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INTERVIEW

Japanese

"夢カナYell MUSIC VIDEO CONTEST vol.4"受賞者座談会

2023年04月号掲載

"夢カナYell MUSIC VIDEO CONTEST vol.4"受賞者座談会

"夢を持つアーティストや、音楽/歌が好きな人を対象に、音楽で活動したい人/チャレンジしたい人へスポットを当てて夢へのチャンスを提供"するオリジナル楽曲のコンテストとして実施された"夢カナYell MUSIC VIDEO CONTEST vol.4"。300件に迫る応募を集め、最終日まで盛り上がりを見せた当コンテストの受賞者が決定し、上位3組での座談会を実施した。

Kish.
EAST LAND BEATS:NORi YUKINA Jays
HIGH BONE MUSCLE:鈴木 啓(Vo/Gt)
Interviewer:米沢 彰


Kish.(ゴールド賞)

受賞作品:「【ボカロと歌う】アノニマス Short ver.」

-Kish.さんは今回が初の受賞ですね。参加してみようと思ったきっかけや考えなどをうかがえますでしょうか?

Kish.:Twitterでこのコンテストの情報を見かけたのがきっかけですね。今回の参加曲もそうなんですけど、僕の音楽はVOCALOIDと一緒に歌うっていうちょっと特殊な形でやっていて。これまでボカロの大会に2回出たんですけど、ボカロ・シーンではちょっと異色というか、人間も歌ってて変わってるねって受け止められてたんです。なので逆に人間がメインのほうでも出てみたいっていう気持ちがあって。それで、コンセプトも、"夢を叶える"っていうのを前面に出してるところが個人的に好きで、前から応募してみようかなって思っていたんです。

-結果発表の当日にはライヴ配信をしながら表彰式を観ていたんですよね。周りにいたのは一緒に制作している仲間ですか?

Kish.:そうですね。映像とかイラストとかの。

-ファンのコメントも見ながら和気あいあいとしてて、すごくいいやり方だなって思いました。ああいったライヴ配信はよくされているんですか?

Kish.:あれが初めてに近いですね。ライヴ配信は一応ちょっとやってたんですけど、僕以外のメンバーもいたりワイワイしてる感じのは初めてで。最後まで結果がわからなくてドキドキしてたんですけど、みんなで楽しめたらいいなっていうのもあって急遽やることにしたんですよね。

-コメントも含めていい空気感の配信で、今回のコンテストを一番楽しんだのはKish.さんだったんじゃないかなって思うぐらいでした。

Kish.:自分以外にもボカロの人は何人かいたんですけど、やっぱり少数派でちょっとアウェーな感じもあって。他のアーティストの方々を応援しているファンのコメントとか、SNSでの応援の熱とかを見ていても、対面での活動ですごく人気があるんだろうなって伝わってきて、その部分でも熱を貰ったというか、勉強になったというか。今度のライヴもそうなんですけど、自分ももっともっと頑張ろうって思えるようなコンテストでした。

EAST LAND BEATS(シルバー賞)

受賞作品:「Popping a Soda」

-EAST LAND BEATSは"夢カナYell MUSIC VIDEO CONTEST vol.3"の受賞者座談会(※2022年10月号掲載)以来となりますね。もう常連になってきましたが、今回の結果が出たときの率直な感想をうかがっても良いでしょうか?

NORi:率直にまた2位("シルバー賞")か......という気持ちでした。前回、前々回("夢カナYell MUSIC VIDEO CONTEST 2022")と2位で、3度目の正直で挑んだ3回目だったので、悔しい気持ちと頑張ってくれたファンのみなさまに申し訳ないなという気持ちもあります。

-HIGH BONE MUSCLEはバンドとしては今回が初参加ですね。参加のきっかけや参加に至った経緯などをうかがえますでしょうか?

鈴木:僕が楽曲を提供しているAYUKAというアーティストが前回、前々回に出て"ゴールド賞"を獲得していて、以前から夢カナYellの大会自体は知っていました。賞も取ってサポートでギターを弾いてイベントにも出ていて。で、そうやって結果も出ているなかで自分のバンドでもやりたい思いがだんだん出てきて、参加したって経緯ですね。

-以前にAYUKAさんのライヴで拝見していて、すごくバンドのレベルが高いなって思っていたんですよね。AYUKAバンドにはベースの池田武史さんとおふたりで参加されているんですよね?

鈴木:そうですね。

-そのときからすごくレベルが高くて、歌うように弾く人たちだなって思っていました。HIGH BONE MUSCLEはパンク・ロックっぽい楽曲もあれば、今回の受賞曲のようなJ-ROCKっぽさを全開にした楽曲まで音楽性が幅広いですよね。この幅の広さはどこから来ているのでしょうか?

鈴木:活動が長いのもあるんですが、今やっている音楽はいわゆる、J-ROCKとかギター・ロックとかに寄っている曲もありつつ、自分のルーツになっているブルースとかサザン・ロックとか、ファンクとかフュージョンとかを、いかにエッセンスとして入れながら表現するかっていうのがひとつのテーマになっていて、ひとつの楽曲の中にいろんな自分のルーツを落とし込む作業をしているのはあるかもしれません。