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DISC REVIEW

S

About Last Night

前作をパーティの喧騒と考えるなら、SLEEPER AGENTが2年半ぶりにリリースするこの新作はタイトルが物語るとおり、どんちゃん騒ぎの翌朝、感じるほろ苦さとなるのだろう。2011年、シーンに突如現れ、ロックの救世主と注目されたケンタッキー

Celabrasion

2008年にアメリカのケンタッキー州で結成された、まだ10代のメンバーも在籍しているという6人組ガレージ・ロック・バンドのデビュー・アルバム。60’sや70’sのガールズ・ポップを髣髴とさせる甘いメロディを、青さを隠し切れないラフなガレージ

gloomy box

近年、音楽的にひとつのジャンルに特化することなく、様々な音楽的要素を内包した楽曲を作るアーティストは決して珍しくないが、北海道札幌市を拠点に活動するバンド、オルターリードコードの1stフル・アルバム『gloomy box』は、まさにそんなジ

LIVE@Gloria Chapel

sleepy.abのアコースティック編成"sleepy.ac"が、2013年11月27日に品川教会グローリア・チャペルで行ったライヴの模様を収録したアルバムをリリース。"ストリングス・ダブル・カルテットを迎えた神聖かつ荘厳な、安眠導入盤"と

neuron

計り知れないものとしての“脳内宇宙”に進んで迷い込むことがこんなに楽しいとは! 山内憲介の手工芸的なインストで幕を開け、ビートがグッとタフになりダンスもOKな「euphoria」、サイケなサビとダビーな展開の「undo」、RADIOHEAD

アンドロメダ / Lost

夜空に輝くアンドロメダを探す。見頃は秋から冬だ。雪で覆われてシンとした世界で夜空を見上げ、カシオペヤとペガサスの間にその姿を探す。sleepy.abのバンド名の“ab”が示す通り、サウンドは確かにabstract=抽象的で曖昧という言葉がし

Mother Goose Live +

アリスは兎を追いかけた。そして穴へと飛び込み、不思議の国へと迷い込む…とはならない。アリスは穴へと落ちる前に兎に追いつき、声をかけてしまったのだ。sleepy.abのライヴが、細部に渡り至近距離で見れてしまうということは、嬉しくもあるが、ナ

Mother Goose

昨年リリースされた初のシングル『君と背景』と『かくれんぼ』。本人もそう言葉にしているように、アルバム・アーティストという認識が強いからこそ、ただ一曲を届けるという行為は大変な挑戦だったようだ。だが、そこを越えた今、sleepy.abはとても

かくれんぼ

突如滲んだ柔らかいギターの不協和音。その瞬間動けなくなり、曲が終わるまで鳥肌は止まらず、気付けば目には涙が溢れていた。札幌在住の4 ピース・バンドsleepy.ab、セカンド・シングルのタイトル曲は、柔らかなストリングスが4 人の奏でる音と

sleepy.ac LIVE @Sapporo Kitara 20100710

吐く息は白い。まだ誰にも踏まれていない、柔らかい純白の雪原が広がるsleepy.abのライヴ。彼らのアコースティック・セット“sleepy.ac”としてのライヴを収録した本作は、バンド・セットと比べ、より暖かな手触りで、よりゆるやかに時間が

センチメンタルワールズエンド

3rd EP『endroll』のリリース時から、その存在について語っていた2ndフル・アルバムがついに完成。心地よい浮遊感のある「酸欠都市」や、メランコリック且つ優麗なギターと弾む3拍子が絡み合う「rain one step feat.Ic

endroll

前作から約半年で早くも到着の3rd EP。表題曲は、sleepyheadを始動するに至ったきっかけの一端を担ったTHE ORAL CIGARETTESの山中拓也(Vo/Gt)を作曲者に招聘。ひとつの終わりとその向こう側を描く武瑠らしい歌詞と

meltbeat

昨年の始動以降、精力的に活動を続けている武瑠の3D音楽プロジェクト sleepyheadは、早くもネクスト・フェーズに突入した。緊迫感のあるストリングスとダンス・ビートが打ち鳴らされる「phase 2」を幕開けに、「meltbeat fea

NIGHTMARE SWAP

"豪華メンバー"という月並みな表現では追いつかないほどの布陣でドロップされた、武瑠の3D音楽プロジェクト sleepyheadのニューEP。のっけからリリックとビートが冴えわたり、悪意と遊び心のバランスが絶妙なカオティック・ナンバー「1 2

Everything Is Alive

90年代にシューゲイザー・シーンの最盛期を牽引したSLOWDIVEが、再結成後2作目となるアルバムをリリース。復活でファンを歓喜させた前作『Slowdive』(2017年)に引き続き今作も、様々な音楽経験と共に人生経験も積んだメンバーの、し

Small Black EP

ドリーミーでサイケデリックな音像に包まれた新たな刺客がブルックリンから登場。シングル「Despicable Dogs」はPitchforkで絶賛され、『KITSUNE MAISON』の最新作に大きくフューチャーされた同レーベルのWASHED

Magic

米カリフォルニア州北部にあるサンノゼ出身のポップ・ロック・バンドSMASH MOUTHが、約6年振りにオリジナル・アルバムをリリース。今作は様々なソングライターを招き制作されたとのことで、多種多様なナンバーが聴き手を楽しませてくれる。どの曲

凸凹

吉岡聖恵のソロとしては初のTVアニメ作品のオープニング・テーマとなった「凸凹」。吉河美希原作のアニメ"カッコウの許嫁"のための書き下ろしは、吉岡と親交の深い緑黄色社会の長屋晴子(Vo/Gt)が担当した。アレンジと演奏は緑黄色社会というバンド

Florida

照りつける太陽のような眩しさ、オレンジ、グレープフルーツ...果物のように、どこもかしこもカラフル。そんな鮮やかな色を持つ豊かな南の地へのラブレターが、北欧から届いた。いや、アプローチとでもいおうか。スウェーデン出身の女性アーティストSof

センターライン / ガール・インザ・スペースルーム / 心音

snootyの今を切り取り、3つの夏サウンドに乗せた3ヶ月連続シングルが到着。その第1弾にしてバンド第2章の幕開けを飾る「センターライン」は、爽やかな日差しを受けて走り出すような清々しいギター・ロックに、深原ぽた(Gt/Vo)がユトリミサ(