Japanese
BiSH
Skream! マガジン 2018年07月号掲載
2018.05.22 @横浜アリーナ
Writer 吉羽 さおり
5月22日、単独公演としてはBiSH史上最大規模の会場となる横浜アリーナでのライヴ"TO THE END"が開催された。3月にリリースしたメジャー3rdシングル『PAiNT it BLACK』はオリコン週間シングル・ランキングで1位を獲得し、充実した全16公演の全国ツアー"pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR"を終え、波に乗ったところでのアリーナ・ワンマンは、平日にもかかわらずチケットは即完。開始前から観客の期待感が熱気となって、ロビーやアリーナ内にうっすらとスモークがかかった状態で、大きな会場ならではのざわざわとした声とこれからへの緊張感が入り混じったムードが気持ちいい。始まる前に流れた注意事項のVTRでは、"BiSHは今日で解散します"なんていう冗談も飛び出して、場内のざわめきが大絶叫に......。今回の"TO THE END"というタイトルや、所属事務所であるWACKの予測不能ぶりを考えると本当に悪い冗談すぎて、観客は一瞬肝を冷やしたことであろう。しかし、壮大な映画を思わせるオープニング・ムービーから始まったライヴは、BiSHの集大成とネクスト・ステージへのアグレッシヴな目線とが絡み合った、たくましくも感動的なステージとなった。
「BiSH-星が瞬く夜に-」、「ヒーローワナビー」、そして「PAiNT it BLACK」と、いきなり特効で爆発ありの衝撃波を背に、メンバー6人が驀進していったステージ。前半のハイライトと言えたのは、6月27日リリースの4thシングル『Life is beautiful / HiDE the BLUE』の両曲を披露したブロックだろう。特に、「オーケストラ」から「Life is beautiful」へというBiSHのメロウな泣きのエモーションを聴かせるセットリストは、それまで拳を振り、大きなシンガロングやコールを送っていた観客が、ぐっと歌を噛みしめるようにステージに食らいついていたのが印象的だった。アリーナにエモーショナルな雨を降らせたあと、「GiANT KiLLERS」、「MONSTERS」、「OTNK」というハードコアなナンバーが連打されるという、フリーフォールばりの感情のアップダウンで観客を振り回す、鬼の所業。広いステージを走り回り、ツアーを重ねたことで個々のキャラクターが際立ったヴォーカルでしっかりと歌を響かせる。アリーナという大きな会場を6人で目一杯抱きしめるようにして歌い、6人の輪に観客を巻き込んでいくパワーで、ライヴは凄まじい勢いで進んでいった。このアリーナでも、おなじみ、ハシヤスメ・アツコが中心となったシュールなコントで会場を沸かせ、背伸びはせずにチャーミングなBiSHを見せてくれたのは、観客は嬉しかったところだろう。
後半はさらにフルスロットルで、息つく間もなくラストへ向かって駆け抜けていった。「DA DANCE!!」で晴れやかにフロアをジャンプさせ、ラストは思い切りパンキッシュに「beautifulさ」を大合唱する。リズミカルに疾走するビートに"晴れた明日へと 行こうぜ"と会場一体で声を合わせ、アイナ・ジ・エンドの叫びに観客が高く手を上げた、その光景は美しかった。「ALL YOU NEED IS LOVE」を披露したアンコールでは、メンバーそれぞれがこの日のライヴへの想いや、これからへの想いを語った。結成から約3年を経て、アリーナを埋めるグループとなったBiSH。でもモモコグミカンパニーは"BiSHはこれからが力の見せどころ"と語り、セントチヒロ・チッチは"明日からもぶちかましていくので、よろしく!"と叫び、歓声を巻き起こした。10月から再び、全国ホール・ツアー"BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR"を行うことを発表したBiSH。2018年のBiSHは、まだまだタフに爆走していく。
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