Japanese
LIPHLICH
2023年02月号掲載
Member:久我 新悟(Vo) 新井 崇之(Gt) 竹田 和彦(Ba) 小林 孝聡(Dr)
Interviewer:寺地 悠
2017年10月以来、自身約5年ぶりとなる日比谷公園大音楽堂での有観客ライヴ"androp one-man live 2022 at Hibiya Open-Air Concert Hall"を昨年成功させたandropをゲストに迎えて行われた"GAMUSYALIVE vol.5 -Link the YOUNG-"。同公演にて、"投げYell"投票1位に輝いたLIPHLICH(読み:リフリッチ)に、イベントを終えての感想やバンドの夢についてなどを訊いた。
-改めまして、"GAMUSYALIVE vol.5 -Link the YOUNG-"での最多投げYell受賞おめでとうございます。
一同:ありがとうございます!
-まずは率直に、今回の"GAMUSYALIVE vol.5 -Link the YOUNG-"の感想をうかがってもよろしいでしょうか。
久我:とにかく聞いて本当にびっくりしましたね、歴代最多の"投げYell"投票(約46万票)があったみたいで。"勝ちたい"って言ったからみんな入れてくれたのかなと思いますけど、すごく新鮮でした。自分たちはヴィジュアル系バンドですけど、他のいろんなジャンルの方々とこういったかたちでイベントをさせていただくのはかなり久々だったし、すごく楽しかったですね。
新井:僕も久我君と同じですね。唯一のヴィジュアル系バンドの参加だったので、他のバンドのファンの方々もあまり見る機会がなかったと思うんですよね。そこでどういうふうに僕たちが映るのかっていうのはすごく新鮮でしたし、あとはジャンルを超えた音楽の楽しさとかが垣根を越えて伝わったことがすごく楽しかったですね。あとはヴィジュアル系として活動していると、対バンも(相手が)ヴィジュアル系ばっかりじゃないですか。そうではないジャンルの方々の音楽に触れられたことも刺激的でした。すごく楽しくて、青春した感じでしたね。
竹田:こういうコンテストみたいなライヴは生まれて初めてだったんですよ。それで楽しみな気持ちもあったし、ドキドキしたのもあったし。あとはファンの子が"投げYell"を投げてくれたじゃないですか。それがなんかみんなでイベントをやっているような感じがして。"ファンの子もメンバー"みたいな感じで一緒にできたことがすごい嬉しかったですね。あとは先ほどたっきー(新井)が言いましたけど、俺もすごい青春をしてる感じがしました。
小林:応援していただいたみなさんの指がすごく心配です(笑)。
一同:(笑)
小林:受賞が決まった瞬間に、"ヤッター"って言ったんですよね。"HEROES/ヒーローズ"のマシ・オカの有名な台詞があるんですけど、ステージ上で意識せずに言っちゃったんですよ。本当にあの場でヒーローになった気がして、嬉しかったです。
-ありがとうございます。簡単に、バンド結成の経緯や現在の活動についてうかがえますか。
久我:バンド自体は2010年頃に始めました。最初は僕が起点となって、だんだん途中からみんなが合流していったみたいな感じなんですよ。最初にギターのたっきーが入って、そのあとドラムのこばやん(小林)が入って。最後にベースのたけぽん(竹田)が入って今のかたちになりました。"ヴィジュアル系"って言うとみなさんいろんな印象を持つとは思うんですけど、ヴィジュアル系の中でも独特な活動をしてるねって周りから結構言われてまして。ショーっぽいってよく言われるんですよね、演出とか曲の感じとか。あとライヴハウスだけではなくて、船上でアコースティック・ライヴをやるツアーをやったり、遊園地でも1回ライヴをやったりしましたね。クリスマス時期の寒いなかで。子供たちがいるなかでやりました。あとはホールですかね、演出に凝った公演を1年に1回ホールでやる、みたいな活動をしています。
-続いて"LIPHLICH"というバンド名の由来をうかがえますでしょうか。
久我:僕が"ロッキー・ホラー・ショー"っていう映画が好きでして。リフ・ラフっていうゾンビみたいなキャラクターがいるんですよ、そいつがすごい好きで。最初(バンド名を)"リフ・ラフ"にしようと思ったんですけど、その当時"リフ・ラフ"で調べると、ライヴハウスだったかバンド名だったかは忘れたんですけど、すでにあったんですよね。被るのが嫌だったので、"リフ"だけ生かして最終的に"LIPHLICH"っていうアルファベットを並べたときの見た感じの雰囲気と語感の良さで決めました。ちょっとブランドっぽくていいなと思って。
-たしかに"リッチ"って単語がつくと高級感が出ますね。
久我:そうですよね、本当に。大した意味はないですね、語感です。他に検索しても出てこないバンド名っていうところが一番ですね。
-今回、どういった経緯でこの"GAMUSYALIVE"に参加しようと思われたのですか。
久我:前回の第4回目("GAMUSYALIVE vol.4 -Link the YOUNG-")で優勝したDevelop One's Faculties(以下、DOF)のヴォーカル yuya君から紹介してもらって。DOFもヴィジュアル系だけど、すごいギラギラしてて他のジャンルのバンドともいっぱい対バンするようなバンドなんですよ。そのyuya君に"LIPHLICHも絶対出たほうがいいよ、絶対、絶対"って言われたので、挑戦してみたいなって思いました。
-出演者の中で唯一のヴィジュアル系ということで、異色の存在として注目されていたと思います。当日はどのような意気込みでステージに臨んだのでしょうか。
久我:本当にそのままで臨みました。ヴィジュアル系(バンド)ってヴィジュアル系じゃなくなるときがたまにあるんですけど。メイクを落として、ちょっと別の方向性に転換するみたいな。でも僕はこのバンドでやっている内容にすごく自信があるので、普段ヴィジュアル系バンドたちと対バンしたりワンマンするときの内容そのままでやるのが僕らにとって一番いいかなと思って。いつもやっている通りにやりました。
新井:意気込みで言えば"優勝したい"っていう気持ちですかね。演奏とかショーそのものに対して何か変わるかと言ったらそこは変わらずで、いつも通りの通常運転のライヴをしようと思って臨みました。そのライヴのためだけにとか、ヴィジュアル系を知らないファンの方々のためだけにやったら、自分じゃなくなるじゃないですか。それはバンドにとって絶対マイナスになってしまうと思うので。久我君と同じで変に何かを変えたりはせず、今までの自然な自分でライヴに挑みましたね。心の中に"優勝"っていう言葉はずっとありましたけど。
竹田:俺も久我君とたっきーと一緒で、あんまり変に意識することなく、いつも通りに今できる一番いいライヴができたらという感じで臨みましたね。なので、あんまり"「GAMUSYALIVE」だから"といったような特別な感情はなくて。いつも通りにやりました。
小林:思い返すと、身振り手振りはいつもより若干大きくした気がしますね。いつもより手を10センチ高く上げてみたりとか。そういう細かいところで、逆にちょっと"ヴィジュアル系だぞ"みたいなことを僕は思いながら臨んでいたかもしれません。
久我:なるほどね(笑)。
小林:ちょっと張り切っちゃったんじゃない(笑)?
久我:たしかに。ヴィジュアル系のライヴだと女性のファンが9.5割なので、観に来てくれている方々に男性が多いのが新鮮でしたね。僕本当にすぐステージで投げキッスをしまくるんですよ。癖というか、生まれながらにというか(笑)。
竹田:生まれながらにはおかしいだろ(笑)。
久我:そういうふうに育てられまして(笑)。"GAMUSYALIVE"では、投げキッスしてても"男の人が多すぎるぞ?"と思ってちょっと困惑しましたね。
-ステージを終えて少し期間も空きましたが、終わってみて改めて感じることやステージの感想など教えていただけますでしょうか。
久我:今回共演したC SQUARED(以下、シースク)さんが個人的にすごい好きになって、いろいろ喋って連絡先も交換したんですけど。なんか今回これ単発で終わるって、せっかく一緒に出たのにものすごく悲しいじゃないですか。自分たちで音楽事務所を経営していますし、ここでせっかくいい繋がりができたので、かっこいいなって思うヴィジュアル系じゃないバンドさんとたくさん知り合って、自分たち主催で企画していきたいなっていうふうにすごく思いましたね。バランス取るのは難しいとは思いますし、どういうふうなイベントになるかはわからないですけど。自分たちの挑戦の意味も含めて、新たに企画をしてみたいですね。
-これから参加を考えているアーティストに向けて、"GAMUSYALIVE"の一番の魅力はなんだと思いますか。
竹田:ライヴを作ってる方々、スタッフの方々も含めて、みんな本当に音楽がすごく好きなんだなっていうのが伝わってくるイベントだなと思って。それがすごく楽しかったし、気持ち良かったし、心地いいイベントだったなと思います。
久我:本当にそうですね。本当に音楽好きな人が集まっている現場で。スタッフさんも、楽器やってるしバンドもやってます、みたいな人が多いですよね。いいムーブメントだなと本当に思います。これから大きな流れにしようと尽力されてると思うので、そこに参画できてすごく嬉しいですし。何かできるんだったら、僕らも他にもまだまだ参加させていただきたいですね。
-今回共演した中で、気になったバンドをひと組挙げるとしたらどのバンドでしょうか。
久我:僕はシースクさんですね。
新井:僕もシースクさんですね。楽屋でも結構いろんな話をさせてもらったり、イベント終わったあとすぐLINEして、"ありがとうございました"って(笑)。本当に素敵なご縁に巡り会えて良かったです。音楽性も素晴らしかったし、メンバーさんの人柄もすごく素敵でしたね。
小林:僕もシースクさんです。滋賀出身なんですよ、彼ら。僕は三重出身なので、地元も近くて共感も得られて、一番喋りました。ライヴもかっこ良かったです。
竹田:僕は雨と理科室さんです、女の子がベースの。楽屋でベースの方と少しお話もさせてもらいました。
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