、「BREAKING THE ROAD」、「Beyond The Mountain」、「QUEEN OF POP」とT-Palette Records時代の楽曲で畳み掛け、最後はメジャー・デビュー・シングルのカップリングとして収録された「Dreamer」で締めくくる。ギャンパレメンバーの"この場で倒れてもいい"、"力尽きてもいい"と言わんばかりの全身全霊のパフォーマンスには、否応なしにグッと来るものがあった。しかも、初期メンバーであるヤママチミキとユメノユアが共同で作詞を手掛けた、近作の中でも屈指のエモ曲「INVOKE」に繋げるのだから、今夜のセットリストは正直ずるい。きっと多くの遊び人が涙腺崩壊寸前だったであろうときに、ユメノユアがMCのマイクを握った。彼女は、グループがGANG PARADEになってから10年目を迎えることに触れ、こう語る。
"思い返せば悔しいことのほうが多かったし、楽しい日々よりも、苦くて逃げ出したいと思うような日々のほうが多かった気がします。だけど、次の日にはメンバーが隣にいてくれて、週末には遊び人のみんなと会えて、遊び場を作ることができて、10年間過ごしてきました。だからこそ私は、自分の人生でGANG PARADEを10年選択し続けて、今日まで生きてきました。みんな出会ってくれて本当にありがとうございます。思い出せる記憶は、遊び人のみんなのキラキラした笑顔と、カラフルなライトの景色と、楽しい思い出ばっかりが自分の中で走馬灯のように......ってまだ死なないし、まだやめるとかじゃないんですけど(笑)、きれいな思い出ばかりが記憶の中に残っているんですよ。きっと今日のこのツアー・ファイナルも、「GANG RISE TOUR」も、明日以降の自分が思い出したときに、自分にとってもギャンパレのみんなにとっても生きる力になるし、思い出せる大事な思い出になるんじゃないかなって思います。10年経って、グループも紆余曲折あったし、毎年のようにいろんな変化を乗り越えて過ごしてきたグループなんですけど、10年前から私にとって変わらない想いがあります。「今は今でしかない」ってことと、「みんなで作る遊び場が最高だな」って思うその気持ちはずっとずっと変わっていません。そして何より、遊び人のみんなで作るこの「みんなの遊び場」が、世界で一番ハッピーで、ラッキーで、キラキラしていると思います!"
こうしてユアが万感の思いを吐露してから、ギャンパレは「Happy Lucky Kirakira Lucky」を披露した。これは、当時のリリース・イベント(2015年冬頃)なんかでは、今よりもずっとずっと少ない遊び人しか集まらなかった時期の楽曲だ。それから約10年経った今、「Happy Lucky Kirakira Lucky」を満員のZeppで歌っている。その光景には心を打たれるものがあった。ライヴはいよいよクライマックスへ。ほとんど封印状態だったとも言える代表曲「Plastic 2 Mercy」のパフォーマンスを2024年11月30日のLINE CUBE SHIBUYA公演("TO BE BORN")以来に解禁した。当然フロアでは耳をつんざくような大歓声が上がる。メンバーの渾身のパフォーマンスに対して、遊び人はこれまた渾身のコールと振りコピで応えた。ライヴのハイライトであり、最高潮の時間が訪れたのだ。そんな「Plastic 2 Mercy」の興奮が冷めやらぬなか、月ノウサギが語る。"10年でしょ? 10年も「まだ足りない」って歌い続けてるの、すごくない!? なんでだろうって思ったら、それってすごく簡単で、みんながいてくれるからなの。いつの時代もGANG PARADEの傍に遊び人のみんながいてくれるから、私たちはずっと「まだ足りない」って歌い続けていて、GANG PARADEをまだできています。遊び人と出会えたGANG PARADEは世界で一番幸せ者です! だから私たちも絶対に遊び人のことを世界で一番幸せにするし、遊び人が「もう足りたよ」って言っちゃうくらい大きいところでできるように、GANG PARADEはこのツアーが終わってもギアを上げて進み続けます!"と決意表明。最後に"今×僕ら=絶対 だ"と高らかに歌う「イマヲカケル」で本編をフィニッシュさせたのだが、楽曲のパフォーマンスから感じた、"最高の今を僕等で積み重ねていこう"という意志がなんとも頼もしかった。
そしてアンコール。彼女たちは、KENTA(WANIMA/Vo/Ba)の作詞作曲で、さらに演奏もWANIMAが務めたアルバムの表題曲「GANG RISE」をお披露目した。キャッチーでノリが良く、なおかつ泣けるというWANIMAらしい楽曲には、タイトル通りにグループが"RISE=上昇する"ことへの願いが込められている。曲の終わりでヤママチミキとユメノユアが歌った"あの日もここから全てが始まって/時の流れは無情にも過ぎ去って/守り続けたこの名を刻み掲げて/涙の理由なら後からわかるから"という歌詞は、この日の彼女たちのMCと重なって、自然と目頭が熱くなった。締めくくりは「ROCKを止めるな!!」。メンバーと遊び人で"シャララ"を大合唱し、"GANG RISE TOUR"はその幕を閉じたのだった。
ライヴが終演してから数日の間に、ギャンパレ10周年イヤーとしてバンド・セット・ワンマン("GANG PARADE with GANG BOYZ presents「THE GANG PARADE RISES Z」")の他多くの企画が発表されたが、とりわけ大きなトピックとして最大規模の野外公演 横浜赤レンガ倉庫ワンマン("狂遊")が発表されている。舞台は整った。ここからギャンパレは"RISE"していくだけだ。
[Setlist]
1. パショギラ
2. ヘイ!ホー!最高じゃん!
3. Symphony
4. Anything Goes!!!!
5. Träumerei
6. 躍動
7. Gangsta Vibes
8. 涙は風に、思いは歌に
9. So many members
10. Peace☆超パニック
11. Gang Gang Disco
12. アンビバレント
13. メドレー(「GANG PARADE」、「pretty pretty good」、「BREAKING THE ROAD」、「Beyond The Mountain」、「QUEEN OF POP」、「Dreamer」)
14. INVOKE
15. Happy Lucky Kirakira Lucky
16. Plastic 2 Mercy
17. イマヲカケル
En1. GANG RISE
En2. ROCKを止めるな!!
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