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INTERVIEW

Japanese

SPARK!!SOUND!!SHOW!! × MAN WITH A MISSION

 

SPARK!!SOUND!!SHOW!! × MAN WITH A MISSION

SPARK!!SOUND!!SHOW!!:タナカユーキ(Vo/Gt) タクマ(Syn/Gt/Cho)
MAN WITH A MISSION:Jean-Ken Johnny(Gt/Vo/Raps)
Interviewer:吉羽 さおり Photographer:Yukiya Kanda


アルバム『音樂』は勝負。今年はもう1、2個くらいデカくなりたい(タクマ)


-では改めてアルバム『音樂』の話が出たので、Jean-Kenさんが中でもこれはいい、面白いなと思った曲はなんですか。

Jean-Ken:楽曲デ言ウト、「むずかしいてれぱしい」ガスゴクカッコイイナト思ッテ。自分ガヤッテイルラジオ番組デ、解禁ギリギリダッタンデスケド、良カッタラカケサセテッテカケサセテモラッタンデス。

タナカ:ありがとうございます。一番乗りだったんですよね。

Jean-Ken:アトハアルバムヲ通シテ聴クト、8曲目ノ「優気」ハ色ガ違ウナッテ思ッテ。メチャメチャ内省的ナ曲ジャナイデスカ。アアイウ曲モヤルンダナッテ新鮮デシタ。

タナカ:ああいう打ち込みがない曲は基本僕が作詞作曲みたいな感じなんです。

Jean-Ken:アレダケ言葉遊ビデ畳ミ掛ケルヨウニヤッテタ人ガ、ドウシタ? ッテイウ感ジデ。

タクマ:いろんなところでも言ってるんですけど、僕らの第一印象として激しい曲がスサシっぽいと思われているのは全然OKなんです。でも僕的なスサシの核は、ああいう曲だと思っているんですよ。メロディや歌詞がちゃんと聴きやすい曲は、みんなわかりやすいだろうなと思うし。「優気」のような曲があるからこそ、激しい曲が良く聞こえると思うし。

タナカ:うん。

Jean-Ken:アトハアルバムヲ通シテ思ッタノガ、スゲェ短イ曲ガ多イケド、楽曲ノ長サハ気ニシテルノ? 3分、4分ハ超エナイヨウニシヨウトイウノモアルノ?

タクマ:あまり考えてないんですけど、いろんな曲を聴いているとみんな長いなって思ってて。

Jean-Ken:ハハハハ(笑)。

タクマ:ライヴで聴いてても、長っ! って思ってて。だからですかね。

Jean-Ken:確信的ニアノ長サニナッテルンダネ。

タクマ:はい。さすがに短いかなと思うときもあるんですけど、フェスとかでいっぱい曲がやれるし、いいかなって。

Jean-Ken:短イカラト言ッテ、全然ストーリーガ聴キ応エガナイトカハナイシネ。

タクマ:そこは意識してます。短いからと言ってやりたいことがわからないっていうのにはなりたくないので。

-曲の長さっていうのは今、結構大事な感じですかね。

タナカ:今短い風潮あるじゃないですか。TikTokとか向けのというか、絶対サビから入るとか。

Jean-Ken:短ッ! テ思ウモンネ。我々ハ、世代的ニハ4分トカガ当タリ前ダッタ世代ダカラ。今ッテ、曲ヲ聴クトキニギター・ソロモ飛バサレチャウンデスヨネ。

タナカ:そういうのもあるみたいですね。

タクマ:だから僕、このアルバムの「akuma」という曲でギター・ソロを初めて弾きました。逆に弾こうと思って。

Jean-Ken:ソウダヨネ。自分モソコマデギター・ソロヲヤリタイワケデハナインデスケド、ギター・ソロ飛バスッテスゲェ感覚ダナト思ッテ。DREAM THEATERトカ、ソウイウ人タチニハ何曲分ニ聞コエテルンデショウネ(笑)。

-マニアックなもの、とされてしまうんですかね。みなさんは今のTikTokでウケるもの、バズる曲についてはどう考えているんですか。

タナカ:いつかウケりゃいいな、ですかね。自分らから表立ってどうこうするとかはないんですけど。そういうところから人気になることも起こりえんねやってなかで、SNSでバズることを毛嫌いする人たちの話も聞いたことがあって。"え、良くない?"っていう。勝手に盛り上がるのは別にあざーすじゃないの? って思いながら聞いてたんですけどね。

Jean-Ken:実際、スサシノ音楽ハ形トシテハハマリソウダケドネ。一聴シタトキノ殺傷能力ガ高イカラ。

タナカ:ああいうTikTok系の短い曲も、うまいことできてるんですよ。だから参考になるんですよね。

タクマ:だよね。俺も結構、画面録画とかして参考にしてるんですよ。ここめちゃいいなとかって。

Jean-Ken:ナルホドネ。瞬間的ニ刺サルモノッテイウ。

タクマ:すごいキャッチーじゃないですか。音とかもふざけてるものが多いし。

-何かしらの参考にはなっているんですね。

タクマ:結構なってると思います。まず興味を持ってもらえないと何にもならないので大事ですよね。

-スサシはアルバムのリリースもありましたし、ツアー([SPARK!!SOUND!!SHOW!!TOUR "音樂"])もスタートしています。ライヴの状況的にも、お客さんの声出しもOKとなるなど規制も緩和されているなかでのツアーとなります。まさにここからという感覚はありますか。

タクマ:僕らは2019年あたりから調子良くなってきて、先輩とかにも"このコロナがなかったらスサシは絶対いってたな"って言われるんですけど、今実際に集客も上がってきているので、これからいろいろ戻ってきたらもっと調子良くなるだろうなと思ってますね。最近はライヴをしていても、みんなこんな熱量すげぇの!? って思うので、ここから楽しみです。そこからまたこんな曲を作ろうかなとかも出てくると思うし。

-MAN WITH A MISSIONは3月8日より、ワールド・ツアー"MAN WITH A MISSION World Tour 2023 ~WOLVES ON PARADE~"がスタートしていますね。

Jean-Ken:最初ハ日本カラデ、ソノアトニヨーロッパトカアメリカトカアジアヲ回ルンデスケド、海外ハカナリ久々デ4年ブリニナルンデスヨ。日本国内モシバラク回ッテイナイ地方ヤライヴハウスニ、対バントイウ形デ回ル予定デス。僕ラハワンマンヨリモ対バンデ、自分タチガカッコイイナッテ思ウ若イバンドヤ、初メテヤラセテモラウバンドト一緒ニヤラセテモラウコトデ、フックアップトイウ偉ソウナコトヲ言ウツモリハナイデスケド、バンド全体ノ裾野ガ広ガッテイクトイイナト考エテイルノデ──

タナカ:えぇと、俺らが出るのがいつでしたっけ?

タクマ:まだ発表してないんでしたっけ?

Jean-Ken:スサシサンハ......フィンランド、カナ?

タナカ:バイト休んで行きます。

Jean-Ken:(笑)

タクマ:すいません、次回よろしくお願いします。

-スサシはアルバムのリリース、そしてツアーと2023年はさらなる勢いで進んでいこうというところですかね。

タクマ:今年はもう1、2個くらいデカくなりたいですね。今回のフル・アルバム『音樂』も勝負なので。なんの勝負かはわからないですけど、とにかく今よりも状況が、ちょっとじゃなくてもっと良くならないと満足できないだろうなという感じですね、今年は。

タナカ:ツアーでも自分たちのツアーでは初めてなんばHatchでやるので、大成功させようという。

-Jean-Ken Johnnyさんは先輩の立場として今の状況の彼らに掛ける言葉、アドバイスはありますか。

タナカ:お願いします。

Jean-Ken:アルバムノ話ニモ戻シツツナンデスケド、スサシハコノメンバーデ6年活動ヲシテキテ、音楽性トシテモ、自分タチノ核ハコレダトイウ確信メイタモノガデキアガリツツアルノカナッテ思ウンデス。マダドコカデ完成シテナイ感覚モ、バンドトシテハ持ッテルノカナトハ側カラ見テイテモ思ッタンデスケド。タダ今回ノアルバムヲ聴イタトキニ、ソノ多ジャンル感ヤ自由デナンデモデキテシマウノハ強ミダケド、先ホド話シテイタ"コウイウ曲(「優気」)ガアルカラコソ僕ラハ映エルンダ"トカ、ソウイッタ確信メイタコトハ自分タチノ曲デ育チツツアッテ、完成サレツツアル時期ガモシカシテ今ナノカナッテ思ウノデ、ソコダケハブレサセズニトイウカ。走リ抜ケタラ間違イナクバンドニトッテイイ方向ニ向カウンジャナイカナッテ感ジマスネ。見テイテ非常ニ面白イバンドナノデ、走リ続ケテホシイナッテ思イマス。

タナカ&タクマ:ありがとうございます!

-MAN WITH A MISSIONとしては、これはいけるなって兆しというか、ブレイクスルーを感じた瞬間はあるんですか。

Jean-Ken:ソレ前、同ジ質問ヲタクマニサレマシタネ(笑)。

タクマ:以前飲んだときに聞きました。

Jean-Ken:僕ラハモウ13年前ニナリマスケド、始メタ当初カラ非常ニ手応エトイウモノハ感ジテマシタ。ライヴデ少シズツデスガ集客ガ増エテイッテ、戦略トカモ大事ナンデスケドモ、ツアーヤライヴヲヤルタビニ、コレハ楽シイナトイウ感覚ガモノスゴク充実シテイタノハ間違イナクテ。ソレガ一番爆発シタノガ、最初ニ出タ10-FEET主催ノ"京都大作戦(京都大作戦2011~今年も楽しむ覚悟でいらっ祭!~)"デスネ。自分タチモマダメジャー・デビューシタバカリデ、ドレクライノオ客サンガ来ルノカアマリワカッテナカッタシ、600人クライイレバイイカナト思ッテイタンデス。裏ノテントデズット待ッテイタラヤタラ人ガ集マッテルナトイウ感ジデ、当時ノ"牛若ノ舞台"ガパンパンデ規制ガカカッテイル状況ダッタンデス。ソレヲ目ノ当タリニシテ、モチロン今デコソ、イロイロナスタッフサントカノオ力添エガアルノハ大事ナコトダト思ウンデスケドモ、音楽ノ純然タル何カガブレイクスル瞬間、スゴク純粋ナ何カヲ感ジタノガソノ瞬間ダッタンデスヨ。青臭イデスケド、バンドヤッテイテ良カッタナト感ジタノハソノ瞬間カナッテ思イマスネ。

タナカ:マンウィズが"牛若ノ舞台"に出てたんですか。すげぇ。

Jean-Ken:今デコソ3万人トカ5万人ノ前デ演奏スル機会モアリマスケド、アノトキノ2,000人ノ圧ハ代エ難イモノガアルナト思イマスネ。デモソノ爆発スル、ジリジリキテル感覚ッテ、スサシモ今感ジテイルト思ウンデスヨ。今、楽シイッテ言ッテタジャナイデスカ。ソレガズット続イテ、アルトキ気ヅイタラバントイクノガブレイクスルーシテル瞬間ダト思ウノデ。モウアルデショ? ライヴヲシテオ客サンノ反応ヲ見テイテモ。

タクマ:そうですね、ありますし、2019年がそのジリジリきてる感覚があったんですよね。そこからコロナ禍とかがあってその熱が冷めて、でも今またそこまで上がってきている感覚で。以前にそれを感じていたこともあって、もちろんワクワクもするんですけど、言い方はあれですけど、ちょっと余裕みたいなものも感じているんです。曲についても、これをもっと爆発させるにはどういう曲を作ろうとかの余裕もちょっとある。なので、まぁ、あとはいい感じになるだろうなという以前にはなかった確信もあるし。楽しみというのは変わらないですけど、1回あの経験をしてるからこそ、それをいいふうに生かしたいなと思っているところですね。