Japanese
"GAMUSYALIVE -SAVE THE LIVE-"
Skream! マガジン 2022年04月号掲載
2022.03.01 @渋谷duo MUSIC EXCHANGE
Writer 秦 理絵 Photo by TAMA(@tm_livephoto)
"ライヴの火を消さない!!"。そんな想いを掲げた"夢カナYellプロジェクト"による、無観客配信ライヴ"GAMUSYALIVE -SAVE THE LIVE-"が、duo MUSIC EXCHANGEで行われた。この日は6組のアーティストが出演。視聴者による"投げYell"によって1位を選出するという、コンテストを兼ねたライヴとなっており、これからに夢を託す若手アーティストが各々の信じる音楽をぶつけ合う熱い一夜になった。
トップバッターは下北沢を拠点に活動するロック・バンド、ORCALANDだった。"今から大きな声で歌うから"と、ライヴの始まりをストレートに告げる「3.2.1」でキックオフ。結成から3年目のバンドとは思えない、ステージ慣れした佇まいからは、彼らがいかにライヴハウスという場所を大切に、活動をしてきたかがわかる。大塚祥輝(Vo/Gt)の"やってらんねー!"という絶叫で突入した「やってらんねえ」まで、全4曲。こみあげる気持ちに蓋をしない熱いロックこそ彼らの強みだろう。
"強く逞しいバンド"をコンセプトに掲げるウマシカては唯一のガールズ・バンド。オルタナティヴな感性を全開にした繊細なバンド・サウンドが持ち味だ。"サーキットの前日とかに呼ばれる「都合のいいバンド」って言われるけど、今回は本命に呼ばれて嬉しいです"。フクダチナツ(Gt/Vo)の自虐気味なMCも挟みつつ、「ずっと」で聴かせた切なくも棘のある歌は、例えばチャットモンチーやSHISHAMOのように、同性に愛されるガールズ・バンドとして成長していきそうな予感がした。
back numberやLACCO TOWERなど、群馬発のバンドは実直で人間臭いバンドが多いが、そのDNAを受け継いでいるのが3番手に登場した3ピース・バンド、oldflameだ。ドラム、ベース、ギターというベーシックな編成で色鮮やかな景色を描く豊かなバンド・アンサンブル。そのうえで狩野太祐(Vo/Gt)が極上のメロディを紡ぐ。"頑張ってる人の背中をただ押したいだけ"と届けた「ラストシーン」から、ありのままの"君"を肯定する「ヒーロー」へ。その歌は聴き手の人生に優しく寄り添う。
最近は爽やかなバンドも多いが、ロック・バンド的な不敵さがバンド全体から醸し出されていたのは神戸発の4人組、ofuloverだ。"今宵の主役はなぁ俺だろう"と、中本 樹(Vo/Gt)がセクシーに挑発する「Night is mine」を皮切りに、ダークな音像でステージを自分たちの色に染めていく。MCでは"音楽で戦争を止められないかもしれないけど、人を動かすことはできると思う"と語る場面も。ロックとは決して社会と切り離せないカルチャーであることを、このバンドはすでに知っていた。
植田真梨恵の弾き語りスコアをきっかけにアコースティック・ギターを手に入れ、2020年から活動を始めたという女性シンガー AYUKAは、バンド編成でステージに現れた。エッジの効いたバンド・サウンドをバックに凛とした存在感を放つ「サナトリウム」で儚い死生観を描く。"活動歴が2年で他のバンドよりも短いですが、食らいついていきたいと思います"。少し緊張気味に伝えつつ、音楽人生の始まりを告げたポップ・ナンバー「コーディネート」まで、身体ひとつでぶつかるステージだった。
トリは、キーボードを擁する4人編成のロック・バンド、フィルフリーク。"あなたの日常を少しドラマチックに。"をコンセプトとするバンドのイメージそのままに、1曲目の「ホワイトストロベリー」から、男女ツイン・ヴォーカルによる人懐っこいメロディが煌びやかに駆け抜ける。別れた相手に"幸せであれ"と願うバラード「スレチガイ」から、"音楽は誰にも邪魔されない"と宣言した「朝日を待つ」まで。バラエティに富んだ楽曲たちは、ホールやアリーナという広い会場が似合いそうなエネルギーが溢れていた。
[Setlist]
■ORCALAND
1. 3.2.1
2. フォトフレーム
3. ボーイミーツガール
4. やってらんねえ
■ウマシカて
1. 1998
2. 『酔った。』
3. ずっと
4. 寒い夏
5. 終演
■oldflame
1. 切れ端から
2. グッバイ、グッナイ
3. ラストシーン
4. ヒーロー
■ofulover
1. Night is mine
2. サイトジャックラブ
3. 革命序歌
4. 春を越えて
■AYUKA
1. サナトリウム
2. ハナガサク
3. FUTARI
4. Souvenir
5. コーディネート
■フィルフリーク
1. ホワイトストロベリー
2. スレチガイ
3. サイドストーリー
4. 朝日を待つ
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
終活クラブ
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
僕には通じない
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
終活クラブ
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
- 2025.08.03
-
Saucy Dog
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
マオ(シド)
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ
BLUE ENCOUNT
Nothing's Carved In Stone
FIVE NEW OLD
reGretGirl
さめざめ
カミナリグモ
あれくん
忘れらんねえよ
SCOOBIE DO
"NEW HORIZON FEST"
古墳シスターズ
Lucky Kilimanjaro
め組
コレサワ
有村竜太朗
- 2025.08.05
-
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
RELEASE INFO
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
- 2025.09.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号