Japanese
フィルフリーク
Skream! マガジン 2025年02月号掲載
2025.01.15 @下北沢シャングリラ
Writer : 山口 哲生 Photographer:清水舞(フィルフリーク)、深田 優斗(13.3g)
配信限定シングル「結婚前夜」のリリース・ツアー"配信限定Single 『結婚前夜』Release tour『アオの続きから』"を東名阪にて開催したフィルフリーク。そのツアー・ファイナルが1月15日、下北沢シャングリラで行われた。なお、この公演をもってベーシストのツカダユウキがバンドを離れることに。現体制でのラスト・ライヴとなった。
この日のゲストとして迎えられたのは、13.3g。広瀬とうき(Vo/Gt)によると、今回のツアー・ゲストは"自分たちとどんな化学反応が起きるのかなとか考えずに、個人的に音楽が大好きなアーティストを呼んだ"とのこと。時にエキセントリックに、時にチルに、時にハッピーにと、様々な表情を見せつつもキャッチーな楽曲群を、うねりまくるグルーヴでフロアに放ち、オーディエンスを熱く揺らし続けていた。
熱演を受けてフィルフリークが登場。"いい歌、歌って帰ります!"と、広瀬が弾き語り始めたのは「NAMI」。そこに4人の音が加わり、瑞々しい音を疾走させていくと、広瀬が"僕の友達を紹介します!"とゆっこ(Key/Vo)、ツカダ、サポート・ドラムの宮下勇次、小竹 巧(Gt)の名前を順に呼ぶ。
ライヴを通して、あまり感傷的な空気にならないように努めている雰囲気もあった。ゆっこが「結婚前夜」のリリース・ツアーだけれども、"そもそも結婚の前に出会わないといけないし、恋しなきゃいけないじゃん?"というMCから始まった「KOIがハジマル」では、ポップなサウンドでオーディエンスを巻き込みつつ、"ちょっと待ってどっか行ってしまわないで"という一節を、広瀬がツカダに向かって笑いながら歌い掛ける。そんな場面はありつつも、5人の演奏はとにかく気迫に満ち満ちていて、ステージからはエモーショナルな音がフロアに向かって延々と放たれる。それは「ホワイトストロベリー」や「生きてる」といったアップテンポ/ミドル・テンポ・ナンバーはもちろんのこと、"僕はポップスが好きで、今までで一番やりたかった、作りたかった曲ができた"という広瀬の話から始まった「結婚前夜」や「ドラマ終わりに」といったバラード・ナンバーも同様で、中でも強烈だったのが「道端日和」。ハチロクのリズムに刻まれた孤独や喪失感が、凄まじい熱量をもってフロアを飲み込んでいった。
"昔の自分が今言いたいことを代弁してくれていたので歌います"という広瀬の話から届けられたのは、「アナザーストーリー」。"君がいなくても/別に僕は死にやしないけど/それでも君が俯いてるのと/顔を上げ前を見てるのじゃ/この歌の詩が変わる"。広瀬が叫ぶように歌うその声に、ゆっこが声を重ね合わせ、小竹が伸びやかにギター・ソロを高鳴らすと、ツカダは力強い眼差しでまっすぐにフロアを見渡しながらベースを奏でていた。"今日は終わりに向かって歌うんじゃなくて、未来のために歌いに来た"と広瀬は話していたが、バンドを離れるツカダも含め、そこにいる全員が未来へ目掛けて音を鳴らしているその光景に、ただただ胸が熱くなった。"あなた"の幸せを願う「サイドストーリー」を全身全霊で歌い上げると、"俺はバンドを選んで良かった!"と広瀬が叫び、そのままラスト・ナンバーの「朝日を待つ」へ。客席の声を求めながら勢い良く突き進んでいき、全曲終了......と思われたのだが、"俺、まだ声枯れてねぇわ。今日は声枯らしたい!"と再び「朝日を待つ」を披露。通常よりもテンポを上げて客席に放ち、現体制ラスト・ステージを締めくくった。
最後に"今日の今日まで解散が第一候補だった"と明かした広瀬。しかし、この日は発表こそなかったものの、次のライヴ会場をすでに押さえているとのこと。"俺たちしばらくやめそうにないです。また会いに来てください!"と笑顔でフロアと約束を交わしていた。
[Setlist]
1. NAMI
2. ホワイトストロベリー
3. KOIがハジマル
4. 生きてる
5. 結婚前夜
6. 道端日和
7. ドラマ終わりに
8. アナザーストーリー
9. サイドストーリー
10. 朝日を待つ
11. 朝日を待つ
- 1
LIVE INFO
- 2025.09.01
-
打首獄門同好会
DIRTY LOOPS
とまとくらぶ
- 2025.09.02
-
Hump Back
とまとくらぶ
フラワーカンパニーズ / Conton Candy / ヒグチアイ / TOSHI-LOW
ずっと真夜中でいいのに。
打首獄門同好会
YOASOBI
め組 / ザ・チャレンジ / NaNoMoRaL / 宇宙団
- 2025.09.03
-
YOASOBI
DIRTY LOOPS
WurtS × なとり
THE YELLOW MONKEY
- 2025.09.04
-
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
とまとくらぶ
DIRTY LOOPS
ハンブレッダーズ
終活クラブ
a flood of circle × 金属バット
TOOBOE
神はサイコロを振らない
- 2025.09.05
-
Age Factory
GOOD BYE APRIL
fox capture plan
水曜日のカンパネラ
大森靖子
セックスマシーン!!
YOASOBI
JYOCHO × 長瀬有花
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
KING BROTHERS
DIRTY LOOPS
EGO-WRAPPIN' / Original Love Acoustic Session
秋山黄色
ぜんぶ君のせいだ。
This is LAST
WtB
神はサイコロを振らない
PENGUIN RESEARCH
Bentham / Yobahi / WELL DONE SABOTAGE / Loojy
- 2025.09.06
-
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
Creepy Nuts
eastern youth
Broken my toybox
青木陽菜
9mm Parabellum Bullet / 眉村ちあき / 浪漫革命 / THE BOHEMIANS ほか
Appare!
カミナリグモ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
藤沢アユミ
大森靖子
なきごと
"TREASURE05X 2025"
ADAM at / TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍
セックスマシーン!!
ぜんぶ君のせいだ。
TOOBOE
YOASOBI
KING BROTHERS
Victoria(MÅNESKIN)
Ryu Matsuyama
SIX LOUNGE / TENDRE / ハナレグミ / 日食なつこ ほか
WtB
SCOOBIE DO
NakamuraEmi
りぶ
優里
PIGGS
- 2025.09.07
-
Broken my toybox
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
This is LAST
レイラ
WtB
ナナヲアカリ
豆柴の大群
TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍 ほか
ヨルシカ
eastern youth
大森靖子
GOOD ON THE REEL
Aooo
"TREASURE05X 2025"
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
TOOBOE
the cabs
心愛 -KOKONA-
Keishi Tanaka
KING BROTHERS
Mellow Youth
cinema staff
OAU / LOVE PSYCHEDELICO / 大橋トリオ ほか
"くさのねアイドルフェスティバル2025"
渡邊一丘(a flood of circle)
ぜんぶ君のせいだ。
りぶ
ART-SCHOOL
HY
優里
SILENT SIREN
[激ロックpresents"Burning Blue vol.5"]
- 2025.09.08
-
レイラ
JACK'S MANNEQUIN
fox capture plan
- 2025.09.09
-
Age Factory
THE GET UP KIDS
Hump Back
YOASOBI
打首獄門同好会
9mm Parabellum Bullet
JACK'S MANNEQUIN
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~奏・騒・壮!!!Vol.4~"
- 2025.09.10
-
Aooo
Hump Back
ハンブレッダーズ
This is LAST
The Birthday
パーカーズ × 浪漫派マシュマロ
とまとくらぶ
THE GET UP KIDS
打首獄門同好会
- 2025.09.11
-
Bye-Bye-Handの方程式
YOASOBI
The Birthday
w.o.d.
MONOEYES
THE GET UP KIDS
TOOBOE
鶴 × ONIGAWARA
- 2025.09.12
-
Aooo
ナナヲアカリ
神聖かまってちゃん
TOOBOE
w.o.d.
ビレッジマンズストア
YOASOBI
THE BOHEMIANS × the myeahns
the band apart (naked)
Rei
Awesome City Club
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~この声よ君の元まで!!〜"
- 2025.09.13
-
cinema staff
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / sumika ほか
神はサイコロを振らない
The Birthday
神聖かまってちゃん
This is LAST
GRAPEVINE
佐々木亮介(a flood of circle)
四星球 / 藤巻亮太 / eastern youth / 踊ってばかりの国 ほか
Creepy Nuts
KING BROTHERS
崎山蒼志 / moon drop / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / ExWHYZ ほか
"ナガノアニエラフェスタ2025"
WtB
PIGGS
TOKYOてふてふ
LACCO TOWER
安藤裕子
GOOD BYE APRIL
The Biscats
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
wacci
- 2025.09.14
-
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
TOOBOE
THE BOHEMIANS × the myeahns
flumpool / 三浦大知 / コブクロ / C&K
ガガガSP / GOING UNDER GROUND / 日食なつこ / LOVE PSYCHEDELICO ほか
ナナヲアカリ
WtB
Academic BANANA
Creepy Nuts
打首獄門同好会 / GLIM SPANKY / yama / bokula. ほか
KING BROTHERS
"ナガノアニエラフェスタ2025"
センチミリメンタル
ぼっちぼろまる
SIRUP
Maica_n
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
Mirror,Mirror
- 2025.09.15
-
セックスマシーン!!
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
WtB
ビレッジマンズストア
Kroi
GRAPEVINE
Appare!
TOKYOてふてふ
緑黄色社会 / 04 Limited Sazabys / キュウソネコカミ / Hump Back ほか
羊文学
PIGGS
DYGL
THE SMASHING PUMPKINS
FOUR GET ME A NOTS
Bimi
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
FIVE NEW OLD
eill
UNFAIR RULE / Blue Mash / ペルシカリア / ポンツクピーヤ
アーバンギャルド
NOIMAGE
RELEASE INFO
- 2025.09.01
- 2025.09.03
- 2025.09.04
- 2025.09.05
- 2025.09.06
- 2025.09.09
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号