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INTERVIEW

Japanese

FINLANDS

2017年07月号掲載

FINLANDS

Member:塩入 冬湖(Vo/Gt) コシミズカヨ(Ba/Cho)

Interviewer:岡本 貴之

-"LOVE"というタイトルの意味は冒頭で聞きましたけど、恋愛をテーマにしたらまた内容も変わってきそうですね。

塩入:そうですね、私は本当にYahoo!知恵袋ですべての知識を備えているので。

-Yahoo!知恵袋、そんなに頼りにしているんですか。

塩入:見るとなんでも答えてくれているので。質問はしたことないし、そして答えも本当に役に立たないものが多いんですけど、投稿者の文がすごく面白くて。それを見ながらいろいろ考えて、小説くらい面白いなって思いながら見てます(笑)。

-しかも本当に「恋の前」のようにYahoo!知恵袋で得た知識も音楽になっているという。

塩入:そうですね。タイトルが"Yahoo!"にならなくてよかった。

コシミズ:本当だね! FINLANDS『Yahoo!』って(笑)。

塩入:訴えられるよね(笑)。

-アートワークは今回も大川直也さんが担当しているんですね。これはどんなイメージで?

塩入:アルバムについて、メンバーに話したのと同じように大川さんにも話したんですけど、そのときにお互いの中に出てきたワードが、"わかっちゃいるけどやめられない"っていうことで。"興奮と悪癖"って結構共通するものがあるなって。"わかっちゃいるけど興奮するからやめられない"というのが、私たちにとって音楽なんです。でもそれが非合法的なこともあるだろうし、きっとそういう"わかっちゃいるけど興奮するからやめられない"ことってありますよね。それをひとつの写真で表現するためにはどうしたらいいんだろうっていう話をして。これは雨が降っている中で傘を差さないといけないんだけど、雨に飛び込んでしまうという、"わかっちゃいるけど雨に飛び込んでしまう"ことを表現したくて作りました。そこに"興奮"を感じるという。

-『LOVE』はTOWER RECORDSで購入すると、昨年の12月7日に新代田FEVERで開催されたワンマン・ライヴ"「PAPER」Release Tour 2016『FINAL WARAVANSHI』"の模様を収めたDVD(約20〜30分程度収録予定)が特典としてもらえるということですが、映像作品のソフト化は初めてですよね?

コシミズ:そうですね、ライヴ映像は初めてですね。

塩入:選曲は、普段やっている"FINLANDSといえばこの曲"っていうものと、ずっとやっていなかったけど私たちがすごく好きで聴いてもらいたい曲を選びました。

-10月に札幌、大阪、東京でのワンマンがありますが、今回のライヴではどんなところに注目してほしいですか。

塩入:やっぱりCDで聴く曲と、ライヴで聴く曲ってすごく違って聴こえると思うので、そこに注目して聴いてもらえればと思います。

-『LOVE』は素晴らしいミニ・アルバムになったと思いますが、この作品を作ったFINLANDSはこれからどこに向かっていくのでしょう。

塩入:そこはずっと変わらないですけど、『LOVE』を作ったことでまた新しく聴いてくれる方も出てくると思うので。ライヴを観ていただいたときに、本当のFINLANDSがどんなものか知っていただいて。今後も作品作りに励んでいければと思います。

コシミズ:きっと新しい曲を聴いてくれる人がどんどん増えると思うので、大きいところで演奏できたら嬉しいですけど、私たちがずっとお世話になってきたライヴハウスでも、もっとガツガツできるように頑張っていきたいです。