Japanese
"夢カナYell MUSIC VIDEO CONTEST 2022"受賞者座談会
2022年05月号掲載
AYUKA
EAST LAND BEATS:NORi YUKINA Jays
井本 うた
ユプシロン
(オンライン参加者)安藤 芹奈
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江
誰かの人生を助けられたり、支えになったりする音楽を作っていきたいと思っています(井本)
-YouTubeについているコメントなどを見ていると、応援するアーティストを探しているようなリスナーの方もいる感じがしたのですが、みなさん実感することはありましたか?
ユプシロン:ありましたね。MVのところに見知らぬ名前のコメントがついてて、"すごくいい"とか書いてくれていたので、新規の方も観てくれて評価してくれているのかなっていうのは感じました。
NORi:僕たちも新しい方からのコメントをいただいたんですけど、すごくいいコメントもあって嬉しかったですね。
AYUKA:Twitterとかでも全然知らない人が"AYUKAの「コーディネート」良かったから投票した"とかツイートしてくれているのを何件か見かけて。すごく嬉しかったです。それだけでも出て良かったなって思いました。
安藤:私もYouTubeで新しいファンの方が"芹奈ちゃんのオリジナルいいね"みたいなコメントをつけてくれたりしました。自分のオリジナルのYouTubeチャンネルの再生数も、"夢カナYell"のコンテストの期間中にすごく伸びて。SNSのフォロワーさんもそこで伸びたので、新しいファンの方に観てもらえてるなという感覚はあって、嬉しいなって思っていました。
-他の参加者で気になった方はいましたか? いたら、その理由も含めて教えていただけますでしょうか?
AYUKA:以前に違う大会で一緒に出ていた人たちは結構チェックしてて、井本うたさんもそうなんですけど、夜な夜なパンケーキさんとか、もともと別の大会でも聴いてて好きだったんで、今回も出てる! って。応援してくれてるファンのみなさんも前の大会を見ていたので、井本うたさんも出てたねとか、ついでにブーストしといた! とか言われて。
井本:逆に私は"AYUKAちゃんがめっちゃ良かったけん、投票しちゃった!"って言われて"なぬ!?"ってなって(笑)
一同:(笑)
井本:"私にもちゃんと投票してね!"って言っちゃった(笑)。
-(笑)一緒のコンテストに出てると仲間意識が芽生えたりするんですかね?
AYUKA:ちょっと知り合い感が勝手にあったり(笑)。一緒に賞に入れたらいいね、っていう感じで応援し合ってるところはあるかもしれません。
NORi:個人的にはイベントにソロで出たときにMIZUKIさんが一緒に出てた知り合いだったので、結構観てて。あとは、安藤さんとAYUKAさんの再生回数がすごくて"つえーよ、また伸びてるよ"って言ってましたね。
YUKINA:すごく競り合ってる時期があったじゃないですか。
AYUKA:観る時間帯によって順位が違ったりね(笑)。
安藤:私も別のコンテストでAYUKAさんと一緒になって、そのときはAYUKAさんはファイナリストまで残られてて、そのときにオリジナル楽曲を聴いてて、そのときも素敵な曲だなって思ってたんですよね。EAST LAND BEATSさんも再生数がすごかったので、気になって音源も聴かせてもらったんですけど、それ以外にTwitterとかも見にいって、どんな活動をしているのかも見ていました。やっぱり競っていたのもあって上位2組が特に気になっていましたね。
井本:私は原色って感じですけど、AYUKAさんは自分と違って大人っぽいみたいな感じじゃないですか。なので、前から気になっていて。あとは夜な夜なパンケーキさんもずっと聴いていました。ということは、AYUKAさんと夜な夜なパンケーキさんの再生数ばっかり増やしてしまってましたね(笑)。
一同:(笑)
ユプシロン:自分が活動しだしたばっかりのときにSNS上で声を掛けてくださった冷水ぬるめさんも、たまたま同じく応募されていたのでチェックしていましたね。あとは、ボカロに歌ってもらったオリジナル曲の投稿もしているので、ボカロPさんもいろいろ観ていました。
-井本うたさんはauじぶん銀行社長賞ということで、当日CM起用の発表もされましたね。それを聞いたときの感想や今思うこと、期待することなどをうかがえますでしょうか?
井本:まさか自分の初の楽曲でそんな賞をいただけるなんてまず思っていなかったですし、動画で水原希子さんが出てきちゃって、"マジか!?"ってなって。私の母が本当にファンで、水原希子さんに名前を呼ばれたときは私より母が発狂しちゃってました。"希子ちゃんがうたの名前ば呼んどるばい!"って。もう発表されたときは母の印象が強すぎました(笑)。
一同:(笑)
井本:自分の作る曲が合うのかな、自分でいいのかなって不安と、どうなっていくのかなっていうワクワクがあったんですけど、今はもうやったろう、頑張ろうって気持ちです。
-今後の予定や目標などをそれぞれうかがえますでしょうか?
AYUKA:直近で決まっている活動としては5月1日に東京でツアー・ファイナルを開催します。12ヶ月連続新曲リリースっていう企画をやっていて、今がまだ折り返しぐらいなので、引き続きやっていきつつ、今回ミュージック・ビデオじゃなくてリリック・ビデオでの応募になったので、今後もこういう大会に挑戦していくために、ミュージック・ビデオは持っておきたいなって思っていますね。今配信アプリとライヴハウスの現場って、別々の世界として存在していると思っているんですけど、私は音楽活動を始める前はただの邦ロック好きで、バンドのライヴに通い詰めていたタイプなので、コロナが落ち着いてきた頃には、いろんな方にライヴハウスで観たいって思ってもらえるような、配信とライヴの現場をみんなが行き来するきっかけになるような、そういう懸け橋になるアーティストになれたらって考えています。ゆくゆくはロック・フェスに出るっていうことと、アコースティック・ギターを初めて買うきっかけになった、大好きなアーティストさんが植田真梨恵さんなので、いつか共演することが夢です。それに向かって、大会に挑戦したり、自分の知名度を上げられることにどんどん挑戦していきたいって思っています。
Jays:僕たちは曲があんまりなくて。活動半年になるんですけど、配信リリースされているのが1曲しかない。僕がトラック・メイクをやってて、彼(NORi)がメロディ・ラインと歌詞を考えて、最後に3人でブラッシュ・アップして作り上げるって体制ができあがってて、レコーディングまで完結できるようになってるんですけど、まだ曲数が少ないのはいったいここまで何をしていたんだという。なので、ひたすら曲を作っていきたいって思っています。
YUKINA:私たちは毎月千葉の本八幡Route Fourteenっていうライヴハウスでライヴをしてて。私たちの良さが一番伝わるのは生音生歌のライヴなので、ライヴをすごく大事にしていて、MCも歌も全部総合して1日楽しんでもらえる自信はあるので、毎月のライヴに3桁以上の集客をできるように続けていきたいって思っています。
NORi:この3人って本当に別々の種族が集まっていて、唯一無二の存在になれる可能性があると思っていて。歌1本で自分たちのカルチャーを作って、これはEAST LAND BEATSじゃないとできないよねって存在になりたいというのが一番大きな夢ですね。
安藤:突然なんですが、4月末で2年間所属してきた事務所をやめてフリーになることが決まって。その卒業ライヴが直近で5月3日にあります。今は大阪を中心に活動をしていますが、フリーになってからは東京に出ていきたいと思っていて、東京を中心に私の歌を届けていけるようになったらいいなって考えていますね。今はPocochaでの配信を毎日やっているんですけど、毎日がイベントっていう感じで、いつも応援してくださっているリスナーのみなさんに恩返しをするためにも、知名度をもっと広げていって、メジャー・デビューできるようなアーティストになっていければなって思っています。
井本:福岡在住なので、福岡を盛り上げたいっていうのがまずあります。あとはアビスパ福岡のスタジアムで国歌斉唱をするのが夢です。応援ソング(「HERO」)を勝手に作ったんですけど、それを4月17日にアビスパ福岡のスタジアム(ベスト電器スタジアム)で歌わせていただくことになっています(※取材は4月上旬)。自分は中学のときに学校に行けなくて、その時期に助けてくれたのも音楽っていう存在で。音楽にはいい方向にもっていくパワーがあると思っているので、自分もそういうふうに誰かの人生を助けられたり、支えになったりする音楽を作っていきたいと思っています。
ユプシロン:5月13日に次の新曲の「アンコンフォートゾーン」っていう曲をリリースするんですけど、ボカロ・バージョンと自分が歌っているバージョンが出ます。目標としては自分のライヴをやりたいっていうことと、Skream!もずっと読んでいるので、僕の産みの親の絵師"さくしゃ2"さんにイラストを描き下ろしてもらって、いつか表紙を飾るのが夢ですね。
▼ユーザー投票/再生数部門
■ゴールド
AYUKA / コーディネート
■シルバー
EAST LAND BEATS / 『なんで』
■ブロンズ
安藤芹奈 / あなたにありがとう
▼ピックアップ賞
■auじぶん銀行社長賞
井本うた / drawn
■夢カナYell事務局賞
ユプシロン / 【アニメーションMV】「ハート」
▼夢カナYell Music Video Contest 2022 オンラインライブ表彰式
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