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DISC REVIEW

wordwide

前作『mitaina』から僅か9ヶ月という驚異のスピードで届けられた5thアルバムは、音と言葉がこれでもかと聴く者の耳と心に飛び込んでくる、非常に華やかな作品だ。ジャンルに囚われない奇想天外で変幻自在な楽曲展開は、彼女の紡ぐ言葉をより響かせ

はじめにアイがあった

自作のミュージック・ビデオが一部の間では話題になっていたが、まだまだロック・シーンの中では無名の存在である“禁断の多数決”。楽曲もチル・アウトありエレクトロありポップスありヴォーカルも4人いたりとトピックだけをとると、かなりとっちらかってい

ROUTE 405

the generous、矢沢洋子と2つの名義を経て、辿り着いたのはバンド・サウンドであり、THE PLASMARSという強力な仲間だった。Track.1の「ROSY」はニューロティカのKATARUの楽曲提供、突き抜けた爽快さとポップネスに

叙景ゼロ番地

このアルバムのレビューとして何を書くべきか非常に悩んだ。今作を聴いて震えるほど素晴らしい作品だと感じたし、それと同時にこの作品がeastern youthにしか描きえない情景を描ききった作品であると言える、それだけだからだ。Track.1の

のぞき穴

シングル3部作企画"赤い公園がみっつ ~困惑のシングル 闇・姫・冠~"の第1弾。その規格外なサウンド展開やキャラクターで多くのリスナーを既に虜にしている彼女たちだが、全てがエンタテインメント性に富んでいるところが痛烈にポップで面白い。ロック

夜明けの晩

ファン待望の6枚目となるフル・アルバム。今作にはレトロな雰囲気も漂うポップなサウンドと、キュートで言葉遊びのように軽やかな岩沢正美(Vo/Gt)の心地よいヴォーカルとメロディが存分に詰まっている。どこか一筋縄ではいかない独特なソング・ライテ

つばきフレンズ

2010年12月、一色(Vo/Gt)の脳の異常による体調不調のため、急遽活動休止となってしまったロック・バンドつばき。先々まで決まっていたライヴは中止せず、つばきの仲間たちが集まり、つばきの楽曲を演奏し、歌い継いだ。それがつばきフレンズの始

僕らは/気持ち悪りぃ

この秋、ついに4トラック総収録時間50分超えのシングルでメジャー・デビューするThe Mirraz。Track.1「僕らは」は"もっとでかいところへ行きたい"と宣言した彼らの決意と気合が炸裂する、キャッチーでありながら攻め続ける楽曲だ。畠山

La Primera

UKロック、プログレ、USインディーなどの要素を凄まじい速さの処理速度で消化し続ける関西在住のキドリキドリの2ndアルバム。今作もフィジカル的な熱さとは一線を引いた、ニヒルなエモーションに溢れる、音楽的IQの高さを感じる作品。リード・トラッ

100年後

前作のUKフレイバーのAORも新鮮だったが、今作ではまばゆいサイケデリアというより、時間感覚が麻痺するような、淡々としているのに妙にドープな幻惑体験が待ち受けている。特に石橋英子がオルガンで参加している「これから」や「黒い窓」にそれらは顕著

PROUD/EGAO

かの村上“ポンタ”秀一もその歌声に惚れ込んだというシンガー・ソングライター、ジャンクフジヤマの両A面2ndシングル。「PROUD」では力強く鳴り響くホーンが、「EGAO」では爽やかなキーボードやムーディーなトランペットが、それぞれ鮮やかな色

珍文完聞-Chin Bung Kan Bung-

その頭角を現したのは2010年、FUJI ROCK FESTIVAL“ROOKIE A GO-GO”に出演。その後も数々のイベントに出演し、オーディエンスを沸かせてきたThe SALOVERSがついにメジャー・デビュー! プレ・デビュー・ア

ちゅどーん

11月には赤坂BLITZでの初ワンマンを控えた、今最も勢いに乗る最新型エレクトロ・ヒップホップ・バンドTHIS IS PANICの待望の最新アルバム。SUMMER SONICやCOUNTDOWN JAPANにも出演しライヴでのインパクトも絶

infinite4ce

日本アンダー・グラウンド・シーンの猛者たちで結成された4人組オルタナティヴ・ハードコア・バンド、shuly to 104kz(シュライトューテンフォーケージー)の1stフル・アルバム。力強く詞を刻み続けるヴォーカルと百戦錬磨の経験値に裏付け

風船夫婦の俯瞰show

BIGMAMAの今年2枚目のシングルはダブルA面。Track.1はドイツ産天然炭酸水"GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー)"の音楽プロジェクト"GEROCK(ゲロック) "タイアップ曲だ。炭酸水の気泡を風船に例えた爽快感溢れるこの

UNSUNG

ロック・バンドLyu:Lyuのヴォーカルであり、ニコニコ動画上ではボカロPとして支持を集めるナノウが、無人のコンサート・ホールで一人きりのレコーディングを行った弾き語りアルバム。CoccoやRADIOHEAD、他のボカロP楽曲などのカヴァー

この世界を僕は許さない

あまりにインパクトがあり、またそのバンドのイメージが固まってしまいそうなバンド名に真っ向から挑んだ彼ら。傷の舐めあいや奇麗事だけでは救いきれない思いを、何のオブラートもかまさずに歌い、演奏する。前作『彼女の歌はきっと死なない』がほぼノン・プ

Sen

2ndアルバム『Nabowa』、全曲ゲストを交えて制作された『DUO』を経て、共同プロデューサーにzAkを迎えて、楽曲にはゲストを交えずNabowaのみで制作された3rdアルバム。今作はNabowaとしてのポップ・ミュージックのほぼ完成形と

渚にて

前作『さようなら、素晴らしい世界』でデビューしたindigo la Endのニュー・ミニ・アルバム。収録されている6曲のうち2曲がインタールードという点と、彼らの楽曲1曲1曲がドラマ性にとんでいるのもあり、1冊の小説のような統一された空気感

HIGH VOLTEX

小林要司 (Vo/Gt)と賢司 (Ba)の兄弟と田中秀作 (Dr)からなるスリー・ピース・バンドLarge House Satisfactionのニュー・アルバム、この作品は新たな彼らの1stアルバムといっても過言ではないくらいの新鮮なパワ