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INTERVIEW

Japanese

MAN WITH A MISSION

2020年07月号掲載

MAN WITH A MISSION

メンバー:Jean-Ken Johnny(Gt/Vo/Raps)

インタビュアー:吉羽 さおり

結成10周年を迎えたMAN WITH A MISSIONが、ベスト・アルバム『MAN WITH A "BEST" MISSION』をリリースする。ライヴでも大きく盛り上がるキラーチューンなど10年分の代表曲に加えて、7月1日発売の11294(イイニクヨ)枚限定シングル『Change the World』からの曲も収録した。狼というその佇まいは音楽シーンでも異形の存在だが、ロック・バンドとしてとことん真摯にその音楽的な美学を追求し、ロマンを追い求めるバンドである、その歴史が詰まった作品だ。6月上旬、リモートで行われたこの取材では、近況と共にMAN WITH A MISSIONの音楽に流れる普遍のパワーについて話を訊いた。

-Jean-Ken Johnnyさんはこのステイホーム期間中はどんなふうに過ごしていましたか。

日常トシテハ、活動ハ制限セザルヲ得ナイトイウカ、制限ヲ余儀ナクサレテイマシタケド、逆ニ書キ物トカノ依頼ガ来テ。アリガタイコトニ、自粛前ヨリモ、イロンナオ話ガ来テイマシタネ。ソレト同時ニ、今ノテレワークヤ、コウシタリモート取材モソウデスケド、良クモ悪クモイロンナコトヲ考エ直ス、イイキッカケニナッタナト思イマス。実際、例エバ音楽ヲ作ルコトモ、リモートデデキルコトハ、イッパイアルシ。今マデアマリ見直スコトモナクヤッテイタケド、ヤッパリ、イロイロデキル可能性ガアルナトイウノハ、コウイッタ状況ノ中デヨリ突キツケラレタトイウカ。考エサセラレルキッカケニナリマシタネ。

-メンバー内で新しく始めたことや制作のスタイルなどはありますか。

モトモト、データノヤリトリナドハ以前カラヤッテハイタンデスケド。ソレニ対シテモット真摯ニ考エルヨウニナリマシタネ。特ニドラムノSpear Ribトイロイロヤリトリヲシテイルンデスケド、ドチラモソコマデDTMトカニ詳シイホウジャナインデス。"モウチョットチャントシナキャネ"トイウコトデ、アイディアベーストイウヨリモ、インフラベースデ考エ直ソウトイウノハ言イ合ッタリシテマスネ。

-さらに機材を導入し、使いこなそうということも増えているんですね。

今サラカヨッテイウ話デスケド(笑)。

-では、マインドとしてはこのステイホーム期間もポジティヴに捉えて過ごしていたんですか。

僕自身、ソウセザルヲ得ナイト思ウンデス。実際、業界全体トシテハカナリ暗イニュースバカリ流レテイマスケド、ソコダケニトラワレスギズニ、新シイモノニ目ヲ向ケルイイキッカケダトモ思ウノデ。今回ハ、疫病デコウイウコトニナッテイマスケド、コレマデモ、イクラデモコウイウコトニ直面サセラレテイマスカラネ。例エバ、レコードカラCDニ移行シタトキモ、考エ直サセラレタシ。世界ガソッチニシフトシチャッタコトデ、仕事ガナクナッタ人ッテ、イッパイイタト思ウンデスヨ。デモ社会ガソウイウフウニ動イタトイウコトハ、考エ直スイイキッカケニモ、ナラナキャイケナイシ。今、例エバ、レコードガマタ売レテイルトカ、リヴァイヴスルコトダッテアルノデ。コレハ厳シイ言イ方デモナンデモナクテ、時代ガ変ワル節目、節目デ自分タチガソノ変化ニ耐エラレルダケノ対応ヲシテイカナキャイケナインダナトイウノハ、マザマザト突キツケラレテイマスネ。

-ライヴに関しての考え方はどうですか。現状を見るに、しばらくは難しい感じにもなっていますが。

今ハ、ライヴヤスポーツナンカモソウダト思ウンデスケド、ヒトツノ所ニ集メテ楽シマセルヨウナ、原始的ナ楽シミ方ハデキナイトイウカ。コレバカリハショウガナイデスヨネ。タダ、今ハイロンナアーティストガ配信ノ新シイ形ヲ模索シタリモシテイルシ。コレモサッキノ話ノ延長デスケド、昔ノモノヲ捨テルトイウコトデハナクテ、自分タチガコノ状況デ何ガデキルカ、新シイ形ヲ模索シテイクノガ大事ナコトナノカナト。ソレニ取ッテ代ワルワケジャナク、手法ノヒトツトシテ持ッテオクコトガ、文化、カルチャーヲ継続サセテイクタメニ一番積極的ナ方法ナノカナト思イマスネ。

-たしかにいろんなことを考える時間になりましたね。同時に、MAN WITH A MISSIONとしては、結成10周年のアニバーサリー・イヤーを迎えていて、こうしてベスト盤やリミックス盤などもリリースするなかで、自分たちの歩みであるとか、これまでの経験を振り返る作業は多かったのかなとも思います。

今回ハ新シイ楽曲モ収録シマシタケド、昔ノ曲ヲマスタリングシ直シタリシテイテ改メテ思ッタノガ......正直コンナコト声ヲ大ニシテ言エナインデスガ、自分ハベスト盤ヲ出ストイウコトニ前向キデハナインデスケドモ(笑)、イイ機会ニナッタナトイウノハアリマシタ。自分タチノ作品ノ流レトイウノヲ客観的ニ見ルコトガデキテ。今改メテ思ウト、自分タチダケデハナクテ、自分ッテコンナ感ジデ音楽ト向キ合ッテイタノカナトイウ。ソウイウ意味デノ振リ返リハスゴク大キカッタ気ガシマス。

-客観的に見て、一番変わった点はなんですか。

音楽ニ対スルアプローチノ仕方ヤ物理的ナ手法ガバンド自体デ一番変ワッタノハ見テ取レル感ジガシマスネ。タダ、本当ニ変ワッテイナイナト思ウノガ、自分タチノ音楽ニ対スル思イ、自分タチガ描イテイルロックノ理想像トイウノデ、ソレガブレテナイトイウカ。恥ズカシゲモナクブレテナイ感ジガ、コノ作品全体ニ流レテイルナトイウノハ感ジマシタ。

-なぜその憧れなり、こうありたいというロック像が保たれていると自分では思いますか。

ソレハ、特ニロック・バンドトカ、ソウイウモノニ熱ヲ感ジテクレルオーディエンスヤ、自分モ含メテキットアルト思ウンデスケド、最初ニ聴イタ作品トカノ衝撃ッテスゴイジャナイデスカ。俗ッポク言ウト思イ出補正トイウカ。

-そういう代え難い美しさみたいなものはありますね(笑)。

例エバ10代ノ頃ニ聴イタ音楽ヲ30代、40代ニナッテ聴イテ、コンナダッタッケナ? トイウコトハ、アルカモシレナイデスケド。タダソウハ思ッテモ、10代ノトキニ受ケタ衝撃ッテイウノハ、何カヨクワカラナイケド、イツマデ経ッテモ覚エテイルンデスヨネ。ソノ理想像ッテイウノハ、鮮明ニ色濃ク残ッテイルノデ、タブンソコダト思ウンデス。ソレガ保ッテイラレルヒトツノ秘訣トイウカ......秘訣デモナンデモナク、ソレハ当タリ前ノヨウニ音楽ノ持ッテイルチカラナノカモシレナイデスケドネ。

-常にそこは追い求める対象でもあるんですね。

ソレガ思イ出補正ナノカ拡大解釈シスギナノカハ、自分デモ分析シキレテイナイデスケドモ。少ナクトモソレクライノ魅力ニ溢レテイルモノヲ、打チツケラレタ思イ出ヤ経験ガアリマスノデ。ソレヲ勝手ニナノカ、追イ求メチャッテルノカナトイウノハ、ソレコソベスト盤ヲ作リナガラモ、ズット感ジテイマシタネ。

-ドキュメンタリー映画"MAN WITH A MISSION THE MOVIE -TRACE the HISTORY-"を拝見しましたが、その中で「FLY AGAIN」のエピソードがあって。最初にこの曲のデモを近しい人たちに聴かせたときは、あまり芳しい反応ではなかったと。後にそれがバンドを代表する曲になるんですが、デモ時点では周囲はあまりいい反応ではなかったけれど、メンバーたちはこの曲の持っていき方やポテンシャルは見えていたという話があったんですね。何か当時から自分たちの確固たるものみたいなのはあったんですか。

何カシラ理想像トイウノハ、アッタト思イマス。特ニ作曲者デアルKamikaze Boy(Ba/Cho)ガ何カシラ見エテイタンジャナイカナ。実際ニメンバー全員ガ見エテイタノカトイウト、ハッキリ言エバ、ソンナニ見エテナカッタト思ウンデス(笑)。作曲者本人ガイメージシテイルモノヲ具現化シテイクノガ大変ダト思ウンデスケド、ソノ見エテイル感ジトイウカ、ソレヲズット引ッ張ッテイラレルカハ、サッキ言ッタヨウナ自分ノ中ニアル衝撃トイウモノガ、ドレダケデカイカ、ソレヲドレダケ伝エラレルカニ尽キルト思ウノデ。ソレガ色褪セテイナイカラ、ズット突キ詰メラレテキタノカナト思イマス。

-ちなみにJean-Kenさんは当時「FLY AGAIN」をどう感じていたんですか。

最初ハ僕モ、正直ドチラカト言ウト、ピントキテナカッタト思イマスネ(笑)。スゴクノリノイイ曲ダナッテイウノハ、アッタンデスケド、アソコマデ破壊力ノアルモノニナルトハ思ッテイマセンデシタシ。結果的ニスゴク破壊力ノアルモノニナッタンデスケド、コレハ自分タチノ歩ミダケデハナクテ、ソノトキニ聴イテイタダイタ、オーディエンスニ育テラレタ楽曲デ。特ニ一番育テラレテキタ楽曲ノヒトツカナト思イマス。

-当時、Kamikazeさんはあの曲をどう考えていたんでしょう。

当時モ話シテイタンデスケド、音楽的ナ話ダト四ツ打チヤダンス・ロックトイウモノガ当タリ前ノヨウニ主流ニナッテキテ、下手シタラチョット飽和シカカッテイルトキニ、一番パンチ力ノアル形デ出シタイトイウカ、出シテイルノカナトイウ印象ヲ受ケマシテ。ドチラカト言ウト、80年代、90年代ノロックノ匂イガスルバンドガ、ソレヲヤッテイルコトニ面白ミガアルノカナトイウ感ジハシマシタネ。ソコマデ見エテイタノカハ、ワカラナイデスケド。ソレガモノスゴクハマッテ、物理的ニモ、モノスゴクパンチ力ガアッテ、ワカリヤスイ楽曲ニモナリマシタシ。ソレガ相マッテ、ライヴデ育ッタ楽曲デ。ノリヤスイBPMデ、振リモ、オ客サンガ主導デヤッテクレルヨウナ楽曲ニナッテ。本当ニ育ッテキタ曲ダナトイウ印象デスネ。