Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Overseas

Monomania

新しいアーティスト写真を見て驚いた人は、それ以上の衝撃をこの作品から受け取るだろう。フロントマン、BradfordがATLAS SOUNDの3rdアルバム制作後に陥ったパラノイアックでパーソナルな状況は混沌としたボーカリゼイションに、相反し

HD

細野晴臣とのコラボレーション経験も持つドイツの電子音楽家、Uwe Schmidtの、ATOM TM名義での新作。2月に新作をリリースしたばかりのJamie LidellもTrack.3にヴォーカルとしてゲスト参加。音楽的には実験性の高いエレ

If You Leave

THE XXが、都市の暖かな暗闇に生きる若者たちの代弁者だとすれば、Daughterはそんな彼らの祈りを体現する巫女だ。ロンドン出身のElena Tonra(Vo/Gt.)を中心として結成された3人組の奏でる内省的なサウンドは、フォーク・ロ

Murmuration

David Byrne、Devendra Banhart、TEENAGE FANCLUBなどとのコラボレーション経験や音楽学の博士号を持つ、グラスゴーを拠点に活動中のSSW、Jo Mangoの2ndアルバム。ギター、ピアノ、カリンバ、オムニ

Alone Aboard The Ark

FLEET FOXESやGRIZZLY BEARへのUKからの回答と称された前作『IntoThe Merky Water』と比較すると、さらに時代を超えて英国ポップ・ミュージックの至宝的な哀感と素朴さに満ちたメロディに浸されるこの新作。Ra

Woman

Milosh名義で活動してきたシンガー、プロデューサーMike Miloshと、様々なユニットで活躍後、2011年にEP『Bobby』でソロ・デビューを飾ったRobin Hannibalが新たに結成したソウル・ユニット、RHYEのデビュー・

Comedown Machine

2000年を境に明らかに"THE STROKES以前・以降"のシーンを形成した当の本人たちは、この5作目でもすこぶるクール。象徴的なのがリヴァーブ感のない音像や、それがもたらす低体温感。1stや2nd時から続くシンプルかつ緻密に組み上げられ

Discipline

2005年に結成されたフランス出身の3ピース・インスト・ダンス・ロック・バンドELECTRIC ELECTRICの4年振りとなる2ndアルバム。ダンス・ミュージックをバンド・サウンドで表現するバンドは数多くいるが、彼らはよりダイナミックで疾

Machineries Of Joy

ポップ・ミュージックという大海原を優雅に航海する、BRITISH SEA POWER。一貫した"文明と自然の調和"な文学性、英国伝統的なギター・サウンド、さらに敬意あるマーキュリー・プライズにノミネートされるなど、UKインディー・ロックの良

Truly Alive

オースラリア出身のポスト・パンク・バンドMITZIの1stアルバムがリリース。オーストラリアと言えばCUT COPY等が在籍するレーベルModularや昨年のNME誌で年間ベストに輝いたTAME IMPALAなど良質なインディー・ダンス・バ

Understated

死の淵から生還した者だけが表現できる、喜びと憂いの甘さと苦味を併せ持った味わい深いヴォーカル、そして繊細で心地良いメロディ……穏やかな暖かさに抱きしめられるアルバムだ。音楽都市グラスゴーの名産といえばORANGE JUICEだが、そのフロン

Water On Mars

フィラデルフィア出身のギタリストMike Polizzeを中心に活動するサイケデリック・ロック・バンドPURLING HISSのニュー・アルバムがリリース。ファズの強いブルージー且つ骨太のガレージ・マナーのギター・サウンドは男なら胸を熱くさ

Bloodsports

90年代、UKブリット・ポップを彩った輝きは現在も色褪せず。Brett Anderson率いるSUEDE、実に11年振りの新作である。まさにSUEDE節としか形容できないゴージャス&アップリフティングに美しいギター・メロディ、ドラマティック

Les Revenants

MOGWAIの緊張感と内省的な世界観を愛するファンにとっては、今回の轟音ギターこそ鳴り響いていないこの作品もバンドのDNAをより集中して堪能できるという意味で味わい深いのではないだろうか。SONIC YOUTHがサントラを手がけた映画「Si

Exile

80sのシンセ・ポップ、DEPECHE MODEやTEARS FOR FEARS並みの美メロとキャッチーさを10年代型にアップデートした『Happiness』で一躍ブレイクしたHURTS。世界ツアーで疲弊しきったという彼らは、なんとまた出会

Untogether

BRAIDSのヴォーカリストRaphaelle Standell-Prestonとトラック・メーカーAlex Cowanによるカナダのモントリオールのエレクトロニック・ドリーム・ポップ・デュオ初のフルレングス・アルバム。2010年に8曲入り

Holy Fire

この作品を作れるようになるために前2作を作ったようなものなんだ"とギターのJimmy Smithが語るように、この3rdアルバムは彼らの確実な進化を決定づける作品となっていると言っていいだろう。『Holy Fire』というタイトルの由来はわ

Honeys

ノイズ・ロック/ハードコア・パンク・バンドPISSED JEANESの約4年ぶりとなる通算4枚目のスタジオ・アルバムが完成。80年代のハードコアやポスト・ハードコアに多大な影響を受けており、本作でもそれがはっきり感じ取れる。先行曲「Bath

New Moon

爆笑してしまった、最高の賛美として。ブルックリンのシーンにおいてMGMTやDIRTY PROJECTORSらとは違い、むき出しの熱量でガレージ・パンクやサイケを1つの鍋に放り込んできた彼らが、今回は山奥にガレージをおっ立てたようなアプローチ

No World

Cee Lo Green、Pharrell Williams等のスタジオ・ミュージシャンとして活動していた、ロサンゼルス出身のAndrewとDaniel Aged兄弟によるユニットのデビュー・アルバム。R&B、ポップ、ソウル、ヒップホップと