Japanese
FINLANDS
2016年07月号掲載
メンバー:塩入 冬湖(Vo/Gt) コシミズカヨ(Ba/Cho)
インタビュアー:岡本 貴之
7月13日に1stフル・アルバム『PAPER』をリリースするFINLANDS。昨年の4thミニ・アルバム『JET』発表以降、"出れんの!?サマソニ!?"や川谷絵音主催"エノンのやりたい放題 vol.2"などのイベントへの出演やツアー、ワンマン・ライヴを経て知名度を上げてきた彼女たちの初のフル・アルバムは、激しく駆け抜けるガレージ・サウンドとミディアム・テンポでじっくり歌い上げる楽曲とのコントラストが楽しめる力作だ。しかもどの曲にも生命力に満ち溢れたたくましさを感じることができる。そこにはふたりの音楽に向かう明確な意思が反映されているということが、今回のインタビューから知ってもらえるはずだ。
-昨年は4thミニ・アルバム『JET』(2015年7月リリース)リリース後に"出れんの!?サマソニ!?"に出演されましたが、まずそちらの感想から教えてもらえますか。
コシミズ:今までとはガラッと違ったタイプのお客さんもライヴに来てくれるようになりましたね。でも暑かった......(笑)。
塩入:本ステージの外だったものの、フェスというものに出ること自体が初めてだったんです。普段はロック・バンドを観ないようなお客さんとか、演奏している途中に水着のお姉さんが水を撒きながらトラックで走ってるのを見ていると、モッズコートを着てライヴをしている自分たちの異様な感じがすごく面白かったですね(笑)。"サマソニ"っていう、音楽がそこまで好きじゃない人でも知っているイベントに形はどうであれ出ることができたというのは、音楽に携わっていない人からの反響もありましたし、すごく大きなことだったと思います。
-前作『JET』に収録の「クレーター」は郷ひろみさんをイメージして作ったとおっしゃっていましたけど、同じ日に郷さんが"RAINBOW STAGE"に出演していましたよね。観に行きました?
塩入:そうなんですよ! これは運命だなと思ったんですけど、私はライヴのあと熱中症になって車の中でぶっ倒れていたので(笑)。終わってから3時間くらいずっと寝ていて記憶がまったくないという、切ない思い出なんです(苦笑)。
コシミズ:私は観に行きました、郷ひろみさん。やっぱり期待を超えてくるステージで、今まで感じたことのないドキドキを感じました(笑)。カッコよかったですね。
-この1年はそうしたいろんなイベントに出演してライヴもたくさんこなしてきたと思うのですが、そこから得られたものはありますか。
塩入:去年の『JET』リリース・ツアー(※2015年7~11月に開催した[FINLANDS "JET STAR tour 2015"])がFINLANDS史上初というくらい長いツアーで、初めて行くところも含めていろんな場所に行かせていただいたので、FINLANDSを知ってくれる人が各地に増えていく実感はすごくありました。でもライヴ本数が多いぶん、追いつかない部分も自分たちの中に見えてきたので、そういう経験をすごく積めた1年だったんじゃないかと思います。
-"追いつかない部分"というのは具体的に言うと?
塩入:ライヴが多いぶん、ライヴをやることだけに集中するんですけど、そうなるとやっぱり曲作りだったり、どういうふうに見られているのかを考える時間が減っていったりしたので。そういう面で勉強になりましたね。ライヴをたくさんやっていろんな人に観てもらうというのはこういうことなんだなって。
コシミズ:とにかく去年はライヴに次ぐライヴだったので、インストアやサーキット・イベントだったり、いろんな経験ができたんですけど、やっぱり(塩入)冬湖の言うとおり追いつかない部分はかなり出てきてしまって。でも、逆に今年もライヴ・スケジュールをいっぱい入れて、去年とはまた違った成長を見せられるんじゃないかっていう意気込みはできましたね。
塩入:精神的には一皮剥けたというか、自分たちの限界はまだ見えてなかったので、"ここまでやっても大丈夫なんだな"っていうのはわかった気がする。ワンマン・ライヴもやったんですけど、そういう意味では気持ちはすごく楽になりましたね。
-そうした活動を経て1stフル・アルバム『PAPER』のリリースに至ったわけですが、フル・アルバムというのはミニ・アルバムと気持ち的にかなり違うものでしょうか。
コシミズ:これまでミニをいいタイミングで出せてきていたんですけど、私たちとしてもフル・アルバムをドーンと出すのがずっと目標だったので、『JET』を出したときから次はフルでいこうというのは話していました。
-今作はじっくり歌い込んでいるミディアム・テンポの曲が多いなと思ったのですが、どんな1枚にしようと考えていましたか。
塩入:好きなバンドのアルバムをいろいろ聴いてみて、構成を考えたりしました。やっぱり面白い作りになっているのが一番いいなと思っていて。良い曲がどれだけ並んでいても、バンド・メンバーのカッコいい面を見せられる曲作りだったり、曲構成が面白くないといけないということをすごく気にしました。私の歌い方もそうですけど、ドラム、ベース、ギターがどういうふうに交ざり合ったら11曲を良く見せられるかなってすごく考えましたね。
-Track.3「メリーゴーラウンド」ではすごくかわいらしい歌い方をしていますよね。
塩入:歌い方で印象が変わるというのはあると思うんですけど、かわいい歌い方をしていたとしても、歌詞がすごくバカにしたような内容だったら腹が立って聞こえるし、ただ単にかわいらしい歌詞だったらかわいらしく聞こえる、というのがヴォーカルとしてはすごく面白いなと思うんです。そういう面白いところを伸ばしたいなと思って曲を作りました。
-ちなみに今回、どんな音楽を聴いていたんですか?
塩入:本当にいろんなジャンルを聴こうと思って。普段聴いているものだけじゃなく、いつもはそこまで聴かないようなNOFXとかGREEN DAYとか、邦楽で言ったら中島みゆきとか五輪真弓とか、バンドで言ったらゴダイゴとか。"こういう流れもありなんだな"って、自分の中の常識が崩れるものをたくさん聴こうと思いました。
コシミズ:今回は、これまで冬湖が持ってきた曲とちょっと違うなという印象を受けましたね。冬湖はもともといろいろな音楽を聴く人だったんですけど、さらに幅がグッと広がったなと思います。例えば「JAM」(Track.9)は今までの私たちにはなかったタイプの曲で、すごく新鮮で作る段階から楽しかったです。
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