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INTERVIEW

Japanese

BiSH

BiSH

Member:セントチヒロ・チッチ ハシヤスメ・アツコ リンリン アユニ・D

Interviewer:沖 さやこ

メジャー2ndフル・アルバム『THE GUERRiLLA BiSH』から、"スッキリ"や"ミュージックステーション"、"おはスタ"出演など、お茶の間にまで活動の幅を広げるBiSH。5月には横浜アリーナでの単独ライヴも決定しているというタイミングでリリースされた『PAiNT it BLACK』は、BiSHの積み上げてきた武器を強固にし、ネクスト・ステージに進む最中を示唆させる正統派アプローチの楽曲が揃う。所属事務所 WACK全体の勢いも増し、その筆頭に立つ彼女たちはいま何を思う?

-今回のアー写、過去最高のインパクトでした。どういう方法で撮っているんですか?

チッチ:実際に全部黒く塗ってるんです。耳の穴の中まで真っ黒にしてます(笑)。

-へぇ、そうなんですね......! 『THE GUERRiLLA BiSH』(2017年リリースのメジャー2ndフル・アルバム)をリリースなさってからの数ヶ月、BiSHは様々なトピックがありましたが、特に印象に残っている出来事は?

チッチ:やっぱり"ミュージックステーション"出演ですね。ずーっと観ていた番組に自分たちが出られると思わなくて、人生の中でもめちゃくちゃ大きな出来事になりました。本番前は楽屋でみんなで鏡の前でコマネチの練習して(笑)(※BiSHは入場シーンでコマネチをした)、みんなで"本番で絶対笑っちゃだめだよ!"なんて話してました。緊張したけど、すごく楽しみにしていたので、本番も楽しかったですね。一度だけではなく、また出たいです。

アユニ:11月29日です。この日は早朝から夜までものすごくスケジュールが詰まっていて......ものすごく時間に追われていた記憶があって(笑)。朝から"スッキリ"に出て、AbemaTVの生放送があって、リムジンでけやき坂まで行って、そこでゲリラ・ライヴをして、深夜にはラジオに出てトークとパフォーマンスをして――そのころにはみんな意識が遠のきそうになってました(笑)。いままでの活動の中でもかなり怒濤の1日だった記憶があります。メディアにたくさん出演される方々は見えないところでもすごく忙しいんだな......こういう世界は本当にすごいな! と実感しました。

アツコ:あの日は夜の方になるとちょっと踊るだけで足首がすぐクネッとなりそうだった(笑)。こんなこと普段ないのに! って......あの日は本当にすごかったね。私は「JAM」(『THE GUERRiLLA BiSH』収録曲)のミュージック・ビデオの撮影もすごく印象に残っています。"会いたい人に会いに行く"というテーマだったので、私はいろいろ考えて伊豆大島の"おともだち"という定食屋さんに行ったんです。向かう船の中で(最初に"おともだち"に行って以降の)この1年間のことを思い出したり、お店の人と話すことによって改めて"この1年間で起こるわけがないと思っていたことがたくさん起こったな"と(自分たちの歩みを)振り返ることができました。でもお店の人はまだBiSHのことを知らないみたいで"売れたの?"と聞かれてしまって(苦笑)。また頑張ろうと思いました。その人に"売れたねぇ!"と言われるくらい売れてから、また行きたいと思います。

-リンリンさんは?

リンリン:だいたい忘れちゃったんですけど(笑)。「JAM」の企画(会いたい人に会いに行く)は嬉しかったです。

-リンリンさんは新垣里沙さんに会いに行っていましたよね。

リンリン:女の人だけど、本当に本当に結婚したいくらい、いつの間にか好きになっていて。地方に住んでいた高校時代に好きだったから......。東京はすぐにアイドルに会いに行けるけど、住んでいたのが地方だったし、東京に行くお金もなかったし。そのぶん会えた時の嬉しさがすごかったです。

-現在回っているツアー"BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR"(2018年1~4月にかけて開催中)の調子はいかがですか?

チッチ:今回のツアーは初めての挑戦をいくつかしていて、やってみてわかることがたくさんあって......初日はZepp Tokyoだったけど、地方は小バコも多いから、新しい挑戦に昔からあるBiSHの良さもプラスされてきて。6人の一体感も強くなってきたと思います。お客さんとの距離が近いとBiSHは強くなる。"今日はどんなライヴにしよう?"といっぱい話し合ってライヴをしているから、いままでのツアーとはちょっと違う感じ。自分たちとスタッフさんとみんなで作り上げている感じがします。

-挑戦というと?

チッチ:MC中のコントではアッちゃん(ハシヤスメ)がどう喋ればうまく転ぶかを考えていたり、歌でどう魅せるかをここまで考えたのも初めてだし、全部イヤモニつけてライヴをするのも初めてだし......。大きい会場ではモニターもついているから、スタッフさんがBiSHの見せ方にもこだわってくれてるなと思うんです。