Japanese
MAN WITH A MISSION
Skream! マガジン 2022年12月号掲載
2022.11.05 @東京有明アリーナ
Writer フジジュン Photo by 酒井ダイスケ
"コノツアー集大成、一番最後ダゾ! ワカッテンノカ、オ前ラ! 声ガ足リナイ!"
Jean-Ken Johnny(Gt/Vo/Raps)の煽りに、制限こそあれど声出しが許された会場に歓声が響く。2021年11月に『Break and Cross the Walls Ⅰ』、今年5月に『Break and Cross the Walls Ⅱ』とアルバム2枚を立て続けにリリース。そして今年6月より、それらを掲げた全国ツアー"Break and Cross the Walls Tour 2022"を行ってきたMAN WITH A MISSIONが、東京有明アリーナにてファイナル追加公演2デイズを開催。ここでは初日の様子をレポートする。
『Break and Cross the Walls Ⅰ』収録曲を軸としたセットリストで構成された初日。巨大な鉄の扉が狼の手でこじ開けられると、Spear Rib(Dr)のダイナミックなビートにDJ Santa Monica、Kamikaze Boy(Ba/Cho)が音を重ねて、Jean-Ken Johnnyのギターが唸りを上げ、インスト曲「Between fiction and friction Ⅰ」でライヴの幕が上がる。間髪入れず始まった「クラクション・マーク」で、ドライヴ感ある演奏にTokyo Tanakaがたくましく伸びやかな歌声を聴かせて、ライヴに勢いをつけると、巨大アリーナを埋め尽くす観客が両手を上げる圧巻な風景を生んだ「distance」へと続き、広い会場に早くも一体感が生まれる。
"遠慮ナク、ブチカマシチャッテクダサイ!"の煽りに拍手と歓声が起きると、拍手の音が手拍子へと変わり、ストリングス隊とキーボーディストが演奏に加わって、「Merry-Go-Round」が始まる。楽曲に壮大さと深みを与え、ドラマチックに彩るストリングスや鍵盤の音色はアリーナ会場ならではの演出。強烈な破壊力を持つ「INTO THE DEEP」、力強く切ないハーモニーで魅せた「Break and Cross the Walls」といったアルバム収録曲は、ツアーを経て、完全ライヴ仕様へと進化。アリーナ会場を飲み込むほどのスケール感とダイナミズムで観る者を圧倒する。
このツアーでは恒例だったという、Jean-Ken Johnnyがお笑い芸人のYes!アキトから直伝された一発ギャグを披露する面白MCから、ストリングスの美しい調べで始まった「yoake」のギターの弾き語りで空気を一変すると、ムービーを挟んで後半戦へ。ドラム・カウントで勢い良く始まった「evergreen」から、会場の熱気をさらに焚きつけるように火柱が上がった「Emotions」、突き上げるビートに大きな手拍子を合わせた「Change the World」と続き、最高潮の盛り上がりを見せる会場。大きな拍手と歓声を受けながら、ツアー・ファイナルでは制限下ながら声出しができる状況になったことの喜びを語ったJean-Ken Johnnyは、"コレモミナサンガ耐エテ、コノ期間デモライヴヲ楽シメル形ガアルコトヲ証明シテクレタカラダト思イマス。本当二アリガトウゴザイマス"とファンへの感謝を告げた。
美しく力強いハーモニーで始まった「Remember Me」に観客も声を合わせると、「Hey Now」、「Thunderstruck」に全員が掛け声やジャンプを合わせ、身体を揺らす。コロナ禍で規制があるなかでも、みんながバンドと共にライヴの新しい楽しみ方を模索してグッと耐えてきたからこそ、掛け声や全身を使って楽しさや喜びを体現できる光景が本当に美しく、眩しく映った。夢に向かって諦めず頑張るすべての人に送った「Anonymous」で本編を終えると、アンコールは"光が再び射す日まで/歩き続けよう"の前向きな歌詞に、近い未来から射し込む希望の光が見えた気がした「Telescope」から、会場中が両手を大きく上げて踊った「FLY AGAIN -Hero's Anthem-」でブチ上げて、この日のクライマックスを生み、初日を締めくくる。
セットリストのほとんどが『Break and Cross the Walls Ⅰ』の楽曲ながら、生の迫力やライヴならではのアレンジ、過去楽曲との絶妙な組み合わせでアルバムとはまったく異なるライヴ世界を構築。ツアーで磨き上げられた渾身の歌と演奏にアリーナならではの演出、そして何より観客の力強い歌声や歓声が加わり、圧倒的エネルギーに満ち溢れていた初日公演に、2日目が楽しみになるばかりだった。
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