Japanese
LASTGASP
2019年01月号掲載
Member:岡田 勇希(Vo/Gt) 小野田 稔(Gt/Cho) 高山 晴朗(Ba/Cho) 成瀬 陽介(Dr/Cho)
Interviewer:杉江 由紀
この迷いのない洗練された音からは、そのままLASTGASPというバンドの今を感じ取ることができるだろう。かつて2014年にアニメ"弱虫ペダル GRANDE ROAD"のテーマ・ソングとして「Determination」が起用されたことにより、一躍その名を広めた彼らがここに来てリリースする2ndフル・アルバムのタイトルは"PLAYER"だ。近年、いちロック・バンドとしての実力を着々と蓄え続けてきた成果がここには見事に具現化されていると言っていいが、どうやらこの作品は彼らにとって進化系な原点回帰を達成したものにもなったようだ。結成から10年が経ち、様々なかたちで経験値を上げてきたLASTGASPのベスト・プレイが、ここに凝縮されている。
-LASTGASPにとっての2ndフル・アルバム『PLAYER』が、ここに完成いたしました。今作を制作していくにあたり、バンド内ではどのような役割分担がなされていたのかをまずは教えてください。
岡田:僕は作詞作曲と歌ですね。曲の軸となる部分は担っている、ということになると思います。うちのバンドの場合リーダーとかは特にいないんですけど、曲を作っているという部分で自分のワガママは通してもらえることが多いです(笑)。
成瀬:これまではこういうことってあんまりなかったんですけど、僕は今回アレンジに関しての意見を言いまくりましたね。メンバー同士でそれぞれ聴いてきた音楽が違うのもあって、今までとはまた違う音楽的な引き出しの一部にはなれたと思います。
岡田:基本的に、うちのバンドはメンバー同士がフェアなんです。例えば、ギターの小野田なんかも意外と頭脳として働いてくれてるし。
-意外と、なのですか!?
小野田:あー。たぶんちゃらんぽらんな見た目をしているわりには、っていうことなんですかね(笑)。
岡田:というか、普段は適当だから(笑)。でも、レコーディングの現場では"これどう?"って聞くと、思っている以上にしっかりした意見を返してくれるんですよ。
高山:そうそう、頭のいい答えがちゃんと返ってくる感じ!
岡田:周りが見えた答えだもんね。
成瀬:かなりいい位置から、バンドのことを考えてくれてます。
-いわば司令塔のような存在ということなのでしょうか。
小野田:えへへ(笑)。いやでも、司令塔とかそんなんではないですよ。どっちかというと、バンド内での"ゆるキャラ"みたいな。
高山:えー。癒されたことはねぇわ(笑)。
-ではサウンド面においてはいかがでしょう。例えば、今作『PLAYER』については全編にわたってビート感が重要視されている印象を受けました。そのあたりは、音を作っていく際にあらかじめ意識されていることになりますか。
高山:そこは頭で細かく考えているというより、リズム隊のふたりの間のフィーリング的な相性みたいなものが自然と出ている部分かもしれないです。
成瀬:こう弾いてほしい、っていう基本的なことは言葉でもざっくり伝えるんですよ。ただ、それ以降の"キックがこうくるんだったら、こう弾こう"みたいなところに関しては感覚的なんでしょうね。まぁ、そこはリズム隊として一緒にやるようになってもう7年目なので。逆に、そろそろ噛み合ってないとヤバいです(笑)。
-その噛み合い方が実に精緻且つタイトなせいか、昨今はあまり使わない言葉となっているものの、今作『PLAYER』の音からはいい意味でビート・ロックの匂いを感じたほどです。無論それは旧態依然としたビート・ロックではなく、あくまでも新世代的なビート・ロックとしてのものですけれど。
高山:たしかに、言われてみるとその感じはあるかもしれないですね。勢いのあるビート感をしっかり出したいという気持ちは、僕も持っていました。
-ちなみに、バンド全体としてはそもそも今回のフル・アルバム『PLAYER』をどのような作品として仕上げたいと考えていらしたのでしょうか。それこそ、ここまで10年ほど活動を続けてきたなかで、フルとしては2枚目となるのが今作なわけですし。今ここでLASTGASPが打ち出すべきものは、いったいなんであるとお考えだったのかを知りたいです。
岡田:今のこのメンバーで、2013年に初めて出した『Serendipity』というアルバムがあったんですけど、それを完成させたときに、僕らは我ながら"これ、いいな!"とか"これぞLASTGASPでしょ"と感じたことを今回は思い出したといいますか。当然、それまでの間には『the Last resort』(2015年リリース)や『stair』(2016年リリース)といったアルバムも出してきていますし、それぞれに対して"いいものが作れたな"という手応えは持っているんですけど、ある意味で自分たちにとっての『Serendipity』は今でも特別な作品なんですね。というのも、バンドが成長したり周りの環境が変化したりしていくことによって、『the Last resort』や『stair』を作っていたころは音楽的な選択肢がやたらと増えちゃったところがあったと思うんですよ。つまり、"あれもできるよね"、"こんなのどう?"、"こっちはどう?"っていう意見がバンドの内外で活発に飛び交っていたわけなんです。
-タイミングとしては、2014年冬に1stシングル表題曲「Determination」がテレビ・アニメ"弱虫ペダル GRANDE ROAD"の主題歌に起用されたりもしていましたし、きっとバンドにとっての可能性がいろいろと広がっていたということになるのでしょう。
岡田:事務所やアレンジャーさんとかからも結構いろんなアイディアをいただきましたからね。しかも、僕や僕ら自身がそういう"まだやっていないこと"に対しては積極的に"じゃあ、それやってみましょうか!"と臨んでいくスタンスだったので、それはどれもLASTGASPにとってすごくいい経験になったんです。でも、その一方で改めて『Serendipity』というアルバムのことを振り返ってみると"やっぱりあれって良かったよな"と感じるところも多々出てきたんですよ。だから、今回2枚目のフル・アルバムを出すとなったときには"結局根本的なところで本当にこのバンドがやりたいのは「あれ」だよね"という気持ちが固まっていたんです。今の自分たちに必要なのは、原点回帰なんじゃないかと。
LIVE INFO
- 2025.09.04
-
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
とまとくらぶ
マカロニえんぴつ
DIRTY LOOPS
ハンブレッダーズ
終活クラブ
a flood of circle × 金属バット
TOOBOE
神はサイコロを振らない
- 2025.09.05
-
Age Factory
GOOD BYE APRIL
fox capture plan
水曜日のカンパネラ
大森靖子
セックスマシーン!!
YOASOBI
JYOCHO × 長瀬有花
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
KING BROTHERS
DIRTY LOOPS
EGO-WRAPPIN' / Original Love Acoustic Session
秋山黄色
ぜんぶ君のせいだ。
This is LAST
WtB
神はサイコロを振らない
PENGUIN RESEARCH
Bentham / Yobahi / WELL DONE SABOTAGE / Loojy
- 2025.09.06
-
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
Creepy Nuts
eastern youth
Broken my toybox
青木陽菜
9mm Parabellum Bullet / 眉村ちあき / 浪漫革命 / THE BOHEMIANS ほか
Appare!
カミナリグモ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
藤沢アユミ
大森靖子
なきごと
"TREASURE05X 2025"
ADAM at / TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍
セックスマシーン!!
ぜんぶ君のせいだ。
TOOBOE
YOASOBI
NANIMONO
KING BROTHERS
Victoria(MÅNESKIN)
Ryu Matsuyama
SIX LOUNGE / TENDRE / ハナレグミ / 日食なつこ ほか
WtB
SCOOBIE DO
NakamuraEmi
りぶ
優里
PIGGS
- 2025.09.07
-
Girls be bad
Broken my toybox
"WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2025"
GRAPEVINE
This is LAST
レイラ
WtB
ナナヲアカリ
豆柴の大群
TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 荒井岳史 / 渡邊 忍 ほか
ヨルシカ
eastern youth
大森靖子
GOOD ON THE REEL
Aooo
"TREASURE05X 2025"
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
TOOBOE
the cabs
心愛 -KOKONA-
Keishi Tanaka
KING BROTHERS
Mellow Youth
cinema staff
OAU / LOVE PSYCHEDELICO / 大橋トリオ ほか
"くさのねアイドルフェスティバル2025"
渡邊一丘(a flood of circle)
ぜんぶ君のせいだ。
りぶ
ART-SCHOOL
HY
優里
SILENT SIREN
[激ロックpresents"Burning Blue vol.5"]
- 2025.09.08
-
レイラ
JACK'S MANNEQUIN
fox capture plan
- 2025.09.09
-
Age Factory
THE GET UP KIDS
Hump Back
YOASOBI
打首獄門同好会
9mm Parabellum Bullet
JACK'S MANNEQUIN
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~奏・騒・壮!!!Vol.4~"
- 2025.09.10
-
Aooo
Hump Back
ハンブレッダーズ
This is LAST
The Birthday
パーカーズ × 浪漫派マシュマロ
とまとくらぶ
THE GET UP KIDS
打首獄門同好会
- 2025.09.11
-
Bye-Bye-Handの方程式
YOASOBI
The Birthday
w.o.d.
MONOEYES
THE GET UP KIDS
TOOBOE
鶴 × ONIGAWARA
- 2025.09.12
-
Aooo
ナナヲアカリ
神聖かまってちゃん
TOOBOE
w.o.d.
ビレッジマンズストア
YOASOBI
THE BOHEMIANS × the myeahns
the band apart (naked)
Rei
Awesome City Club
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~この声よ君の元まで!!〜"
- 2025.09.13
-
cinema staff
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / sumika ほか
神はサイコロを振らない
The Birthday
AIRFLIP
神聖かまってちゃん
This is LAST
GRAPEVINE
佐々木亮介(a flood of circle)
四星球 / 藤巻亮太 / eastern youth / 踊ってばかりの国 ほか
Creepy Nuts
KING BROTHERS
崎山蒼志 / moon drop / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / ExWHYZ ほか
"ナガノアニエラフェスタ2025"
WtB
PIGGS
TOKYOてふてふ
LACCO TOWER
安藤裕子
GOOD BYE APRIL
The Biscats
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
wacci
- 2025.09.14
-
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
AIRFLIP
TOOBOE
THE BOHEMIANS × the myeahns
flumpool / 三浦大知 / コブクロ / C&K
ガガガSP / GOING UNDER GROUND / 日食なつこ / LOVE PSYCHEDELICO ほか
ナナヲアカリ
WtB
Academic BANANA
Creepy Nuts
打首獄門同好会 / GLIM SPANKY / yama / bokula. ほか
KING BROTHERS
"ナガノアニエラフェスタ2025"
センチミリメンタル
mzsrz
ぼっちぼろまる
SIRUP
Maica_n
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
"New Acoustic Camp 2025"
Mirror,Mirror
- 2025.09.15
-
セックスマシーン!!
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
WtB
ビレッジマンズストア
Kroi
GRAPEVINE
Appare!
THE CHARM PARK
TOKYOてふてふ
緑黄色社会 / 04 Limited Sazabys / キュウソネコカミ / Hump Back ほか
羊文学
PIGGS
DYGL
THE SMASHING PUMPKINS
FOUR GET ME A NOTS
Bimi
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
FIVE NEW OLD
eill
UNFAIR RULE / Blue Mash / ペルシカリア / ポンツクピーヤ
アーバンギャルド
NOIMAGE
- 2025.09.16
-
THE CHARM PARK
THE BOHEMIANS × the myeahns
MONOEYES
Aooo
コレサワ
Laughing Hick / アンと私 / つきみ
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series〜NEWIMAGE〜"
- 2025.09.17
-
YOASOBI
THE ORAL CIGARETTES
DYGL
Mirror,Mirror
Hump Back
a flood of circle
THE SMASHING PUMPKINS
ガラクタ / 東京、君がいない街 / Fish and Lips
点染テンセイ少女。
RELEASE INFO
- 2025.09.04
- 2025.09.05
- 2025.09.06
- 2025.09.09
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ExWHYZ
Skream! 2025年08月号