Japanese
BiSH
2018年09月号掲載
Member:セントチヒロ・チッチ アユニ・D
Interviewer:吉羽 さおり
-そのあとは反省会というか、ガッツリと6人で話し合うみたいな?
チッチ:私たちはガッツリ話し合うというより、いつも簡潔なんですよね(笑)。でもカレー屋さん行ったのって、今回のツアーだっけ?
アユニ:そう。
チッチ:そのカレー屋さんで、めっちゃ言い合いしたときがあって。
-ドキュメンタリー作品に収録されているときのものですかね。"そこまで撮るのか"と思っていたシーンだったんですけど。
チッチ:そうですね。その日の話し合いで、結構言いたいことを言えたし、たぶん伝わったので。そこから空気も変わった感じがします。
-あんなふうにお互いが思っていることをぶつけ合うことって、これまではなかったんですか。
アユニ:全然なかったです。
チッチ:思うことがあっても、なんとなくやり過ごして終わるみたいな感じでした。何か思っても、それは自分の中で消化して明日には忘れる、っていう感じで。でもそれが良くなかったんだなってわかったので、言いました。
アユニ:ツアー初日がダメで、それでスタッフに怒られて。その直後だったのかな。これは話さないとダメだなって、みんな思ったので。
チッチ:なんでこうなってしまったのかとか。どうしたらいいのか、それを見つけなきゃいけないと思って、集まったんです。
-それは、これまでにはぶつかったことがないような壁?
チッチ:そうかもしれない。どうしなきゃいけないかは、なんとなくわかってはいるんだけど、それに向かって自分たちがどうしたらいいのかがわからなくて。じゃあ、やっぱり話し合うしかないし。例えば、今までの練習をどう変えればいいかとか、そういう細かい話もそうだし。それぞれの日々の態度とか、そういうのも話し合わなきゃなって思って、そこで話し合ったんです。
-そのあとからは、グループの空気感とか、ライヴなどに向かうモチベーションも変わっていったんですね。
チッチ:だんだんと変わっていきましたね。あのときに抱いていた感情は、今はないし。それは話し合ったからだと思うので。
アユニ:うん。
-それがツアー中の話だったからこそより良かったのかもしれませんね。ひとつひとつをすぐにライヴという形で解消できる場があるというか。
チッチ:そうだと思います。
-その初日を経て、いろいろありながらも鍛えられたツアーだったと。
チッチ:ツアーは毎回鍛えられるんですよね、だいたい何かあるので(笑)。
-そうすんなりはいかないものですね。
チッチ:いかないですね。毎日、すんなりといかないことがあるんです。でもそれがだんだんと楽しさに変わってきたところがあります。
-アユニさんは、このツアーで印象的だった出来事はありますか。
アユニ:あまり覚えていないくらいなんですけど──
チッチ:札幌(3月10日、11日のPENNY LANE24公演)は?
アユニ:札幌......一番思い出したくないな(笑)。
-アユニさんの地元北海道でのライヴですね。しかもその嫌な記憶っていうのも、今回のドキュメンタリー作品には収められてしまっているんですよね。
アユニ:そのシーンは、自分では観てないんです。でもそのときは、少しでも気を抜いてしまうと全部ダメになるんだなっていうのを実感しました。ライヴの日はライヴのことだけに集中しないとダメだなって改めて思いました。
-でもああいった経験もすると、また頑張ろうって思えますね。
アユニ:あの日は、頑張ろうというのも思えなかったですけど(笑)。嫌だなって、ずっと思っていて。でも今思うと、あのことがあったおかげで、自分の練習の仕方や、ライヴの事前準備のやり方を全部変えたんです。それで良くなったので。勉強になったなと思います。
-一番変えたのはどんなところですか。
アユニ:めっちゃ基本的なことだと、セットリストの曲をずっと聴くとか。日々から意識していかないとダメかなって思って。
-ちなみに、ずっとカメラがついて回っているっていうのは、みなさんどこかで意識はしていたんですか。
チッチ:撮ってくれている人が宮地(エリザベス宮地)さんという人なんですけど、仲がいいので、私は苦ではなかったんです。でもたぶん、メンバーの中には嫌だった子もいると思いますね。撮られるのが好きじゃない子もいるので、撮る方も大変そうだなって思って見てました(笑)。"絶対今撮りたいだろうな"っていうときに、"今、入らないでください"って言われたりとか。
-そこは難しいところかもしれない(笑)。
チッチ:でも、忘れちゃう思い出とかをこうして撮ってくれている人がいるっていうのは、すごくありがたいことですよね。記憶って、勝手に消えていくので。それを残してくれて、しかも観てくれる人もいるっていうのは、いいなって思いました。
-自分が何気なく言ったひと言が、次に繋がるようなものだったりとか──それは、結構チッチさんの言葉に多かったような気がしますね。ドキュメンタリー内でもすごく印象的に使われています。
チッチ:ここで使うんだ! っていうのがあって、びっくりしましたけどね(笑)。ここで回収していくんだ、っていうか。あれには"プロだな"って思いました。
LIVE INFO
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
cinema staff
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
- 2025.12.29
-
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KiSS KiSS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
"fractrec presents『OBSCURE TOWER 2025』"
Devil ANTHEM.
The Biscats
TOKYOてふてふ
- 2025.12.30
-
UVERworld
SIRUP / HY / Chara / 木村カエラ ほか
LiVS
RAY
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
KenKen
Another Diary
- 2025.12.31
-
UVERworld
ビレッジマンズストア / 夜の本気ダンス / THE BOYS&GIRLS / セックスマシーン!! ほか
SOIL&"PIMP"SESSIONS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
- 2026.01.03
-
NANIMONO
Poppin'Party
- 2026.01.05
-
UNDERWORLD
LiSA
- 2026.01.07
-
ART-SCHOOL
- 2026.01.08
-
BIGMAMA
LITE
東京スカパラダイスオーケストラ
RELEASE INFO
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.12
- 2026.01.14
- 2026.01.16
- 2026.01.21
- 2026.01.23
- 2026.01.28
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号



















