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DISC REVIEW

Overseas

Rewind The Film

2010年にリリースされた前作『Postcards From A Young Man』以来、約3年ぶりとなる11作目のスタジオ・アルバム。昨年デビュー20周年を迎えた彼らがこのアルバムで"どうしてもやっておきたかったこと"は幼い頃の無垢な日

Splinter (Songs From A Broken Mind)

35年に及ぶキャリアを誇るベテランながら、00年代に入ってから目覚ましい活躍を見せるGary Numanが新作をリリース。アグレッシヴという言葉がふさわしい現在の活動は、NINE INCH NAILSのTrent ReznorやMarily

Glow

各種音楽メディアで高い評価を得た、前作『Smash』から約8年という月日を経て、満を持して今回、発表される『Glow』。DAFT PUNKやPHOENIXなどを擁するフレンチ・エレクトロ・シーンの肥沃な音楽的地表に育てられた、JACKSON

Innocents

『Play』や『18』などのアルバムをヒットさせ、2000万枚ものトータル・セールスを記録しているMOBY。これまでセルフ・プロデュースを貫いていた彼が、今作では初めて自分以外のプロデューサーを起用している。『Innocents』というタイ

Desire Lines

筆者がCAMERA OBSCURAのことを初めて知ったのは、2006年の『Let's Get Out Of This Country』というアルバムで、可愛らしい女性が頬杖をついているジャケットが印象的だった。しかしよく見てみると、その女性

The Clash Hits Back

究極のボックス・セット『Sound System』のリリースに合わせ、新たに編まれたTHE CLASHの2枚組のベスト盤。1982年7月10日のブリクストン・フェアディール公演のセットリストをレコーディング音源で再現した24曲に彼らを語ると

Mgmt

「Your Life Is A Lie」のMVが先行配信された際に感じた遊び心、かつてスタイリッシュ代表だった時期とは違うユルさが感じられるジャケを見た際の驚き。それはあながち内容とも無関係じゃなかった。前作『Congratulations

From The Hills Below The City

HOUNDMOUTHはインディアナの4人組。イギリスの老舗インディ、ROUGH TRADEがALABAMA SHAKESに続いてデビューさせたアメリカのルーツ・ロック・バンドだ。ROUGH TRADEと契約して以来、注目されてきた彼らが満を

Play With Fire

前身バンドではピアノ・エモ、インディー・ロック・サウンドを奏でRUFIOやOVER ITと来日公演をしていたが、このバンドではメンバーそれぞれのルーツにあるジャズやポップス色を濃厚に、グルーヴィなアンサンブルを聴かせる。ピアノ、パーカッショ

Big Flash

マドリード発、Guillermo Farreのソロ・プロジェクト、WILD HONEYの2ndアルバム。STEREOLABのTim Ganeをプロデューサーに迎えた今作は、ソフト・ロック、60’Sポップへの憧憬やリスペクトを高い純度のまま譜

Outsides

元RED HOT CHILI PEPPERSのギタリストであり、シンガー・ソングライターでもあるJohn Fruscianteの3曲入り高音質Blu-spec CD2が日本先行リリース。日本盤はボーナス・トラックが1曲収録され、メディアの取

Waiting For The Dawn

キャンプファイアを連想させる合唱で大いに盛り上がる、ロサンゼルスの8人組のメジャー・デビュー・アルバム。ネオ・ヒッピー的な大所帯の編成による楽団風の賑やかさは、その先駆者とも言えるARCADE FIREやアイスランド出身ながら米英でブレイク

Mockingbird

昨年、アルバム『Banshee』でデビューしたNYのシンガー・ソングライター、Kendra Morrisの新作は、David BowieやLou Reed、Isaac Hayes、PINK FLOYDやRADIOHEAD等のカヴァー・アルバ

Thr!!!er

ニョーヨークのディスコ・パンク・バンド、!!!が約3年ぶりにリリースした5作目のアルバム。これまでジャム・セッションで曲を作っていた彼らは今回、初めて組んだプロデューサー、Jim Enoのサジェスチョンによって、しっかりと曲を書き上げてから

The Signal And The Noise

今年結成20年目を迎えるASIAN DUB FOUNDATION。この記念すべき年に、創設メンバーであるDr.Dasなどオリジナル・メンバーが復帰したアルバムが完成した。ヘヴィなベース、アグレッシヴなバングラ・ビート、そこにノイジーで印象的

Settle

noneイギリスは南ロンドン出身の兄弟エレクトロ・ダンス・デュオ、DISCLOSUREの1stアルバム。兄のGuyは21歳、弟のHowardは18歳とかなり若いユニットだが、実際、このふたりの作る音楽からは、若さゆえの瑞々しさとロマンティシ

Wish To Scream

代表曲「We Were Children」が同郷のMYSTERY JETSにカヴァーされるなど、登場時に何かと話題を呼んだロンドン、カムデン出身のインディー・ロック・バンド。そのシンプルでメロディ・オリエンテッドな音楽性がむしろイマドキのバ

Juveniles

フランスはブルターニュ地域圏の首府レンヌ出身のデュオ、JUVENILES。彼らのデビュー・アルバムとなる今作は、同じくフランスよりエレクトロ・ミュージックの新鋭YUKSEKが一部プロデュースを手掛けており、お互いのポップ・センスが魅力的な化

Music For Cars EP

THE 1975は、夜の闇に隠れてロックで踊る。マンチェスター出身のこの不良たちの音楽は“ロックの復権”なんて安っぽい言葉で片付けられない大きな希望に満ちている。ちょっと学が足りなさすぎるんじゃないの……なんて下手したら勘違いしそうになる歌

Ep

異常にファンキーなトラックに乗っかって、ババーン☆と飛び出す、Lauren Mayberry(Vo)のキッチュさときたら堪らないよ!トラック・メイク出来る現代版BOYS TOWN GANGといった出で立ちの彼らは、キーボーディストの男が2人