Japanese
Lucky Kilimanjaro
Member:熊木 幸丸(Vo)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
これまで一緒にフロアを作ってくれた人たちと"いい10年だったね。次の10年もみんなで楽しく生きましょう"という気持ちで踊りたい
-Lucky Kilimanjaroは結成時からずっとダンス・ミュージックを志向しています。そこに対する熱意は10年間変わらなかったということでしょうか?
この先"踊るとかダサいわ"と言い始める可能性も0ではないですけど(笑)、少なくともこの10年間は変わらなかったですね。変わらないようにしているというわけではなく、"踊る"ということに対してシンパシーを持ってくれているお客さんと一緒にフロアを作ることが、今、一番楽しいことなので。やっぱり僕はダンス・ミュージックには無限の可能性があると思っていて。ダンス・ミュージックと言っても僕らの曲にはスローに踊る曲もあるし、いろいろなジャンルの曲があるし、これまでもいろいろと変化してきました。そうやって"踊る"ということをいかにコーディネートしていくかを考えていくことが今は一番楽しいです。
-「実感」は音楽的にはどんなイメージがありましたか?
シンセのプリセットをいじりながらいろいろ弾いているうちに、セッションで使えそうなフレーズが出てきたので、そこから展開していきました。なので、"こういうジャンルをやりたい"といったイメージはあまりなくて。
-"音楽的にこういうことがやってみたい"というイメージを具現化するのではなく、"この感覚を音にするならこうだろうか"と探していくような。
そうですね。先ほど話したように"今この情熱をどうやって愛に変えるか"という部分を歌いたいという気持ちがあったので、それをベースに感覚的に音を構築していきました。リズムは南アフリカのダンス・ミュージック、アマピアノっぽい質感ですけど、それも最初からアマピアノを目指していたわけではなく。"いつものようなハウスのリズムではないな"、"だったらパーカッションのスピード感はこのくらいかな"と自分の感覚を頼りに調整していった結果、こういうリズムになりました。
-2曲目の「次の朝」は、Lucky Kilimanjaroらしいテーマを持った曲ですね。朝と夜の果てしないサイクルの中で、結局我々は踊るしかないんだと。
悩むことやつらいことは日々当然やってくるし、いくつ片付けようと次の問題がやってきて。その波を乗りこなすにはやっぱり踊るしかないという、常々思っていることを改めて言っているような曲ですね。本当にシンプルな曲で、それ以上の意味もないんですけど。
-年明けに書いたことも影響してますか? 元日からいろいろな出来事があったからこそ、ずっと歌ってきたことを改めて確かめたくなったというか。
影響しているかもしれないです。実は僕も新潟で被災して、病院に避難したりしました。今回のシングルには、そのときの心境も反映されているんじゃないかと思います。「実感」は、自分の信じている世界だってどんどん変わっていくんだという、当たり前だけどなかなか気づけない事実に対してセンシティヴになっていた時期にできた曲だと思いますし。「次の朝」に関しては、被災した人たちを元気にしたいとか、そういうことではなくて。自分自身常に悩みを持ち続けているなかで、"やっぱりダンス・ミュージックを書くしかない"と改めて思ったからこそ出てきた曲なのかなと思います。
-サウンド面についてはいかがですか?
コルグという日本の楽器メーカーさんが昔出したM1というシンセサイザーがありまして。そのピアノの音がハウス・ミュージックというジャンルにおいてすごく歴史ある音なんですよ。Lucky Kilimanjaroの曲で言うと、「果てることないダンス」(2022年配信リリース)や「辻」(『Kimochy Season』収録曲)、「後光」(2023年配信リリースのシングル表題曲)で使っているんですが、なぜよく使っているのかというと、僕がそのピアノの音が大好きだからだからなんです。この音を聴くと元気になれるし、何ヶ月かに1回は"この音を使ったハウス書きてぇ"という気持ちになる。この音こそが僕が"次の朝はくる"と思える理由なので、この音を伝えたいと思いながら、ピアノ・ハウスの曲に仕上げました。
-最後に、今後の活動について聞かせてください。まずは、4月21日に"Lucky Kilimanjaro YAON DANCERS 2024 supported by ジャックダニエル"を開催。この記事が出る頃にはライヴは終わっていますが、日比谷公園大音楽堂でのワンマンは約3年ぶり2回目ですね。
実は野音でライヴをするのは今回が3回目なんですよ。インディーズの頃にライヴ・イベントを企画する学生の団体の、大きなイベント("TRIGGER FES 2015 SPRING")で出演させてもらって。トリのZAZEN BOYSの前に僕らがライヴをしたんですけど、その頃から"野音っていいな"と思ってて。そのあと2021年に自分たちのワンマン・ライヴ("Lucky Kilimanjaro presents. YAON DANCERS")をやったときは、コロナ禍でしたけど、希望をすごく感じたライヴとして鮮明に記憶に残っています。それもあって、"やっぱり野音でまたやりたいよね"という話題はメンバー間でたびたび上がっていたんです。10周年のタイミングで実現できて嬉しいですね。久しぶりにライヴでやる曲もあるので、今、ひぃひぃ言いながらみんなで合わせてます(笑)。
-6~7月には、全国ツアー[Lucky Kilimanjaro presents.自由"10"に踊ろう TOUR]があります。
"結成10年、まだまだこれからだ"と思ってはいますが、これまで応援してくれた人、一緒にフロアを作ってくれた人がたくさんいます。その人たちと"次の10年もみんなで楽しく生きていきましょうや"という気持ちで踊れるツアーにしたいですね。10周年の節目のツアーだから、アニバーサリーっぽい感じも多少あるかもしれないですけど、いつも通り踊れるツアーにしたいなと考えてます。今回、新潟で初めてワンマンをやらせていただくんですよ。妻でありメンバーのmaotaki(大瀧真央/Syn)さんが新潟出身なので、凱旋ということですね。そこがちょっと10周年っぽいのかなと思います。
-ライヴ三昧の1年になりそうですね。そして来年2月16日には、幕張メッセでのワンマンがあります。Lucky Kilimanjaro最大規模のワンマンで、アニバーサリーが締めくくられるということですね。
"広いぶん、いろいろやれそうだな"と思っているくらいですかね。今までワンマン・ライヴをやらせてもらった広い会場と言えば、パシフィコ横浜や東京国際フォーラムのようなホール会場でした。だけど幕張(メッセ)はスタンディング。ホールにはホールの良さがありますけど、ダンス・ミュージックを鳴らしているバンドとしてはやっぱり大きなフロアでみんなと踊りたいという気持ちがあるので、それが叶うのがすごく嬉しいです。現時点ではノー・プランですが、ミュージシャンは1年あればかなり変化するので、今のLucky Kilimanjaroが2025年のライヴをプランするわけにはいきません。10周年の活動中にもバンドはまだまだ成長するでしょうし、フロアと一緒に作る空気だって日によって違います。そのうえで、10周年の最後、幕張のステージに立ったときにも"いい10年だったね"、"じゃあ次の10年も絶対いい時間になりますね"という確信を持ちたい。そんなライヴにするぞと気合が入っていますね。
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