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INTERVIEW

Japanese

2014年09月号掲載

鶴

メンバー:秋野温(うたギター) 神田雄一朗(ウキウキベース) 笠井快樹(テンパリドラム)

インタビュアー:岡本 貴之

-秋野さんは歌いながら弾いているわけで、自分のギター・プレイにライヴのときに苦しめられるときはないですか?

秋野:あります(笑)。でもそれをレコーディングで見極めるようにしています。フレーズを思いついてもライヴで再現できないと思ったらレコーディングで入れないんですよ、僕。

-ライヴはライヴで、という考えの人もいますよね。

秋野:僕はどちらかというとライヴで歌もギターも再現できるように曲を作ります。自分のパートは。自分以外、コーラスのパートを思いつくとこの2人が苦労するんですけど(笑)。

笠井:コーラスを最後に入れるんですけど、思いついたものを後から入れることがあるんですよ。そうすると思いのほかその部分で面倒臭いプレイをやってたなというときもあるんですよ。叩いているときはコーラスをすることを考えていないんで。

神田:でも俺、その感じ結構好き(笑)。ライヴのときにそこをやってやろうというのも好きだし、雰囲気を変えずに何かを変えて辻褄を合わせようっていう作業も好きで。だからそこは、思いついたら突っ込んじゃえ!って思いますね。

-Track.10「VSGG」は2007年に解散したバンド"パイナップルフリーウェイ"の曲ですね。

秋野:自主レーベルを始めるにあたって、インディーズ時代の自分たちに影響を与えたバンドの曲をとりあげたいなと思っていて。前作にも違うバンドのカヴァーを入れているんですけど、パイナップルフリーウェイもすごく好きなバンドだったので。

-ライヴですごく盛り上がりそうな曲ですよね。

秋野:そうですね、ただ彼らの魂を受け継げるかというのは自分では怖いんですけど。彼らのライヴでもアゲアゲの曲だったんで。あの感覚をさらに研ぎ澄まして自分たちのものにしたいなというのはあります。

-10月4日からツアーが始まりますが、企画ライヴもやっているんですよね?

秋野:自分たち主導のイベントをいくつかやっているんですけど、まずひとつは"ロックは一日にして鳴らず"という文学的風なイベントなんですけど、ただのガチツーマンです(笑)。あとは"ALL TIME CLASSICS"というワンマンなんですけど、ツアーだと新しい曲がメインになりますけど、それを続けていくとやっぱり昔の曲たちどこへいった!?って自分たちでもなってしまうんで、思いっ切りそれをやろうと。あとはアコースティック・ライヴもやってます。

-今回のツアーに関してはどんなところを観てほしいですか?

秋野:やっぱり"Love"の部分ですかね。角が取れて良い意味で丸くなった部分というか。もっともっと人間らしい部分を出せたら。この人たちだから鶴はいいんだろうなとか、応援したいとか聴きたいっていうバンドの存在感を出したいですね。あとはツアー・タイトルが"Love & Soul ~愛と魂、時々エロス~"というんですけど、ツアーの見どころとしてエロス感をどう出そうか、ということですね。

神田:そうね、セクシーな衣装なのか。

秋野:それともただの下ネタオンパレードなのか?人間からにじみ出るエロスってなんだろう?って、今考えてます(笑)。

-最後に音楽を続けていく上での夢があれば教えてください。

秋野:ずっと3ピース・バンドをやっているので、いつか大人数のバンドをやってみたいですね。いろんな好きなミュージシャンを集めて、ドリーム・チームみたいなものをやれたらなと。それで俺はそのバンドのセカンド・ギターかバック・コーラスがやりたいです。ずっとフロントマンで前に出てるのでその反動というか、バックに徹するパートをやりたいですね。本当に夢の話なんですけど(笑)。

笠井:鶴で"47都道府県ライヴ"をやりたいですね。俺ら10年やってきて、ライヴ・バンドでありたいと常に思ってきたんですけど、ライヴバンドたるもの47都道府県でライヴをやっていないと胸張れないんじゃないかなって。ライヴをやっていない都道府県があるんですよ、まだ。だからそういうツアーをやってみたいですね。

神田:自分は人生でこんなに長く続いているものが音楽しかないですし、音楽で人間としての成長もしたので、音楽を続けていくことでどれだけいろんな人と出会って楽しい人生になるかなというのが夢です。