Japanese
Lenny code fiction / Goodbye holiday / LASTGASP
Skream! マガジン 2017年08月号掲載
2017.06.16 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 岡本 貴之
トップを飾ったのは、LASTGASP。岡田勇希(Vo/Gt)の"一緒に楽しめる準備はできてますか!?"との第一声で始まった1曲目は「A place in the sun」。低音が効いたカラッとしたサウンドは、会場のムードをパッと明るくした。ステージに向けて伸ばされる手には色とりどりのラバーバンドがつけられていて、みんな普段からいろんなバンドのライヴに行ってるんだな~と、盛り上がりに納得。"愛知県岡崎市から来ました! よろしくお願いします! 一番売れた曲を"との紹介から「Determination」(アニメ"弱虫ペダル"主題歌)へ。流れるようなメロディと、ラウドながら耳が痛くないサウンド作りは絶品。"LIVEHOLICでライヴをやるのは2回目、音楽を届けてやりたいな、とすごく思うハコです。俺らのこと好きになってください。受け取ってください!"と、ダンサブルな「GO」で会場一体となりライヴを終えた。初めて観たであろう人たちも巻き込んだ好感度の高いライヴを見せた。
オールディーズなSEに乗ってGoodbye holidayが登場。「桜花転生」、「サイエンスティック・ラブ」とリズミカルな演奏の心地よさと繊細さを感じさせる児玉一真(Vo/Gt)の声が爽やかさを振りまく。"周年ライヴに呼んでいただいてありがとうございます!"とのMCのあとに演奏された、清涼感溢れるポップス「手紙」からガラリと印象が変わったのが「蛍」。四つ打ちでグイグイとノせるビートとは対照的な儚さを感じさせるマイナーなメロディ、叙情的な歌詞を観客は静まり返って聴き入った。続いて7月19日にリリースされるメジャー2ndフル・アルバムから、新曲「夏の彗星」を披露。豪快にビートを刻むドライヴ感がある曲で、初披露とは思えない盛り上がりを見せた。"音楽は鳴り止まない!"と叫んでから最後に歌われたのは、「パラダイムシフター」。スマートなイメージとは裏腹な熱い楽曲が胸に響いた。
トリを務めたのは、昨年メジャー・デビューを果たしたLenny code fiction。KASABIANの「Club Foot」をSEに観客をかき分けてステージに上がると、"始めます!"との片桐 航(Vo/Gt)の第一声から「Showtime!!!!」でライヴがスタート。ハンドクラップを求めると、バンドに支配されたかのように手を叩く観客たち。続く「Alabama」ではKANDAI(Dr)が頭を振りながら叩く激しいドラムに合わせて、ソラ(Gt)がステップを踏みながらギターをかき鳴らし、kazu(Ba)はクールにビートを刻む。狂気すら感じさせる割れんばかりの重低音で踊らせたダンス・ナンバー「KISS」を終えると、"初めて東京でやったライヴが下北沢。初心を忘れずに"とのMCから「Key -bring it on, my Destiny-」、そして「Colors」へと続く。ギター・ソロから2ビート、ブレイクしてサビへと入るドラマチックな展開に、ステージ前のファンはヘドバンしながら酔いしれている様子だ。"最近、歌いたいことの芯が見えてきた。怒りとか不安とかいっぱいこの世にはあるけど、その中で1パーセントだけ喜びの方が多かったらいいんじゃないかと思って曲を書いてる。一緒に戦っていこう"との航の熱いメッセージから「Flower」をプレイ。身振り手振りを交えながら歌う姿からは、なりふり構わずに自分たちの歌を伝えたいという意志が伝わってくるとともに、彼らが歌う理由は彼らを求めるファンに力を与えたいからなのだろう、そんなことを思わせた。ラストの「世界について」でも、目の前のひとりひとりを指さして歌い掛ける姿が印象的だった。
三者三様、各バンドの個性をハッキリと感じることができたこの日のライヴ。共通していたのは、あくまでも歌のメロディに重点を置きつつ、そのバンドならではのサウンドを聴かせていたこと。まだまだ若い彼らの今後の活躍をさらに期待したくなる1日だった。
[Setlist]
■LASTGASP
1. A place in the sun
2. No die down
3. Determination
4. 何度も
5. Believer
6. Link
7. GO
■Goodbye holiday
1. 桜花転生
2. サイエンスティック・ラブ
3. 手紙
4. 蛍
5. 夏の彗星
6. deco
7. パラダイムシフター
■Lenny code fiction
1. Showtime!!!!
2. Alabama
3. KISS
4. Key -bring it on, my Destiny-
5. Colors
6. Rebellious
7. Flower
8. 世界について
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