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INTERVIEW

Japanese

BRADIO

2014年07月号掲載

BRADIO

メンバー:真行寺 貴秋 (Vo) 大山 総一 (Gt) 酒井 亮輔 (Ba) 田邊 有希 (Dr)

インタビュアー:山口 智男

強烈なキャラクターを持ったヴォーカリストを擁する4人組ロック・バンド、BRADIOが8ヶ月ぶりのリリースとなる2ndミニ・アルバム『Swipe Times』を完成させた。R&Bやファンクのグルーヴや艶っぽさを、ライヴを意識したバンド・サウンドに取り込んだうえで、観客と1つになれる音楽を作るという前作『DIAMOND POPS』で確かなものになった方向性をさらに推し進めたことを思わせる意欲作。結成は2010年。それ以前は、それぞれにメロディック・パンク・シーンで活動していたという。その彼らが現在の音楽性に辿りついたいきさつや新作に込めた想いを訊いた。

-元々はメンバーそれぞれにメロディック・パンク・シーンで活動していたそうですね?

大山:元々、亮輔と僕がやっていたバンドと、貴秋と有希がやっていたバンドがよく対バンしてたんですよ。その頃、拠点にしていたのが新宿のアシベホールというメロディック・パンクのハコ。一緒にツアーに行ったこともあったんですけど、それぞれのバンドが解散してしまったんです。それから1年ぐらい活動してなかったんですけど、貴秋から声をかけてもらって、またバンドやろうよみたいな感じで始まったバンドなんです。

-新たにバンドを始めた時には、もう現在のような音楽性を頭に描いていたんですか?

真行寺:全然描いてなかったです。ブレまくってましたね(笑)。当時は、やりたいことをとにかくやろうぜって始めたんですけど......。

大山:最初、ミーティングしたんですよ。びっくりドンキーで(笑)。でも、こういう音楽をやりたいっていうのが誰からも出てこなくて(笑)。ただ"前にやっていた感じを、このメンバーでやってもおもしろくないよね""何か新しいことをやってみよう"ということだけは意見が一致して、じゃあ、それぞれにネタを作ろうってことになったんです。最初はもっとロック寄りというか、結成当時はギターがもう1人いたのでツイン・ギターで、サウンドももっと歪んでいて、ロックの中にモダンさをどう取り入れるかをコンセプトにやっていたんですけど、もう1人のギターが脱退して必然的にバンドの音圧が下がった時に、貴秋が元々ブラック・ミュージックが好きだったということもあって、もっと踊れる音楽にチャレンジしてもおもしろいよねって。そこから前作の『DIAMOND POPS』のサウンドになっていったんです。

-この4人で集まったとき、メロディック・パンクをまたやるのはおもしろくないよねって思ったのはなぜ? 飽きちゃったとかやり尽くしたとかって思ったんですか?

酒井:いや、青春時代にがっつりハマった音楽ですから飽きたってことはないです。

大山:今でもやっぱりNEW FOUND GLORYとかTHE ATARISとか当時好きだったバンドは大好きです。ああいうサウンドは気持ちいい。ただ、たぶん才能がないと思ったんでしょうね(笑)。

-そうなんですか(笑)。

大山:散々、そのシーンでやってきて、芽が出なかったわけですから(笑)。

-ああ。

大山:メロディック・パンクは好きですけど、僕らはこれじゃないのかなって感覚が個人的にはありました。

-それで貴秋さんが好きだったR&Bとかファンクとかブラック・ミュージックをやってみようとなった、と?

真行寺:やってみようと言うよりは、やっていく中で、そういう歌い方やリズムを自分たちなりに見つけて、消化してっていう感じでしたね。だから、ブラック・ミュージックに近づけようとしたわけではないんです。たまたま、こうなったら楽しかったんですよ。

大山:前のバンドで貴秋はベース/ヴォーカルだったんですよ。楽器を弾きながら歌ってる姿しか見たことがなかったんですけど、このバンドでピン・ヴォーカルになって、ハンド・マイクになったとき、最初は不慣れな感じだったんですけど、段々、動きが気持ち悪くなってきて(笑)。それがすごいパンチがあったんですよね。そういうところをクローズアップしていったほうがおもしろいんじゃないかって。

-ブラック・ミュージックを目指したと言うよりも貴秋さんのキャラクターを生かすにはどういう音楽が合っているのかを考えたわけですね?

大山:そうかもしれないですね。