MAGIC OF LiFE

INTERVIEW

Japanese

MAGIC OF LiFE

2019年03月号掲載

MAGIC OF LiFE（ex-DIRTY OLD MEN）

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Member：高津戸信幸（Vo/Gt）山下拓実（Gt）渡辺雄司（Ba）岡田翔太朗（Dr）

Interviewer：秦理絵

－印象に残ってる出演バンドのライヴはあります？

高津戸：みんな良かったですよ。

岡田：忘れらんねえよの柴田（隆浩）さんはオファーしたときに、すでにひとりになる（※2018年5月にベースが脱退しソロ体制となった）っていうのを聞いてたんですよ。だから、どんなライヴになるのかなと思ったら、アコースティックでやってくれて。全部を巻き込んでたのがすごかったですね。

渡辺：あと、ハルカミライもすごかった。

山下：俺も。ハルカミライで泣いちゃったんです。

－初めて観たんですか？

山下：いや、そういうわけじゃなかったんですけど、本当にハルカミライを呼んで良かったなっていうぐらいのライヴだったんです。

渡辺：4年連続で出続けてくれたリズミック（Rhythmic Toy World）と空想委員会は、毎回MCで泣きそうになりますね。同じ気持ちでいてくれてるのが嬉しくて。

高津戸：あと、ドラマチックアラスカのヴォーカル（ヒジカタナオト）が声が出なかったんですよ。たぶん喉の調子が悪くて。で、ライヴが終わったあとに、ものすごく悔しそうな表情をしてたんです。それを見たときに、"あぁ、そういう姿勢で出てくださったんだな"って思いましたね。

岡田：パノラマパナマタウンも印象に残ってます。ヴォーカル（岩渕想太）が席に降りていって、会場全体を使って盛り上げてた。

高津戸：あれはロックでかっこ良かった。僕は初めて観たんですけど、今度はライヴハウスで観たいなと思いました。

渡辺：Xmas Eileenもすごかったよね。お客さんを巻き込むのが上手かったし、どこでもあのクオリティのライヴができるんやろうなっていう。

高津戸：同い年のGOOD ON THE REELも良かったですね。MCで千野（隆尋／Vo）ちゃんが、"20代前半から知ってる盟友のイベントで歌わせてもらえるのは嬉しい"みたいなことを言ってくれたのは胸が熱くなりました。それがトリ前だったから、自分の出番では1曲目から泣きそうだったのを覚えてますね。

－ちなみに去年は"「栃フェス」を全国へ！"というテーマを掲げてましたけど、そのあたりの手応えはどうでしたか？

高津戸：そこは少しずつですね（笑）。去年はSkream!で冊子（2018年4月発行のSkream!マガジン"「Don't Stop Music Fes.TOCHIGI 2018」SPECIALISSUE"）も作らせてもらって、ファンの人たちからもクラウドファンディングで力を貸してもらったので、これからも少しずつ広められるように精進しなきゃいけないんですよね。

－なるほど。

高津戸：最近、栃木市に表敬訪問に行ったんですけど、市役所の地域振興課の方とお話をしたんです。で、"栃フェス"の日になると、いろいろな県から若い子たちが来てくれるから、街が活性化されて嬉しいんだ、みたいなことを言ってくれたんですよ。しかも、去年は2デイズだから泊まってくれて、それも喜んでくれてて。少しずつだけど、成功に近づいてるのかな。これを続けていくと、いい未来が待ってるのかなって思いますね。

－今年は何かテーマみたいなものはあるんですか？

高津戸：うーん......特に掲げてないんですよね。

山下：そういうのはないけど、出演アーティストで言うと、勢いのある若手の人が増えたよね。フレッシュになった。

高津戸：初登場が多いよね。初めての人が多いと広がりも増えると思うので、"栃フェス"を知らなかった方の目にも留まるチャンスはあると思います。結果的にですけどね。

山下：皆勤賞はリズミックしかいないんだっけ？

高津戸：そうか。

岡田：空想委員会が（現体制での）活動終了ですからね......。

－残念ですよね。

高津戸：そうなんですよ。事前にそういう話は聞いていたんです。あと、宇都宮の後輩バンドであるSHIT HAPPENINGも6月に解散してしまうから最後なんですよ。そういうのはつらいですね。やっぱりバンドって儚いもので、その輝きを歌うものだと思うから。僕らもいつ終わるかわからないですけど、今を一生懸命輝かせるしかないんですよね。だから、去年みたいな"「栃フェス」を全国へ！"みたいなわかりやすいテーマはないんですけど、5年目ということで気合は入ってます。

山下：じゃあ、"「栃フェス」を若い世代へ！"でいいんじゃない？

渡辺：いやいや、俺らが終わるみたいになってる！引継ぎみたいじゃん（笑）。

高津戸：今年のテーマはなしです（笑）。

－わかりました。今年もブッキングは岡田さん中心に？

岡田：昨年までは僕が連絡をしてたんですけど、今年はみんなで連絡をしたんですよ。一番パイプの強い人が声を掛けるような感じにして。メンバーでも手分けしたから、より広がっていったんですよね。拓実とか雄司とかノブ（高津戸）も独自のパイプがあったりするので。

高津戸：ありがたいことに、5年やってきて、"栃フェス"に出たいって言ってくれる方々も増えてきたので、そこがデカいのかなと思います。