Japanese
BiSH
2019年07月号掲載
Member:セントチヒロ・チッチ モモコグミカンパニー ハシヤスメ・アツコ
Interviewer:宮﨑 大樹
13曲目まででBiSHのすべてを吐き出して、14曲目で何か新しい扉が開いている
-なるほど。「GRUNGE WORLD」についてはどうですか?
チッチ:「GRUNGE WORLD」も個人的にすごく好きですね。ノスタルジーな雰囲気があって、BiSHになかった曲の感じとか、シュッて終わる感じが気に入っています。渡辺さんが書く歌詞って全部渡辺さんっぽいなって感じるんですけど、この曲はずっと抱えている気持ちとか、寂しそうな後姿が見えるような歌詞で、それがBiSHにも当てはまっている曲かなって思っていて。
-「GRUNGE WORLD」から感じられる、自分は何者なのか、何がしたいのか、みたいな悩みが、全曲ではないにしてもアルバム全体の印象にあるんですよ。
チッチ:今回のアルバムって渡辺さんの歌詞が多くて、渡辺さんの書く歌詞に共通するテーマのような、もどかしさとか、自分が何者かとか、光を掴もうとするんだけどまだ掴み切れていない寂し気な感じが、素直に色濃く出ているイメージがありますね。あと、この曲は渡辺さんが初めて作曲にも参加したらしいんですけど、最初はDragon Ashみたいだなって思いました。渡辺さんが好きだったものになりたかった気持ちとかも入っているのかもしれません。"憧れだ"って言ってましたから。
-なるほど。たしかに今回のアルバムは渡辺さんの歌詞が多いですよね、納得です。
モモコ:今回のアルバムって、例えば「CHOP」だったら1stアルバムに入ってそうな感じだし、「まだ途中」とか「CAN YOU??」の青春パンクっぽい曲は、2枚目に出した『FAKE METAL JACKET』(2016年1月リリースの2ndアルバム)に入ってそうで、本当にBiSHのすべてだなって今さっき思いました。そうして14曲目にBiSHとしては新しい曲が入ったなって。13曲目まででBiSHのすべてを吐き出して、14曲目で何か新しい扉が開いているような気がします。BiSHにはまだ先がある、扉が残されているような気持ちになれるなって。
-たしかに、まだ見ぬBiSHの存在を感じさせる終わり方ですね。ちなみに『STiCKS』と『CARROTS』の収録曲は、現在行っている"LiFE is COMEDY TOUR"で披露されていますが、感触はどうですか?
モモコ:「まだ途中」とかは直接だったりお手紙だったりで好きって言ってくれる人が多くて、どの曲も新曲なのにすぐに好きになってくれるんだっていう印象です。それがすごく嬉しいなって思います。
チッチ:ツアーの最初のセットリストでは、『STiCKS』の曲を入れてやったんですけど、そのときの体感がいつものツアーと全然違って。「遂に死」も「FREEZE DRY THE PASTS」もBiSHを吐き出してはいるんですけど、今までなかった曲でもあるので自分的には挑戦だと思っているんです。
-どんなふうに体感が違うんですか?
チッチ:「遂に死」だとギターのリフだけで始まって、お客さんの反応も面白いし、「FREEZE DRY THE PASTS」に至っては、アイナが考えた、椅子を使って共依存を表現した振付なので、1曲の中でひとつのショーを見せているような時間になっているんですね。それを観たお客さんの表情が今までに見たことのないような顔なんです。泣いている人もいれば不気味そうに見ている人もいて。自分たちが振り入れをしたときとはまったく違う感覚だったので、一緒に成長していくというか、空気を変えていくような曲なのかなって感じました。
-新しい挑戦をしつつも、すでに曲が育っている感じがあるんですね。そして、まだ披露していない曲がどうなるかも楽しみです。
アツコ:早く「CHOP」をやりたいです。あとはリンリンが作詞した「O・S」も。「O・S」は聴いていてスカッとする気持ちのいい曲で、私とアユニが最初の方で掛け合いをしているんですけど、ライヴでどうなるんだろうっていうのがすごく楽しみで。
チッチ:「O・S」は好きな人が多そう。キッズの人とか好きそうだなって。
モモコ:アユニが歌う"小学生の道徳"とか真似したくなる(笑)。
チッチ:小学生みたいな声でね(笑)。
-サビのクリーンとシャウトが合わさるところがめちゃくちゃカッコいいので、間違いなくライヴ映えするでしょうね。さて、そんな本作のリリース日は、ツアー・ファイナルと同じ日です。
アツコ:初日のCLUB CITTA'川崎から始まったこのツアーでは、"全国のみなさんを笑顔にしたい"っていう目標を立てたんですよ。それをツアー・ファイナルまで達成できたらいいなって思いますね。
チッチ:このツアーでは初めましての人がかなり多かったんですよ。それがすごく嬉しくて、新しくBiSHを好きになってくれた人がたくさんいるっていうことに、この2019年を走っていけているんだなっていう感覚があります。あっちゃんが冒頭でコントをやるっていう挑戦をしてみたり、新しい曲を多く入れたセットリストに変えてみたりとか、今までのツアーの中でもBiSHとしては大事なものなのかなって。最後のZepp Tokyoでは初日のCLUB CITTA'とはまったく別物のBiSHを見せられる確信というか、そういう自信があるので楽しみにしてくれていたら嬉しいです。
モモコ:今までのBiSHはツアーを重ねるごとに成長していって、お客さんには見守ってもらっているような気もしていたんですけど、今回のツアーからは、完成されたBiSHを一発勝負で見せないといけないっていう責任感を感じているんです。でも、冒頭のコントではたまにすべることもあって。それはBiSH全体の責任なので、コントでもライヴでも"絶対にすべらないBiSH"にできたらいいなって思っています。
-なるほど。
モモコ:あとは、今回のツアーではチッチが言ったように初めての人が多くて。そういう人には"アイナの声が好きだから来た"みたいに、そこだけを知って来てくれる人もいるんですよ。初めての人がこのツアーを見たら、BiSHに対する見え方もガラッと変わるのかなって思っています。今回は"これがBiSHです"って、いろんな側面をバン! と出せるツアーなので、BiSHのことをもっともっと好きになってもらいたいですね。新参でも古参でも私は一緒だと思っているので、1回しか観たことがない人でもBiSHを語っていいし、その先の大阪城ホール(2019年9月23日開催の"And yet BiSH moves.")に来て一緒に楽しめたらいいなという気持ちです。
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