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INTERVIEW

Japanese

Lenny code fiction

2016年11月号掲載

Lenny code fiction

Lenny code fiction

Official Site

メンバー:片桐 航(Vo/Gt) ソラ(Gt) kazu(Ba) KANDAI(Dr)

インタビュアー:山口 智男

"スタイリッシュ・ロック・バンド"を掲げる平均年齢23歳の4人組、Lenny code fiction。今年8月、シングル『Key -bring it on, my Destiny-』でメジャー・デビューした彼らが早くも2ndシングル『Flower』をリリース。前作同様、疾走感溢れるロック・ナンバーの表題曲と、それとはタイプが全然違うカップリング2曲を聴くと、彼らが掲げる"スタイリッシュ"という言葉が実はヴィジュアルのみならず、彼らが作る楽曲のことも指しているような気も。ともあれ、多彩な3曲のバックグラウンドを、メンバー全員がそれぞれのミュージシャンシップとともに語ってくれた。

-史上初のラグビーを題材にしたアニメ"ALL OUT!!"のオープニング・テーマである表題曲のTrack.1「Flower」からは、前作『Key -bring it on, my Destiny-』からの着実な前進が感じられました。その表題曲「Key -bring it on, my Destiny-(以下:Key)」はメジャー・デビューする自分たちの所信表明とも言える曲でしたが、「Flower」はLenny code fictionを聴いてくれる人たちに訴えかけつつ、そういう人たちを連れて、一緒に前に進んでいこうという広がりが感じられるところがいいですね。

航:実は、(「Flower」は)2年ぐらい前からある曲なんです。ちょうどそのころ、曲作りに悩んでいたというか、ライヴを休止して曲作りをイチから勉強し直していたんですけど、そこで初めてできた曲で、そのときから歌詞のテーマも"Flower"というタイトルも変わっていないんですよ。僕らが大切にしているファンはもちろん、僕らがバンドを続けるうえで力になってくれる人たち......簡単に言えば、僕らの味方になってくれる人たちに向けて書いてみようと思った曲なんです。それまでは自分の気持ちだけを、自分が納得できる形でしか書いてなかったんですけど、大切な人に届けるにはどうしたらいいかってことを考えながら書いた歌詞が今回、リリースするまでずっと変わらずに残っていたんですよ。今回、アニメのお話をいただいたときにこの曲が候補に挙がったので、改めて歌詞を読み直してみたら、(アニメの)"チームメイトといろいろな苦難を乗り越えていく"みたいな部分と共通するものを感じたんです。メンバーがいたりファンがいたりってところで、バンドも同じじゃないかって。だったら変える必要はないんじゃないかと思って、そのまま使わせてもらいました。もちろん、使う言葉は多少ブラッシュアップしましたけど、歌詞に込めた気持ちは僕の中ではそのままですね。

-イントロから入っているコーラスがとても効果的ですね。

kazu:ヴォーカル録りの途中に考えたんじゃなかったっけ?

航:そうなんです。ヴォーカルを録り終えたところで、曲はいったん完成したんです。でも、何かもう1ミリ足りひんなって。

-もう1ミリ(笑)。

航:そう、もう1ミリ足りなかった。その1ミリを足すにはどうしたらいいかってプロデューサーのakkinさん(※ONE OK ROCKやMAN WITH A MISSIONなどを手掛けている)に相談したら、"もともと入っていた同じようなコーラスをイントロに入れてみたら?"って話になって、試しに1回入れてみたら、"これだ!"ってなったんです。

-いい曲にするには、そこで1ミリ足りないと感じる感覚が大事なんですね、きっと。「Flower」はそのイントロからキメが多くて、かなり攻めているという印象があります。

ソラ:メロディを考えると、もっとJ-POP寄りにできるのかもしれないけど、それをやったらバンドでやっている意味がない。そこはシーケンスに負けたくないという思いが全員あるので、バンドの演奏もちゃんと聴き応えあるものになっていると思います。

kazu:前作の「Key」並みには演奏陣も主張しています。

ソラ:ただ、アプローチは難しかったですけどね。ポップなんだけど切ないというか、明るすぎず暗すぎずというところで、そのちょうどいいバランスのところに持っていくうえでは、結構気を遣いましたね。

-明るすぎず暗すぎずという意味では、イントロにあのコーラスを加えたことで、絶妙な表現になったんじゃないですか?

航:そうですね。そこはだいぶ。

ソラ:前作で言ったら、「Key」よりもカップリングの「世界について」の方がアプローチとしては近いかもしれない

kazu:あぁ、疾走感と世界観の広がりという意味ではね。「Key」を録ってしばらくしてから「Flower」を録ったんですけど、「Key」を経て、"よっしゃ、こういう感じか"っていうのを掴んだつもりになっていたら、逆に気合が入りすぎて、スタッフやエンジニアさんから"ベースがゴリゴリすぎないか"って(笑)。「Key」と同じようにアグレッシヴな弾き方をしてたんですけど、"それだとちょっと暴れすぎだから、もっと余裕を持って"と言われました。"疾走感を保ちながら、「Key」よりも若干、重心高めに"ってことだったので、「Key」よりも動くフレーズを増やして、そこで変化をつけてみました。

-なるほど。1曲ごとに......。

kazu:そうですね、成長している実感はあります。今回は力を抜くことを覚えました(笑)。

KANDAI:俺もkazuと同じで、張り切りすぎて、結構やり直しになりました(笑)。ただ、「Key」と同じようにドラムの音をあまりペラッとはしたくなかったから、ガツッとはしているんですけど、シンバルを「Key」のときよりも重心高めというか、鳴りもハイがちょっときついものを使ってみたんですよ。