Japanese
MAN WITH A MISSION
Skream! マガジン 2025年05月号掲載
2025.03.23 @Kアリーナ横浜
Writer : 吉羽 さおり Photographer:酒井ダイスケ
2月1日の宮城 セキスイハイムスーパーアリーナでキック・オフした、MAN WITH A MISSION 15周年のアリーナ・ツアー[MAN WITH A "15th" MISSION PLAY WHAT U WANT TOUR 2025]。中盤に神奈川 Kアリーナ横浜で3月22日、23日の2デイズで開催された(本原稿では23日の公演をレポート)。
MWAM(MAN WITH A MISSION)のツアーでは初のKアリーナでのライヴとなった今回。世界最大級の音楽特化型アリーナとして2023年9月に誕生し、大きなステージとどの席からも観やすい(アーティスト側からも全景が見渡せる)開放的な客席を擁する会場で、まず場内に入ると巨大なセットが出迎えて観客の期待を煽る。また今回のMWAMでのライヴでは、アリーナがオール・スタンディングによる巨大なライヴハウスといった感じで、開演前から熱気に満ちている。
 そしてソワソワと開演を待つ観客の温度が一気に上がったのが、オープニング映像と共に登場した5匹の巨大な彫像だ。米大統領の顔を掘ったラシュモア山のようなその巨大セットのそれぞれの目から、レーザーが放たれると、会場を震わせるような歓声が上がる。
そしてソワソワと開演を待つ観客の温度が一気に上がったのが、オープニング映像と共に登場した5匹の巨大な彫像だ。米大統領の顔を掘ったラシュモア山のようなその巨大セットのそれぞれの目から、レーザーが放たれると、会場を震わせるような歓声が上がる。
観客が興奮に沸くなか1曲目に投下されたのは、2014年リリースのハードコアなナンバー「When My Devil Rises」。硬質なギター・リフとビートで観客が一斉にジャンプし、続く「Take What U Want」の激しく、ドライヴ感のあるSpear Rib(Dr)によるビートでアリーナはうねりを帯びていく。冒頭からステージも客席もハイボルテージだ。歓声がこだまするなかJean-Ken Johnny(Gt/Vo/Raps)は"15年ノ歴史ヲ引ッ提ゲテヤッテ来マシタ。楽シミニシテ来タカ、コノヤロー! アリガトウゴザイマス、コノヤロー!"と叫ぶ。
今回のツアーでは、15周年にちなんで15曲をファン投票にて決定し、さらにメンバーとスタッフによる投票も合わせた曲で、各公演が違ったセットリストとなっている。吉田宇宙ストリングスが登場した壮大な「Emotions」や大合唱必至の「Raise Your flag」、「Winding Road」等のライヴ定番の曲から、「STELLA」他Bサイドの名曲もセットリストに組み込まれているのが、ファン投票らしいオールタイム・ベスト。またこの日のスタッフ選出の曲では、普段のバンドのデモ制作に携わり、ライヴではマニピュレーターを担当するスタッフからのリクエストで、バラード曲「Falling」が披露された。スタッフの方いわく、実際にライヴに携わり始めた頃に、MAN WITH A MISSIONにはこんなバラード曲もあるのかと、その壮大さに圧倒されたそうだが、近年ではなかなかライヴでは披露されないレア曲にもなっていたという「Falling」。15年の年月でたくさんの曲、アンセムが誕生するにつれて、ライヴでの選曲も難しさを増す。バンドの歴史が続いているからこその、嬉しくも歯痒い悩みに違いない。今回のツアーはバンドや携わるスタッフ、そしてファンにとっても、それぞれに思い出深い、パーソナルなエモいポイントがあるステージだろう。
 映像パートを挟んで、まずはJean-Ken Johnnyとサポート・メンバー、E.D.Vedder(Gt)が登場して、ストリングスを交えてアコースティックによる「higher」を披露。再びメンバーが揃っての後半戦は、3月12日に約3年ぶりにリリースとなったEP『XV e.p.』のリード楽曲として先行配信された、「REACHING FOR THE SKY」で幕を開けた。重厚なリフやビートが加速し、サビで開放感が一気にバーストするカタルシスがあり、また各楽器の見どころやドラマ性が詰まった曲は、ライヴ映え抜群だ。さらに「database」や、レーザーや特効が盛りだくさんのアグレッシヴな「evils fall」で、アリーナを一面ジャンプさせる。再びストリングス隊が登場し、スペシャルなストリングス・アレンジによる「Memories」を演奏。ステージの大画面に映し出されたメンバー越しの客席は、上から下までスマホのライトが灯った美しい光景が広がっていた。
映像パートを挟んで、まずはJean-Ken Johnnyとサポート・メンバー、E.D.Vedder(Gt)が登場して、ストリングスを交えてアコースティックによる「higher」を披露。再びメンバーが揃っての後半戦は、3月12日に約3年ぶりにリリースとなったEP『XV e.p.』のリード楽曲として先行配信された、「REACHING FOR THE SKY」で幕を開けた。重厚なリフやビートが加速し、サビで開放感が一気にバーストするカタルシスがあり、また各楽器の見どころやドラマ性が詰まった曲は、ライヴ映え抜群だ。さらに「database」や、レーザーや特効が盛りだくさんのアグレッシヴな「evils fall」で、アリーナを一面ジャンプさせる。再びストリングス隊が登場し、スペシャルなストリングス・アレンジによる「Memories」を演奏。ステージの大画面に映し出されたメンバー越しの客席は、上から下までスマホのライトが灯った美しい光景が広がっていた。
アリーナに金テープが放たれた「FLY AGAIN」では、DJ Santa Monicaが観客を盛り上げ、Tokyo Tanaka(Vo)は大きなステージを駆け回り、Kamikaze Boy(Ba/Cho)はいつの間にかアリーナ後方のサブステージでプレイしていたりと、エネルギッシュだ。会場を埋め尽くした観客に改めて感謝を述べ、"コレカラモヨロシクオ願イイタシマス。MAN WITH A MISSIONデシタ!"(Jean-Ken Johnny)の言葉から、ラストとなった「Remember Me」では頭から大合唱を巻き起こして、会場をエモーショナルに染め上げていった。
 アンコールでは、ワールド・ツアーの開催等が告知された。さらに最新EPから「Vertigo」や初期の曲「フォーカスライト」、DJ Santa Monicaが(竈門)炭治郎の市松模様の衣装を羽織って盛り上げる、"テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編"オープニング主題歌となった「絆ノ奇跡」を披露。Kアリーナ横浜での2デイズを賑やかに締めくくった。
アンコールでは、ワールド・ツアーの開催等が告知された。さらに最新EPから「Vertigo」や初期の曲「フォーカスライト」、DJ Santa Monicaが(竈門)炭治郎の市松模様の衣装を羽織って盛り上げる、"テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編"オープニング主題歌となった「絆ノ奇跡」を披露。Kアリーナ横浜での2デイズを賑やかに締めくくった。
[Setlist]
1. When My Devil Rises
2. Take What U Want
3. STELLA
4. Emotions
5. Raise Your flag
6. Falling
7. DON'T LOSE YOURSELF
8. Winding Road
9. higher
10. REACHING FOR THE SKY
11. database
12. evils fall
13. Memories
14. FLY AGAIN
15. Remember Me
En1. Vertigo
En2. フォーカスライト
En3. 絆ノ奇跡
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