Japanese
"夢カナYell Cover Music Contest 2021"受賞者座談会
2021年11月号掲載
コロナ禍で活動の場や機会を失い、苦境に立たされているアーティスト、ライヴハウスなどを"ネット・パワー"を活用して応援するため2021年に始動した、"みんなの夢をみんなで応援する"を掲げたプロジェクト"夢カナYell プロジェクト"。同企画による賞金総額100万円相当の規模で行われたコンテストの受賞者を集めての座談会を行った。
安藤 芹奈
いちみ
雨龍 慶
おかのやともか
Sao
shio
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江
-まずは受賞おめでとうございます。みなさんそれぞれ、簡単に現在の活動などをおうかがいできますでしょうか?
おかのや:会社員をしているので、平日は働きながら平日の夜や土日に歌っていて、基本的には自分のYouTubeやTwitter、TikTokといったSNSに歌ってみた動画をアップしたりしています。今回の動画もそうなんですが、大学時代にアカペラのサークルに入っていたので、アカペラの手法を使って、全部声だけで楽曲をカバーするような動画を上げたりしていますね。
shio:僕も会社員をしつつ、いろんな仕事をして、音楽に限らずいろいろやっています。アーティスト活動としてメインでやっているのはアカペラで、最近は対面でできないので、ひとりで全パートを録音してYouTubeに動画を上げています。他にもオリジナル曲を作ったり、アカペラの編曲をしたり、音楽系でふんわりと活動をしていますね。
安藤:私は配信アプリをメインで活動していて、3年前にSHOWROOMというアプリを始めたときは愛知県にいたんですが、愛知だと音楽活動の幅が狭かったので、大阪に移動して音楽活動を広げつつ、配信アプリをやりながら他にも路上ライヴ活動だったり、TikTokだったり、YouTubeでカバー楽曲やオリジナル曲をアップしたりといった活動をしています。
いちみ:僕も実は会社員をやっていて。コロナ禍になって、暇な時間ができたので、今までやってみたいなと考えていた、映像と音楽を両方同時にやっちゃおうと去年の4月から活動を始めました。映像もありきたりになってくるので、撮り方とか編集の仕方とか、歌だけではなく、映像にもこだわって自分のやりたいことを実現していきたいと思っています。ありがたいことに、最近ではアーティストのMV制作や撮影の依頼をいただけたりもしてきています。
雨龍:みなさんと違ってシャイ・ボーイなので、顔出しはせずに、猫耳のアイコンで活動をしているんですが(笑)、もともとバンドをやっていたり、仮歌やハモりなどでSSWのサポートをしたりなどの音楽活動はずっとやってきていて。引っ込み思案というか、自分を売り込んでいくのが苦手で、これまで自分がメインで歌うってことはなかったんですけど、半年ぐらい前から自分でもやってみようと思って、歌ってみた動画をYouTubeなどにアップするようになりました。
Sao:今はコロナの影響で、リモートで授業を受けているんですが、中国の上海にある上海音楽学院という学校でミュージカルを勉強しながら、空いた時間でSNSを利用してYouTubeだったり、中国の"bilibili"という動画サイトだったりで、オリジナル曲やカバー曲をアップしています。
-おかのやさんはダブル受賞の形になりましたが、もともとどういった経緯でソロとユニットでのエントリーになったのでしょうか?
おかのや:コンテストの情報を最初に見たときは"え? こんなに賞金貰えるの?"って思ったんですが(笑)。
一同:(笑)
おかのや:普段のYouTubeでの活動に充てられる資金になったらいいなと思ったのが、エントリーのきっかけでした。YouTubeですでに歌ったことのある曲も課題曲になっていて、その中にyamaさんの「春を告げる」もあって。shioと一緒にかなり手が込んだアカペラのMVを撮っていたので、それを出そうってなったんです。あとは緑黄色社会さんの「Mela!」が課題曲にあって、すごく好きな曲だったのと、今自分が歌ってみたの動画を結構上げていたので、その活動の一環としてソロで撮って、応募しました。
-受賞を知ったときの率直な気持ちをうかがって良いでしょうか?
おかのや:コンテストみたいなものに出るのは初めてで、最後までどうなるかわからない熾烈な戦いが繰り広げられていたので、まさかダブルで賞をいただけるなんて本当に思ってなくて。このコンテストは動画を観てくれたファンだったり友達だったり先輩だったり、毎日投票してくれた周りの人の支えによるものでしかないので、本当に感謝しかないですね。
shio:自分でも一生懸命拡散してましたけど、引っ張ってくれたのはおかのやさんで、おかのやさんの周りのファンの方がいっぱい投票してくれた結果かなと思います。アカペラの世界って結構狭くて、その狭い中でもいいと思う作品って結構あるんですけど、それが音楽全般に通用するのかっていうのが気になってて。今回こうして声だけの作品を世に出せて結果が出たのはすごく嬉しいです。
おかのや:この作品はものすごく手が込んでて、130トラック以上あって、それをshioがアレンジ含めてレコーディングしてくれたんですけど、それを出す先が自分のSNSだけだと、普段からアカペラが好きな人にしか聴いてもらえないって思ってて。こうして、コンテストを通じていろんな人に聞いてもらえるいい機会になったのが嬉しかったです。
shio:実はもともと130トラックだったんですけど、今回コンテストに上げるにあたって、リミックスしてたら最終的に160トラックを超えてしまいました(笑)。
-安藤さんは本格的に動画を上げたりし始めたのはこの1年ほどなんですよね?
安藤:大阪に出てきて事務所に所属するようになったのが1年前で、そこから本格的に活動を始めたので、まだ活動としては浅くて、こういったコンテストに出るのも今回が初めてでした。
-受賞を知ったときの率直な気持ちをうかがえますか?
安藤:投票数がすごく多い人たちがいて、私は再生数で稼ごうと思ってファンの方にも一生懸命呼び掛けてたんですけど、その再生数も他の参加者のほうがどんどん伸びてて、あぁ、これは入賞難しいかなと思ったときもあったんですけど、結果発表で3位をいただけて本当にびっくりしました。そして、配信番組にも呼んでいただいて、東京で歌う機会をいただけて、本当にいい経験になりましたね。
-いちみさんは動画のクオリティがかなり高いですね。これはもうMVかってぐらいで。
いちみ:歌のコンテストで動画も突き詰めていくのはどうかな? と思いもしましたが、歌ってみた"動画"のコンテストだと自分では解釈していて、自分のコンセプトである音楽と映像を突き詰めていこうっていう考えを、しっかり見て評価していただいたのは嬉しかったですね。
-他の方のMVも制作されているんですね。
いちみ:実績としては少ないですが、他のSSWの方のMVを撮るのもしていますね。
-雨龍さんは今回"まなこ賞"の受賞となりましたが、まなこさんの選出コメントがもうべた褒めでしたね。
雨龍:すごく嬉しかったです。かわいかったですし(笑)。配信番組の中での発表で、実はそのとき仕事の関係で観られてなかったんですけど、友達からメールが来て"選ばれてるよ"って言われて、"マジか"ってなって。全然実感がなかったんですけど。仕事の合間の休憩時間でまなこさんのコメントを見て、ようやく"あぁ本当だったんだ"ってだんだん実感してきました。最初は疑ってたんで(笑)。僕はみなさんみたいにファンとか、友達とかいないので、再生数や投票数では敵わないって最初からわかっていたんです。そこはネガティヴだったんですけど、だれかが選んでくれたら、と思っていました。最初からアンバサダー賞狙いでしたね。
-Saoさんはプロフィールを見に行って、リンクを開いたらいきなり中国語のページに連れていかれて、最初は海外から応募されているのかなと思いました。
Sao:(笑)配信は中国語でやったり、"bilibili"という日本でいうニコニコ動画みたいなところでやったりしています。中国の若い人たちの間で、日本の音楽が好きとか、アニメが好きとかって子たちがどんどん増えていて、そういう人たちに向けて発信をさせていただいていますね。
-受賞を知ったときの率直な気持ちをうかがって良いでしょうか?
Sao:実は授業でリアルタイムでは観られてなくて。次の日に確認したら"え?"って二度見して。うみくんからのアンバサダー賞だったんですけど、ずっと前から見ている歌い手さんで、音域とか音楽的に見てもすごい歌い手さんなので、そんな方に評価していただけで、本当にビックリしました。応募した当時は、コロナの影響で、このまま音楽を続けてもいいのかなって自分に自信をなくしていた時期だったんですけど、勇気を出して応募してみて、こうしてコメントもいただいて。自分自身の声とか自分の音楽に対して、自分で認めることができたような気がします。これからももっともっと音楽方面で頑張っていきたいって思えるようになりました。
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