SEBASTIAN X 永原真夏の「つれづれなるままに…サファイア！」【第1回】

COLUMN

SEBASTIAN X 永原真夏の「つれづれなるままに…サファイア！」【第1回】

2012年10月号掲載

SEBASTIAN X

Skream!をご覧のお前ら元気か～！
最新ミニアルバム『ひなぎくと怪獣』も大好評♡そしてそのミニアルバムを引っ提げて現在絶賛全国ツアー中のバンド、SEBASTIAN Xのボーカル永原真夏だぞ～！よーく覚えとけよ～！

と、連載初っ端から絡み辛いテンションで申し訳ない。しかも初っ端から読者の皆様を「お前ら」呼ばわりしたり、ここぞとばかりにバンドの宣伝したりして重ね重ね申し訳ない。ちょっと勢い余っちゃっただけですから。本当は心優しき大和撫子ですから～！

さて、さてさてさて。
私こないだ新潟のほうを旅行してきたの。
空気が綺麗でね。遠くに山が折り重なって。とても静かで。
長岡花火大会に行ったり、滝に行ったり、温泉入ったり、八海山登ったり、プールで泳いだり、そりゃもう楽しかったのよ。
中でも一番記憶に残ってるのはあれね、毎晩観てたオリンピックよね。
バドミントンの女子ダブルス決勝は泣いたわ。「女の友情は上っ面だけ」とかいう時代遅れな迷信を未だに信じてる奴は、まず藤井・垣岩ペアの試合を観てから出直して来るべきよ！
あと柔道ね。女子78キロ級で見事金メダルを獲得したキューバのイダリス・オルティス選手のヘアスタイルが頭から離れないわ。赤、白、青の毛糸が編み込まれたドレッドヘアは、まさにキューバの国旗。格闘ゲームのキャラクターが画面から飛び出して来たみたいだった。
あと男子競泳リレーも感動した。銀メダル獲得後のインタビューが泣ける。「北島選手を手ぶらで帰らせるわけにはいかない」って、あんな大舞台でなかなか言えないでしょ。
オリンピックは、各国の選手から滲み出てる「こちとら国背負ってんだよ」感がかっこいい。最高。

でもさ、そんなにオリンピックが楽しかったんならわざわざ旅先で観ずに家で観ればよかったじゃんって、思うでしょう。新潟で観る意味ないって、云いたげですねあなた。
でもね、違うんですよ。
昼間に遊んで、帰って来て疲れたーとかなんとか言いながら、だらだら観るからあんなに面白かったんだと思うの。
部屋で一杯飲みながらとか、ごはん屋さんのテレビでとか。
ちょっとした非日常感がきっと良かったのよ。

おかげでオリンピックにハマっちゃって、帰って来てからも限界まで起きて観てる。時差が憎い。
そんでオリンピック観る度に、新潟のこと思い出してる。空気とか、気温とか。
４年後が今から楽しみ。
しかしまた新潟で観たいとは決して思わない。
次の夏季オリンピックは、リオデジャネイロで生試合を観るのだ！！！！

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