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DISC REVIEW

STRIPE PANTHER

前作『FREE』から約1年ぶり、通算8枚目のニュー・アルバム。孤独な生き物を連想させる「STRIPE PANTHER」から、中毒性の高いサビを持ったフラジャイルな「Michelle」、架空の森に迷い込むようなファンタジーと、現実世界への危機

ドラマ

アルカラ、5枚目のアルバム。歌謡性の高いドラマチックなメロディと歌が、変拍子を多用したリズムを基盤とした、空気を切り裂くようなソリッドな演奏と共に繰り広げられる、まさにアルカラ節が炸裂した作品である。ロックがシリアスさだけを打ち出すことは容

Astroride

今まで、まったく知らなかったバンドなのだが……最高すぎる!MUDHONEYとか、BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUBとか、そんな名前が頭を過ぎる、最高のサイケデリック・ガレージ・ロックンロール。ダーティーでネチっこくて、だ

Don’t tell your friends EP

昨年4月に結成されたばかりホカホカの新人バンド。NOUKES!に続き大阪のFLAKE RECORDSが送り出す4人がJuvenile Juvenileだ。まるでFELTや最近でいうとCRAFT SPELLSやTHE PAINS OF BEI

ロックインジャパン

全曲ほぼ1分台(全16曲の中で2分を超えるのはたった1曲だけ)で駆け抜ける、ショート・ハード・ロック・バンドの快速東京、待望の2ndアルバム。プロデューサーに元NUMBER GIRLの中尾憲太郎を迎えて制作された本作は、前作『ミュージックス

魔法のコトバ

仙台在住のスリー・ピース・バンド雨先案内人の2ndアルバム。前作『おいしい音楽』がタワレコメンに選出、収録曲「おひさま」がアニメのタイアップにも使われるなど活動の幅を広げている。彼らの持ち味はキャラクターも含めた、突き抜けたポジティヴさに溢

more than TV

2007年にライヴ活動を開始。モリカワアツシ(Vo) 、やけのはら(sampler&rap)、竹久 圏(Gt)、柿沼 実(Dr)、中尾憲太郎(Ba)、miesha(Key&Cho)という豪華メンバーで構成されるyounGSoundsから、待

GRANVILLE

ピアノ・ヴォーカル、ヴァイオリン、コントラバス、ギター兼マイクロコルグ、サポート・ドラムという個性的な編成のグループ。クラシック楽器でコミカルに奏でられる楽曲は可愛らしく、オーケストラルな多彩な音色が耳に心地良い。だが、クラシック楽器がサウ

十九歳でぜんぶ終わる

2010年の10代限定オーディション“閃光ライオット”にてグランプリを獲得。11年にも大型フェスに出演するなど快進撃を続ける、札幌が生んだ3ピース・バンドTHE★米騒動の2ndミニ・アルバム。10代特有のリアリズムや鬱憤を込めたようなグルー

Kill Me If You Can

今年4月にリリースされた3rdアルバム『Schwarzene gger』から、生産限定でシングル・リカット。"この曲はアルバムの中で一番言いたかったこと"と川上洋平はインタヴューでも言っていたが、シングルとしてこの曲を改めて聴いて、その言葉

ひらがなで、もらすぱ。

昨年のRO69 JACKにて優勝を果たした4人組ロック・バンド。初全国流通盤となる今作には、ありがちな若いバンドの初期衝動とは一線を引く、非常に高いポテンシャルと珠玉のロック・アンセムが詰まっている。気づけば一緒に熱唱してしまうほどキャッチ

All Aboard!

テニスコーツは、さや(Vo&Key)植野(Gt)の2人で構成され、PastelsやTape辺りのインディー・バンドとも競演している日本が世界に誇れるアーティストだ。今作では渚にて等で活躍する高橋幾郎(Dr)を加え制作されている。植野のギター

SOFT

ストレイテナー初となるアコースティック・アルバム。2012年3月に行ったライヴ・レコーディング楽曲に加え、スタジオ録音の楽曲を収録している。テナーをずっと聴き続けてきたコアなファンはもちろん、そうではないライトなリスナーにも聴きやすいシンプ

mission passion

Kate(Vo)とShige(Sound)によるポップ・デュオDadaD(ダーダーダー)の3rdアルバム。今作には夏にピッタリなオーガニックで哀愁漂うグッド・ミュージックが程よい尺と絶妙なバランスで凝縮されている。今すぐドライヴに出かけたく

いざ、サラバーズ!

若手ギター・ロック・バンドの旗手として、常に名前が挙がり続けていたThe SALOVERSが遂にメジャー・デビュー。今作はプレ・デビュー・アルバムと位置づけられ、新曲が2曲とインディー時代の代表曲4曲が収録されている。メジャー・デビュー1作

NILE LONG

日本のインディー・シーンで異彩を放ち、ロック・リスナーとダンス・ミュージックのリスナー、洋楽と邦楽の垣根を飛び越えて支持されていた、The Brixton Academyの突然の解散から2 ヶ月。TBA のメンバーにVJ を加えたNILE

INNER KINGDOM(内なる王国)

“フィジカル”がテーマになった FoZZtoneの4thフル・アルバムは、10曲を収録したdisc physicalと、組曲を収録したdisc mentalの2枚組。1曲1曲に物語があり、どちらのディスクも膨大な情報量だ。それでも重圧感がな

ひなぎくと怪獣 (初回限定盤のみDVD付2枚組仕様)

今までのSEBASTIAN Xの音楽に常に根付いていた感覚―それは、"私たちはいつか死ぬ"という、人間が唯一知ることのできる真理に他ならない。彼女たちは、その圧倒的な事実に絶望し、だからこそ、"今"を何よりも謳歌するための音楽を鳴らしてきた

バンドやめろ

聴き終えたあと考え込んでしまった。彼女たちはなぜここまで自分を痛めつけるように音と言葉を刻むのだろうか? その理由は“若いから”だけではないのではないか……と。日本マドンナ1年5ヶ月振り、通算3枚目のミニ・アルバムがとうとうリリースされる。

cogency

本作のリリース元でもある残響recordをはじめとしたレーベルの熱心なフックアップの功績も大きいのだろう、ここ日本には、ポスト・ハードコア/ポスト・ロックの豊潤な土壌がある。本来、このジャンルには独特の勤勉さ、ストイシズムが宿るものだが、日