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DISC REVIEW

SOLAR

フレンズ

SOLAR

フレンズの新体制初アルバム『SOLAR』。タイトルどおり、なかなか気分が晴れ渡らない日々を明るく照らす"太陽"のような本作。多数のタイアップ曲に加え、新境地を見せるメロウで心地よいリード曲「東京今夜」、ロックなサウンドとエッジの効いた歌声が刺さる「海のSHE」、音楽を心から楽しむ姿が目に浮かぶカントリー調の1曲「元気D.C.T~No at all~」、夏への期待感の中に切なさが混じるメロディが胸を締めつける「8月31日の行方」など、楽曲ごとにまったく異なる表情を見せる。さらに、"Special Rare Track"として、アコースティック・アレンジ・バージョンの「NIGHT TOWN(神泉Ver.)」も収録された、聴きごたえ十分なアルバムに仕上がった。(中尾 佳奈)

あくびをすれば

フレンズ

あくびをすれば

フレンズが5周イヤーの最初に届けるシングルは、国民的なTVアニメ"ハクション大魔王2020"のエンディング・テーマのために書き下ろした曲。派手なディスコでも洒落たスムースなヒップポップでも、何をやってもどんなときでも、聴く者のライフを明るく照らすようなフレンズ節はさすが。そのなかで今回は、キャリア中最もシンプルでオーセンティックなバンド・サウンドとなった。カントリー調で足取りの軽いビートに、えみそん(Vo)がアニメ内のキャラクター アクビちゃんの立場から書いた前向きな言葉が乗った、夏にかけてのナイス・アンセムだ。カップリングにはさらにほのぼのしたアレンジの効いたバージョンを収録。東京ドームの夢に向かう重要な局面で、引き算で攻めてきたフレンズの今後から目が離せない。(TAISHI IWAMI)

HEARTS GIRL

フレンズ

HEARTS GIRL

東京ドーム公演を目標に掲げるフレンズの2ndプチ・アルバム。サブスクリプションの再生回数時代と逆行した、90年代のヒット・チャートを思わせる、これまでのフレンズにはなかった6分間のビッグなバラード「12月のブルー」、三浦太郎(Gt)が作曲を手掛け、ビートに幅のある低音を効かせた現代的なアレンジに、ひろせひろせ(MC/Key)がトラップ調のラップを披露し、関口 塁(Dr)がリード・ヴォーカルをとる「0:25」など、タイトルを"HEARTS GIRL=発芽"としたのも納得だ。各メンバーの個性を生かし切った新たなチャレンジが、持ち前のポップな輝きを次なる次元に押し上げた全6曲となっている。その光が東京ドームにまで届く日は、そう遠くないのかもしれない。(TAISHI IWAMI)

楽しもう/iをyou

フレンズ

楽しもう/iをyou

フレンズ初のシングル(会場限定盤を除く)が到着した。モータウン調の「楽しもう」は、篠原涼子主演映画"今日も嫌がらせ弁当"の主題歌。母から娘への独特で不変の愛情を描く物語に寄り添う、心温まる曲になった。また、「iをyou」はドラマ"きのう何食べた?"のEDテーマ。こちらは結成直後のシティ・ポップのムードも感じさせる、憂いを帯びたミドル・チューンだ。おかもとえみ(Vo)、ひろせひろせ(MC/Key)がニッポン放送の大ファンであることから担当した"ラジオパーク in 日比谷 2019"のテーマ「おいでよラジオパーク~どっちかならYES!~」は、アニメ・キャラのようなひろせの歌声も人懐っこく、子供も一緒に歌えそう。幅広いサウンドでバンドの間口の広さをアピールする1枚。(稲垣 遥)

コン・パーチ!

フレンズ

コン・パーチ!

"コンパチ"。それは相撲用語で、髷を結えるようになった力士が挨拶回りをする習慣のこと。シティ・ポップやスウィートなダンス・ナンバーなども提示してきた彼らの初フル・アルバムは、気持ちいいくらいキャッチーに振り切った1枚だ。ハロー!プロジェクト所属アーティストなどを手掛けるアレンジャー、大久保 薫を編曲に迎えた「常夏ヴァカンス」、遊び心溢れる賑やかな台詞が多幸感を煽るhummelタイアップ・ソング「Hello New Me!」など、Voふたりのみならず、三浦太郎(Gt)のハイトーンも随所に冴えわたりいいアクセントになっている。ライヴハウスでその名を轟かせ自分たちのポップスを手に入れた彼らは、平成最後の夏にハッピーなフレンズ旋風を巻き起こし、全国のフェス、そしてお茶の間まで挨拶して回る気だ。(稲垣 遥)

ベッドサイドミュージックep

フレンズ

ベッドサイドミュージックep

夜のわくわくをきらきらと描くフレンズの始まりの歌。ライヴではよく披露されており、この曲が作り出すときめきにうっとりする人続出の定番曲が、即完売したデモ音源のリテイクでついにリリース。長島涼平による、マイルドながらも、ここからだというしっかりとした想いのこもった冒頭のベースが印象的。そして、ひろせひろせが優しい声で、華やかな都会の夜に置いてけぼりになったような寂しさを、対しておかもとえみが強く伸びやかな美声で、そんな夜に負けまいとかすかな光を追うはやる気持ちを歌い、バンドがそれらをひたすらピュアに彩る。おかもとソロ時の楽曲をひろせがアレンジした「喧噪」、DJ松永(Creepy Nuts)が00年代日本語ラップ風にリミックスした「夜にダンス」も面白い。(稲垣 遥)

夜明けの晩

フーバーオーバー

夜明けの晩

ファン待望の6枚目となるフル・アルバム。今作にはレトロな雰囲気も漂うポップなサウンドと、キュートで言葉遊びのように軽やかな岩沢正美(Vo/Gt)の心地よいヴォーカルとメロディが存分に詰まっている。どこか一筋縄ではいかない独特なソング・ライティングなのに王道な展開も十分に楽しめる、なんとも不思議な世界感に病みつきになることだろう。収録曲も「北緯38度」の物憂げな心情を表現した曲や「カレンダー」のように疾走感に溢れた曲などヴァリエーション豊富。あっという間に作品を聴き終えてしまうアレンジは流石といえるし、どこかポップでロック= POP’N ROCKバンド、フーバーオーバーの集大成のような高みすら垣間見えた気がした。彼らの音楽と出会う最高のキッカケを約束してくれる名盤。(平野 スミオ)

悪夢のような1週間

ブランデー戦記

悪夢のような1週間

2022年結成、大阪発の3ピース・バンド ブランデー戦記。2nd EPとなる本作は、バンドの魅力を色濃く醸し出すと同時に、早耳の音楽リスナーから注目を集めている彼らの現在地を表した。ザラつきのあるノイジーな音像で構成された「Coming-of-age Story」では、情報社会における無味な拡散、無数の評価が付き纏う匿名社会の素性を覗かせる。リズミカルなカッティングやスラップ・ベースが80年代の歌謡曲を彷彿とさせる「悪夢のような」、彼らのブレない歩調を思わせる「Twin Ray」など、憧れを詰め込む一方、冷静にバンドの現状を見つめた本作。「ストックホルムの箱」に内包された愚かさは、祈りを込めた告白へと姿形を変え、その純粋さが輝きを放っている。(山本 剛久之)

人類滅亡ワンダーランド

ブランデー戦記

人類滅亡ワンダーランド

2022年8月結成の3ピース・バンド、ブランデー戦記。初のミュージック・ビデオ「Musica」が300万回再生を突破するなど話題のルーキーが、1st EPをリリース。同曲で一気に注目を集め期待値が高まるなか、その期待を優に超えてくる本作で、すでに確立されたバンドの個性と確かな将来性を見せつけた。TikTokなど若い世代の間で昭和の名曲がリバイバル・ヒットするなか、そんな昭和歌謡ブームとも共鳴する歌謡曲テイストなメロディが粗削りなロック・サウンドの上に乗り、懐かしさと新しさが共存する絶妙な空気感を醸す。J-POPの中にフォークのエッセンスを感じさせるあいみょんの楽曲が若者から親世代までの心を掴んだように、ブランデー戦記の哀愁漂うサウンドもきっと全世代に刺さるはず。(中尾 佳奈)

フラワーロード

プピリットパロ

フラワーロード

結成15年の集大成。爽快な男女コーラスと自由でジャンルレスな楽曲が武器の3ピース・ロック・バンド"プピパロ"が、4年ぶりとなるフル・アルバムを発表した。リード曲「ポッポルンガ」は、"オワコン"なんて言葉も"眼中にねぇファッキュー!"と跳ね返す、パンチラインだらけの痛快アッパーチューン。バンドマンが多数登場するワチャワチャ感満載のMVも話題で、キャッチーさも相まってTikTok再生数も上々だ。秋田のご当地アイスをモチーフにした「ババとヘラ」等ユニークな楽曲から、きっと数多の自問自答を経てバンドが辿り着いたであろう"答え"が刻まれた「ANSWER」まで全15曲。これまで歩んできた道に花を添えながら、まだまだ続いていく先への期待も募らせる渾身の一枚となった。(中尾 佳奈)

パロイズムチルドレン

プピリットパロ

パロイズムチルドレン

2010年に結成されたTheチーズから改名を経て活動する3人編成の男女ツイン・ヴォーカル・バンドの2ndミニ・アルバム。強烈なギター・リフで疾走する「B」、牧歌的なフォーク・ソング「キッズリターンマーチ」やダンサブルな「ドランクモンキー」、最後はメランコリックなポップ・ロック「ふたりきりの世界」でグッと感動的にアルバムを締めくくるなど、ツイン・ヴォーカルとキャッチーなメロディ、多彩なアレンジで最初から最後まで様々な表現力を持った楽曲たちで楽しませてくれる。そしてなんといっても"DB芸人"とコラボしたMVも話題の「サバイバルエリート」がアルバムの目玉。思わず"ファイナルフラッシュ!"と声を出したくなること間違いなし。これが"踊り狂い化けロック!名付けて「パロイズム!」"。(岡本 貴之)

Wake Up & The Light My Fire

プププランド

Wake Up & The Light My Fire

爽快なR&Rサウンドの上で"Don't stop music!"と繰り返す青春感たっぷりの「MUSIC」で幕を開けるこの2ndフル・アルバム。フォーク、カントリーをベースに時々ガレージ感を弾けさせつつ、グッド・メロディに甘酸っぱい歌を乗せるというプププランド節は1ミリもブレず、自分たちの愛する音楽をなんのてらいもなく純粋に鳴らしているのがわかる。THE BEACH BOYS的な作風と昭和歌謡ばりの歌がたまらない懐かしさを呼ぶ「太陽」、田中隆之介(Ba)がリード・ヴォーカルを取った渋みのある「東京トワイライト」、ここまでの力の抜けたテンションを一蹴するかのように攻めるラストの表題曲など、個性的な楽曲が目白押し。西村竜哉(Vo/Gt)描き下ろしによる、THE BEATLESの『Revolver』を彷彿させる味わい深いジャケットにも注目したい。(松井 恵梨菜)

BYE!BYE!BYE!

プププランド

BYE!BYE!BYE!

現在、関西の音楽シーンで最も注目すべき新人といっても過言ではない神戸出身の4人組"プププランド"。キュウソネコカミを輩出したことでも知られる"EXXENTRIC RECORDS"からリリースされる、初の全国流通盤『BYE!BYE!BYE!』は期待を遥かに超えるとんでもないアルバムではないだろうか。油断していると夕飯の匂いがしてきそうなほどノスタルジックで人懐っこいのに、どこか神戸特有の"ハイソ"感が彼らの音楽にはある。OASISやスピッツを彷彿させるコード感やメロディ、サウンド的にはandymoriに通じるものがあるのだが、それだけに終始しない力強いバンドの地力があるように思う。奇をてらわず、ひたすらグッド・メロディで勝負する心意気が素晴らしい。(山元 翔一)

CITY WAVE

プラグラムハッチ

CITY WAVE

5年間の活動休止期間を経て、"CITY POP×NEW WAVE"というコンセプトを掲げてカムバックしたプラグラムハッチによる再始動後初のアルバム『CITY WAVE』。洒脱でロマンチックな「青山Dancing物語」や、美麗なコーラスが感傷性を高める「Goodbye Rainy Bay」、虚無感に包まれた「ジオラマ都市」をはじめ、コンセプトから連想される洗練されたポップスという印象はありつつも、その奥底では、人間が音を鳴らすというエモーショナルな部分が強く渦巻いている。また様々なオマージュを入れながらも、"令和の80s"、"2080年のサウンド"と謳っている通り、決して懐古趣味的なものではない、今のバンドのモードを感じ取れる1枚。(山口 哲生)

YUCARI

プラグラムハッチ

YUCARI

結成10周年を記念してリリースされる初のフル・アルバム。とはいえ決して集大成的なテンションではなく、既存曲(再録)+未発表の新曲という内容でバンドの"今"を強調している印象だ。歌謡曲、ディスコ・パンク、ニュー・ウェイヴなど様々なジャンルが混ざったサウンド、独特なこぶしの効いた相澤瞬(Vo/Gt)の歌、言葉遊びの面白い歌詞など、一筋縄ではいかない要素ももちろん彼らの大きな特徴のひとつ。しかし、自分の内側を曝すこ とによって、あなたが今抱く感情や目前に広がる景色を全肯定する強さを見逃さないで欲しい。そのまっすぐさこそが、"ヘンテコ"の皮を被ったバンドの本質であろう。それを鮮やかに暴きながら、じっくりと起承転結を描く全12曲の流れが素晴らしい。 (蜂須賀 ちなみ)

感受色ドロップス

プラグラムハッチ

感受色ドロップス

SEKAI NO OWARI、スネオヘアー、パスピエら様々なアーティストと共演を果たし、注目を集める紅一点4ピース、プラグラムハッチの1stミニ・アルバム。収録されている6曲ともに、レトロな雰囲気漂う懐かしいメロディが昭和の歌謡曲を思わせる。しかし古臭さを感じないのは、リヴァーブの効いたギター・サウンドにノスタルジックなキーボードの音色、メロディアスなベースと多彩なドラムが今時のポップさを醸しているからだろう。また、相澤 瞬(Vo/Gt)の芯が太く中性的な歌声も変声期前の少年のようで印象的。コミカルなMVで話題を呼んだリード・トラック「涙のレイテンシ」から、センチメンタルなラスト・ナンバー「君にうつつ」まで、彼らの世界観にどっぷり浸かってしまう1枚。(奥村 小雪)

アイソーマイビー

プリメケロン

アイソーマイビー

北海道札幌を中心に活動中の3ピース・ピアノ・ロック・バンド、プリメケロンがリリースする初の全国流通盤。独特のコブシの効いた阿部さとみ(Vo/Key)の力強い歌声と、どこか捻くれているがカラフルなサウンドによるアンサンブルは、あたたかくて人懐こい。恋にときめく女性が勇気を振り絞る瞬間をコミカルに描いたTrack.1「かかと先生!」を始めとした全8曲は、ひとりの女性の人生を時系列で追いかけるようなストーリーになっていて、バンドの根幹にある"聴いてくれる方の渡世をお手伝いします"というスタンスがよく表れている。喜びや楽しさだけでなく、生活の中の悲しみや怒りをも音楽に変えていくんだという、彼らならではのミュージシャン・シップが打ち出された作品だ。(蜂須賀 ちなみ)

World's End

プルモライト

World's End

札幌在住の4ピース・バンドの1stミニ・アルバム。全6曲に共通するテーマは"嘘"。自分を庇うため、あるいは相手を傷つけないために嘘をついていく人間が持つ多面性を、様々な表情を持つ女声ヴォーカルを筆頭に色彩豊かなサウンドで表現。心の葛藤を疾走感溢れるサウンドに乗せた「世界は嘘で出来ている」、歌謡曲の色香を漂わせる「歌うカメレオン」、ストリングスを取り入れてポップに振り切れた「ほころび」、などなど。感情の起伏を歌と楽器でどのように表現していくかに苦労したとのことだが、その努力が良い形で実っているということが聴いていてよく分かるし、今後への大きな伸びしろを感じる。初の全国流通音源は、バンドの持つキャラクターを凝縮させた充実の1枚となった。(蜂須賀 ちなみ)

ポップンブルース

ヘンリーヘンリーズ

ポップンブルース

2011年に未だ10代半ばという若さでデビューし話題となった4ピース・ロックンロール・バンド、ヘンリーヘンリーズの2ndアルバム。初期衝動性の強かった前作から1年半と言えども、メンバーはまだ10代。そう簡単に変わるはずもないだろうと思いきや、かなり印象が変わった。サウンドは一本調子なロックンロールだけでなく幅と深みを感じさせるようになったし、言葉も、アルバム・タイトルが示すように“ブルース”を感じさせるようになった。この時代、この国で生きる少年たちの赤裸々な痛みと悲しみと喜びと夢が、シンプルな言葉と文学的な詩情を持って綴られている。無力な日々に、若者たちは何故ロックンロールを選んできたのか?――その理由が凝縮された10曲。才能が無邪気に、だが強かに爆発した傑作だ。(天野 史彬)

ヘンリーズ革命、後の

ヘンリーヘンリーズ

ヘンリーズ革命、後の

RCサクセションやユニコーンにも10代の頃があったんだよなぁ、などとぼんやりと考えてしまった。80年代を匂わせるロックンロールに、忌野清志郎を思わせるヴォーカル。どこか懐かしい人生賛歌。16、7歳の少年たちが集ったヘンリーヘンリーズは、結成わずか2年にして異様な程の早熟さを見せる。昨今のバンド・シーンが、OKAMOTO’Sや黒猫チェルシー、The SALOVERSを始め低年齢化している勢いの中、彼らの王道な古臭さは新鮮に響く。キャッチーなサウンドをかき鳴らし、どこか愛らしい情けなさを爆発させる。同時に、“ロックンロール”という命題に対しては、“理想論で現実見ていなくてもかっこいいからしょうがないのさ”と言ってのける。主義主張をこねくり回す必要なんかない、真っすぐであれ。ロックンロールとは真っすぐな意思だからかっこいいのだ。(山田 美央)

THE BRJ

ベイビーレイズJAPAN

THE BRJ

デビュー5周年を記念し、全曲新曲で構成されるキャリア初のミニ・アルバム。5人が5年間で蓄えた実力を活かす楽曲が揃い、全曲において堂々としたヴォーカルが聴ける作品になった。TOTALFATのKubotyが作曲を手掛けたTrack.4は最年少メンバーの渡邊璃生が作詞に初挑戦。10代の彼女だからこそ抱える闇や不安が、サビのがむしゃらで力強い言葉を際立たせる。Track.5は初期から彼女たちに楽曲提供をし、バック・バンドとして参加することもあるPENGUIN RESEARCHの堀江晶太が作詞作曲を務めている。メンバーそれぞれがベイビーレイズJAPANにいる理由を通して彼女たちの歩みが見えるソングライティングもさることながら、ライヴ並みに感情的で熱い歌声も圧巻だ。(沖 さやこ)

ニッポンChu!Chu!Chu!

ベイビーレイズJAPAN

ニッポンChu!Chu!Chu!

1stアルバム『自虎紹介』から2年ぶり、ベイビーレイズJAPANへ改名後初となるフル・アルバムが完成。5枚のシングル曲はもちろん、前山田健一との初タッグ曲や、すでにライヴではお馴染みのBSジャパン "世界女子ソフトボール選手権"の中継テーマ・ソングに起用された新曲「シンデレラじゃいられない」など全12曲が収録されている。勢いのあるラウドロック・ナンバー、きらきらな真夏ソング、シンセが効果的なギター・ロック、軽やかなミディアム・ナンバーなど、どの楽曲も"日本を元気にする"というテーマに即しエネルギッシュ。言葉を大事に噛みしめて歌う5人のヴォーカルはとてもピュアで、笑顔に溢れていて瑞々しい。この先彼女たちはさらに広いジャンルの音楽を歌えるヴォーカル・グループに成長するのでは。(沖 さやこ)

スクラップ イン マイ ルーム

ベランパレード

スクラップ イン マイ ルーム

前作収録曲「海へいこう」のMVで彼らを知った身としては、まず"変わったなぁ"と思った。ギターの音色からしてかなり違うし、中性的な印象のあったヴォーカルは男らしくなった。ライヴで鍛えられ強固になったグルーヴが前面に出ているため、全体として泥臭くなったような印象があるのだ。メンバーの楽しそうな表情が目に浮かぶような生き生きとした演奏。そこにもともとのこのバンドの持ち味である、甘酸っぱいソングライティングが掛け合わさったらどうなるか......。本作のタイトルは"スクラップ イン マイ ルーム"。"部屋を見れば住む人のことがわかる"とよく言うが、雑多な生活感と捨てられない思い出とを一緒くたにし、キラキラと輝かせる全7曲は、とても愛らしい姿をしている。(蜂須賀 ちなみ)

ベランパレードが2年ぶりのミニ・アルバムを完成させた。ポップでソリッドに響くサウンドと、歌王子あび(Vo/Gt)の優しさを感じさせる歌や歌詞。心地よい声と持ち前のポップ・センスにより、心の引っかかりがある曲たちは、ダイレクトに胸に飛び込んでくる。また、半径5mを嘘のない言葉で歌った曲たちは、どれも愛に満ちたラヴ・ソングで、退屈な日常も優しく、温かく、そしてキラキラと輝かせて映し出してくれるのだ。"抱きしめたい 抱きしめたい"のフレーズが耳に残る表題曲、先行無料試聴で話題を集めた「風邪のビリア」、あびとKota Kamimura(Gt/Cho)の共作で、ゆりえちゃん(Ba/Cho)もヴォーカルに加わるラスト・ナンバー「パン」など、最新型の彼らが見える楽曲からは、バンドの明るい未来も見えてくる。(フジジュン)

ローカリズムの夜明け

ペロペロしてやりたいわズ。

ローカリズムの夜明け

広島発の男女4人組、ペロペロしてやりたいわズ。の1stフル・アルバムがついに完成! しかも"やっと1作目が完成した"と自分たちで言ってしまうほど本気度100パーセント!な今作は、今のペロペロを詰め込んだ1枚。前作よりかなり音が洗練されているうえに、捻くれて尖っていた部分が丸みを帯びたポップスに変化して畳み掛けてくる。JUDY AND MARYを彷彿させるバンド初期作であり未発表曲の「海で会えたら」、"最期まで愛し抜くことはできない"と切なくまっすぐに歌うペロペロ代表曲にして名曲の「暮れる」、ラストには新曲「朝がくるから」で"エブリシングイズオーライ!"と笑顔を見せて今作を締めくくるのも最高だ。"ローカリズム"の向こう側にはいったい何が見えるのか? 今後の成長が楽しみだ。(白崎 未穂)

ペロペロしてやりたいわ

ペロペロしてやりたいわズ。

ペロペロしてやりたいわ

一聴して新しい感覚を持った世代だな、と思わされた。この"ペロペロしてやりたいわズ。"という広島出身の4人組ロック・バンドは、00年代以降のガレージ・ロック、ポスト・パンク/ニュー・ウェイヴやファンクをべースにした音楽を、2010年代以降のポップ感で描き出す。大森靖子を通過したムカイダー・メイの縦横無尽なヴォーカル・ワーク、あららぎの、時に硬質で時にロマンティックでメロウなギター、ヤマシタ帝国のファンキーなベースと、なおきさんのタイトなドラムにより生み出される生々しいグルーヴにハッとさせられる。ソリッドなギターのカッティングが際立つダンサブルな「Bless you!」で幕を開け、SF的世界観でムカイダーの内面世界が垣間見える「デストロイ・ガール」、独特な軽やかさとファンクネスで魅せられる「high wave」など全6曲を収録。不敵な4人が世に打って出る1枚。(山元 翔一)

皆空色

ペンギンラッシュ

皆空色

収録曲3曲が先行配信され、少しずつその全貌が見え始めたメジャー・デビュー・アルバム『皆空色』。予測不能な曲展開は健在。だが決して振り回される感覚ではなく、ジャンルの垣根を悠々と行き来する軽やかな足取りにむしろ惚れ惚れする。ハスキーで成熟した魅力を持つ望世の歌い回しも多彩になり、とりわけ柔らかなヴォーカリゼーションは今作で新たに花開いた印象だ。さらに、「色彩」のエッセイの中で"便利すぎる時代は/情報の雨の中にいるようだ"と表現したように、今の時代風景を秀逸に捉え文学的に昇華させているところも、ファンが音楽通だけに留まらない理由のひとつだと思う。スキル、センス、好奇心、探求心、etc.を詰め込み、彼女たちは威風堂々メジャー・シーンへ船出する。(岡部 瑞希)

七情舞

ペンギンラッシュ

七情舞

ニューオーリンズで生まれたパレード音楽であるセカンド・ライン。そのビートが持つ華やかさとは対極にある、冷ややかでしっとりとした鍵盤のマッチが生む心地よい違和感や、決定的な色気や強さを感じるメロディと声が放つ唯一の輝きに魅せられる。人との関わりで感じるノイズを包み隠さず吐き出した歌詞が刺さる。MVが公開された「悪の花」は、バンドの明るい未来を確信させるほどの個性と強さを持った曲だ。時代の流れに惑わされず、愚直に己と向き合うピュアな冒険心を迷うことなく発信するアクション。それは無数の情報に溢れ、もはや王道のセオリーも埋もれてしまう現代において、新たなポップの夜明けを切り拓く重要な鍵なのかもしれない。だとすれば、ペンギンラッシュこそ今最も聴くべきバンドだ。 (TAISHI IWAMI)

No size

ペンギンラッシュ

No size

あなたは無関心に見られている。とでも言っているような、視線が合わない多くの目が描かれたジャケットがなぜか気になって、何度も何度も見てしまったあなたは、この作品を手に取って間違いないだろう。ポップスの視点から見たジャジーでもファンキーでもなく、ジャズやファンクをポップスのフィルターを通して解釈したものでもなく、既存のジャンルを指す用語では割り切れない音楽。とはいえ、それぞれの歴史にあるマナーは突き詰められたうえで、混ざっている。そんな独特のクロスオーバー感覚と、日常に感じる妙な居心地の悪さが綴られた歌詞がシンクロし、"曖昧な何か"が強い力を持つ。人の心はそんなに整っていない。そういう意味では最もリアルなポップの形が、ここにあるのかもしれない。(TAISHI IWAMI)

ペンシルロケット

黒子首

ペンシルロケット

今年2月にメジャー・デビューを果たした黒子首が、待望のメジャー1stアルバムをリリース。新世代SSW、泣き虫 とのコラボ曲「やさしい怪物 feat. 泣き虫 」を筆頭に、バンド初となるタイアップ・ソング「おぼえたて」など、彼女たちにとって名刺代わりとなるであろう話題性の高い楽曲が収められている。生活感の滲む描写が散りばめられた「インスタントダイアリー」、コインランドリーにフィーチャーした「ランドリーランド」などに見られる、日常風景をユーモラスに描く堀胃あげは(Vo/Gt)の言葉選びが斬新で楽しい。トロピカルで瑞々しいサウンド満載の最新デジタルEP『ぼやぁ~じゅ』の4曲も収録。アコースティック・サウンドを基調としつつも表現の幅をさらに拡大した、全15曲のフル・ボリュームな1枚だ。(寺地 悠)

骨格

黒子首

骨格

堀胃あげは(Gt/Vo)が作り出す憂いを帯びた楽曲が独特の世界観を生み出す3ピース・バンド、黒子首。2018年7月の結成から4年目で完成された1stアルバム。アコースティック・ギターの音色を大切にしたジャジーなサウンドを基調に、ホーン・アレンジが煌めきの夜を彩る「magnet gum」、キレ味鋭いシンセが駆け抜けるファンキーなダンス・ナンバー「Driver」、印象的なエレキ・ギターと共にメルヘンチックな物語を紡ぐ「マーメイド」など、様々な楽器を取り入れた新しい黒子首のポップ・ミュージックを切り拓いた。悲しみとの決別を歌う「エンドレスロール」にはじまり、アルバム全体に孤独な気配が漂うが、決して悲壮感はない。寂しさをあっけらかんと歌に仕立てる堀胃の言葉選びがユニーク。(秦 理絵)

YELLOW DANCER

星野源

YELLOW DANCER

このアルバムがバカ売れするかと思うとワクワクする。時を得た作品ならではの醍醐味! そもそも星野源の作品は"わかるわかる! 共感する!""感動した!"みたいなことから遠い。あるとしたら"この名状しがたい感情をよくぞ曲にしてくれた"ということだ。さて、4枚目のアルバムである今作。真似しようにもできないブラック・ミュージック。フェイクしようとしてもできないソウルの歌唱。しかし確実に自分の音楽体験として存在し、体内に取り込まれた"クロいグルーヴ"をこれまでのアシッド・フォークやエキゾ同様に、"星野源味"の出汁で仕込みそれが全体の基調に。同時にTrack.1「時よ」や弾き語りのTrack.6「口づけ」、細野晴臣とのインストTrack.8「Nerd Strut」といった"異彩"が一筋縄ではいかないツボを形成している。(石角 友香)

Crazy Crazy/桜の森

星野源

Crazy Crazy/桜の森

跳ねたジャズ・ピアノではじまり軽快なビートで踊り続ける「Crazy Crazy」、70年代のダンサブルで煌びやかなソウル・ミュージックを下地に詩的な歌心をのせた「桜の森」、そしてブルースやジャズを都会的に、かつリラックスしたナイト・ソングへと仕立てた「Night Troop」。今回のシングルは、いずれの曲もタイプは異なれど心地好いグルーヴや、軽やかな空気感が流れていて、自然と手拍子が出たり、体を揺らしたり、リズムを刻んだりしてしまうようなサウンドが肝であり現在のモード。一方、スムーズに流れるメロディとスモーキーな歌声にのせて、想像を掻き立てるような言葉や意味深な言葉がフッと刺さる。アッパーなリズムやサウンドでも突飛でなく、どこかに憂いや湿度を含んでいて、すんなりと肌になじむ音楽が優しい。(吉羽 さおり)

STRANGER

星野源

STRANGER

シングル「フィルム」「夢の外へ」「知らない」も含む、約2年ぶり、3枚目のアルバム。生き急ぐような膨大な言葉数とテンポ感に圧倒される「化物」で鮮やかに幕を開け、立て続けにアッパー・ナンバーが3曲続く驚き。そして彼流のソウル・ミュージックをシンプルな3人編成で構成した「季節」、誰かに伝えるでもない独白とサウンドでなんともいえないサイケデリアが立ち上る「レコードノイズ」など多彩な全12曲。だが、単にバラエティ豊かというよりは、星野の生きるスピード感や欲望が、ポップ・ミュージックとしてはカオティックなバランスで、ギリギリの切っ先に立っているような曲が目立つのが新しい。「知らない」の歌詞じゃないが、知らないことがあるからこそ生きるのは楽しいし、楽しいことを見つけたくなる。(石角 友香)

2 PLATOONS

ホフディラン

2 PLATOONS

前作から約3年振りとなるニュー・アルバムが到着。「欲望」「極楽はどこだ」などのヒット曲を持つ2人も昨年で15周年。それぞれのソロ活動が活発になったとはいえ、2人が揃ったときの爆発力はまだまだ衰えてはいない。それはポップで瑞々しいこのアルバムを聴けば分かるはずだ。大先輩であり親友でもあったという忌野清志郎に贈るメッセージ・ソングやキュートで楽しいインスト・ナンバーなど、彼らのポップ職人としてのセンスが発揮されバラエティに富んだ本作は、従来のファンも初めて彼らに触れるという人にも最適の1枚。小宮山雄飛、ワタナベイビー、それぞれの色がコントラストとなって絶妙なバランス、そして楽しさを生み出している。(遠藤 孝行)

Everlasting

ホロ

Everlasting

"関西代表 和製轟音ギターロックバンド"を掲げるホロが、前作から2年ぶりとなる4枚目のミニ・アルバムを完成させた。彼らの持ち味である叙情的なギター・ロック「桜花に吹かれて」(Track.1)から、唸るようなギターと変拍子のイントロが突き刺さる「アレグロ」(Track.2)、さらにドラマチックな「梟、睨ム」(Track.3)といった、怒濤の"ホロ節"を展開。一転して透明感のあるミディアム・ナンバー「掌」(Track.4)、ディレイを巧みに使用し壮大な世界を表現した「ウレイノハナ」(Track.5)など、彼らが鳴らす楽曲の幅広さに唸らされる。ラストを飾る「輝く星となって」(Track.7)は、聴く者の心にスッと届いてくるような優しさに溢れている1曲。彼らの"現在"を感じることができる作品だ。(藤谷 千明)

輝く星となって

ホロ

輝く星となって

サポート・ドラマーの竹川真矢を正式メンバーとして迎えて初めての、そしてシングルとしても初めての音源リリース(TOWER RECORDS一部店舗での発売)。2作連続シングル・リリースということで、今作はその第1弾となる"星"をキーワードとした2曲を収録。夜空に散りばめられた星のように左右前後に広がる楽器の音を従えて情感たっぷりに歌われる「輝く星となって」(Track.1)、冒頭の歌い出しからグッと惹きつけられるミディアム・テンポのバラード「死にゆく星をみていた」(Track.2)では後半に進むにつれ爆発するような演奏がよりいっそう歌の情緒を際立たせ、煌びやかなディレイ・サウンドによる長いアウトロが深い余韻を残す。轟音を奏でながら"歌メロ至上主義"を標榜するバンドの魅力をダイレクトに伝えるシングルだ。(岡本 貴之)

この世界を愛する

ホロ

この世界を愛する

関西を拠点に活動し、徐々にその名を全国区に広めているホロの、約2年ぶりの全国リリースとなる3rdミニ・アルバム。アクシデントによる活動休止とその後のドラマー脱退を乗り越えての新作とあって、速射砲のようなリズムで始まるTrack.1「道化師が泣く」を始めとする収録曲はひたすら前へ前へと迷いなく突き進んでいく印象だ。新たな挑戦だったというラテン調のリズムを取り入れたTrack.4「突き刺す秒針、枯れる花」、1stデモの音楽性を再現したTrack.8「暁の唄」など、凝ったアレンジでありながらしっかりと歌が聴こえるところが彼らの特徴。ひと際キャッチーな旋律のTrack.3「この世界を愛する人へ」では時間の経過とともに心が前を向いていく様子が描き出され、再び走り出すまでの彼らの心象風景を感じることができる。(岡本 貴之)

耳を澄ませて

ホロ

耳を澄ませて

大阪の若き侍4人衆ホロが、2ndミニ・アルバムで全国に殴りこむ。"今1番うるさい歌ものバンド"と掲げる彼らの今作は、轟音ギターをただ勢いよくかき鳴らすだけでなく、歌詞に沿ったように優しく繊細にギターのアルペジオが彩る「通り雨」や、大切な人への思いを朗々と歌った「心臓」など絶妙なバランスで成り立っている。そこに"和"の要素を感じさせるメロディやギター・リフが加わることで唯一無二のホロ・サウンドとして個性を確立させている。日本語で伝えることに重きを置いた彼らの言葉はどこまでもまっすぐに深く突き刺さり、いつまでもじわじわと胸に疼きを残していく。『耳を澄ませて』という大きな武器を持って、自らを奮い立たせながら彼らは躍進していくのだろう。(齋藤 日穂)

TOMORROW NEVER KNOWS

本棚のモヨコ

TOMORROW NEVER KNOWS

THE BEATLES中期の傑作『Revolver』の最後に収録された「Tomorrow Never Knows」という曲は、テープの逆回転やループを駆使した超絶サイケな1曲で、THE BEATLESの実験的且つ野心的な活動を象徴する1曲だ。札幌出身の5人組、本棚のモヨコは1stフル・アルバムにその曲と同じ名を冠した。つまり彼らもまた、明日へ踏み出すことを恐れていないということである。シューゲイザーや60'sガレージからの影響を感じさせるノイジーなバンド・サウンドに、砂糖菓子のように甘いメロディ。筋肉少女帯~神聖かまってちゃんの系譜を継ぐ、日本語ロックの畦道をいく森脩平の歌詞世界は、夢と現実の狭間で揺れながら、しかし大人に悪戯をしかける子供のように不遜な笑みを見せる。すべてのわがままな子供たち(実年齢は大人でも可)に捧ぐ痛快なロックンロール。(天野 史彬)

暴動遊戯

暴動クラブ

暴動遊戯

7インチ『暴動クラブのテーマ』(2023年)でインディーズ・デビューし、その華やかな"持った"佇まいと、若者らしく世や時代に歯向かい、退屈と不甲斐なさとを燃料にロックンロールを爆発させる暴動クラブ。今年の"フジロック"では、釘屋 玄がROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRAのフィーチャリングVoとして、堂々たるパフォーマンスをしたが、その余韻の中で発表されたのが今作でのメジャー・デビューだ。ジャズのスタンダードのタイトルを模したような、「ドライヴ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」に始まり、物語が始まるエネルギーがビートとなって加速し、カラフルなギターがロマンチックなダンスを躍らせる。キャッチーなクリシェも織り込み、今という時を何度も輝かせるアルバムだ。(吉羽 さおり)

VOODOO SEE,VOODOO DO

暴動クラブ

VOODOO SEE,VOODOO DO

ヴィジュアルからサウンド、アティテュードまで全てにおいてエネルギーに満ち溢れる令和のロックンロール・バンド 暴動クラブが、日本を代表するロック、ポップスのカバーEPをリリース。THE ROLLING STONESのカメラマンとしても知られる有賀幹夫によるジャケットからは、往年のレジェンド・バンドへのリスペクトを感じつつ、俺等を見ろと言わんばかりのまっすぐな意志を感じる。泉谷しげるとちわきまゆみがコーラスで参加した「つ・き・あ・い・た・い」、ロック・アレンジを施した「上を向いて歩こう」等、原曲の良さを活かしながらも、暴動クラブのパッションが最大限に詰め込まれた珠玉の全5曲。時代を超えて愛される名曲と共に、彼等が鳴らす今を聴いてほしい。(山本 剛久之)

撃ち抜いてBaby,明日を撃てLady

暴動クラブ

撃ち抜いてBaby,明日を撃てLady

平均年齢21歳と思えないグラマラスなパフォーマンスや類稀なセンスで見る者のハートを射抜いてきた暴動クラブ。このたび発表したEPには、初恋の甘酸っぱさを思い出すようなリリックと、釘屋 玄の張り裂けんばかりの歌声が胸を締め付ける「撃ち抜いてBaby,明日を撃てLady」、不良少女の苦悩や満たされない日常を描いた「あばずれセブンティーン」(浜田省吾カバー)等全4曲が収録された。ダウンロード/ストリーミング配信が一切なく、CDでのみリリースするという挑戦や、懐かしさを感じさせる純粋なロックンロール・サウンドでリスナーの心を鷲掴みにし、現代のロック・スターとしてその道を突き進む彼等。今後の活躍からも目が離せない。(西平 歩由)

暴動クラブ

暴動クラブ

暴動クラブ

デジタル主流の現代音楽シーンに、ロックンロールで宣戦布告! 平均年齢20歳の若きロックンロール・バンドがぶっ放つ、渾身の1stアルバム。MR.PAN(THE NEATBEATS/Gt/Vo)をプロデューサーに迎え、オール・アナログ機材によるスタジオでモノラル・レコーディングされたこだわりの今作。熱量を直に感じるざらざらした音質で鳴らされる「とめられない」から、ノンストップで走り抜ける全11曲は激アツで痛快! BO DIDDLEY「Road Runner」やTHE ROOSTERS「C.M.C.」のカバーが収録されているように、ロックンロールの魂を継承しつつ、高い演奏スキルとむき出しの感情で"圧倒的な現在"を鳴らす彼らの音楽。"こんなバンドを待っていた!"と歓喜する人も多いはず。若い世代も必聴!(フジジュン)