Japanese
ビッケブランカ
2019年06月号掲載
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 結城 さやか
-この曲を作っているときというのは、他にもいろんな曲を作っていた時期でもあったんですか?
いえ、詰まっていた時期でした。どうしよう、どうしようって。だから、運が良かったんですよね。タイアップに出すとか、それがSpotifyだとか、理由がちょうどそこにできたので。それがきっかけとなって、止まりがちだったクリエーションの気持ちが、もう1回上がった感じがありました。
-それまでは、ずっとアイディアをこねていた時間だったんですね。アルバム『wizard』(2018年11月リリース)以降の新たな一手を探るような時期だったですか?
何かチャレンジを探しているわけではないんですけど、意欲みたいなのがまだなかったというか、グッとくるもの、熱くなるものがなかった時期だったんですよね。それを目覚めさせてくれたという感じで。これから先の、自分のメンタル的なところでも転機になった曲ではありました。
-3年前の旅がそこで火をつける役目を果たすとは、ですね。タイアップ曲ということでは、Spotify側からこんな雰囲気がいいとか、オーダーはなかったんですか?
何ひとつなかったですね。もともとSpotifyの方とは仲良くさせてもらっていて、一緒に焼肉を食べに行くとかもしていて。みなさん"こういうのがいいと口を出さない方がいいものができる"とおっしゃるんですよね。なので"好きに作っていいよ"というものだったんです。"いや、好きなの作れって言われたら、むちゃくちゃなもの作りますよ"って言っても、それでいいと。"コンペだし、別に君の曲に決まったわけじゃないんだから"っていう。"とりあえず作ってみれば?"と言うので、"じゃあ適当に作りますよ"というので、ただ楽しくて笑える笑えるって自分で作ったものを選んでくれたんですよね。
-そのくらい肩の力が抜けているからこそのアウトプットが良かったのかもしれないですね。昨年のドラマ挿入歌となった「まっしろ」(2018年11月リリースの2ndフル・アルバム『wizard』収録曲)は大きな話題になりましたが、ビッケブランカを知ってもらったり、いろんなオファーが増えたりとか、今その影響力みたいなものを感じるところはありますか?
そうですね。いろいろオファーも貰えているということは、嬉しいことですよね。ただ「まっしろ」はバラード曲で、その次にくるシングルがこの「Ca Va?」なんですよ。そこの差は大きいなと思いますよね。僕は全然構わないですけど。僕は、"「まっしろ」があるから次もバラードで"みたいな戦略や作戦みたいなものを考えるのが苦手なので、そこはいろんな人やチームに任せているんですけど、でもさすがの僕も"これはちょっと「まっしろ」から変わりすぎだろ?"と思うんですよ。
-はい、飛距離はかなりのものです(笑)。
だけどそっちの方が面白いんだっていう。生半可にいい感じの曲、ちょっとアップテンポの感じで「まっしろ」との間をとった曲がいいとかじゃなくて、"完全に裏切っちゃおうよ"っていう心意気を持った人が、チームにはいるんですよね。実は一番すごいのは、今までのビッケブランカの中でも認知された曲、それもバラードのあとに、ここまで奇天烈な曲を推し曲として出せるチームがすごいと思うんですよ。
-しかも「Ca Va?」はフランス語始まりの曲ですもんね。意外性しかない。
今日本で俺たちしかいないんじゃないかなと。"いやいや、それじゃ「まっしろ」でせっかくビッケブランカを知った人を逃しちゃうよ"っていう意見も出ると思うんです。僕でも容易にそれは想像つくんですけど、それを"こっちの方が面白くていいんだ"っていう人が集まっているのは、嬉しいことですよね。
-みなさん、チームとしてもビッケブランカを楽しんでいるんですね。たしかに、この間の"WIZARD TOUR 2019"のファイナルとなったZepp Tokyoでも、初めてライヴに来ましたという方も多かったようですもんね。それだけ「まっしろ」がいろんな人に認知された大きな曲にもなって。自分ではこうした反応が起こるという予想はしていたんですか?
まずドラマの挿入歌というと、主題歌というものがあってその二番手のような印象を僕は持っていたので、ドラマの後ろでちょろっと流れるくらいかなと思っていたんです。それが、幸いなことにすごくいい使い方をしてくださったんですよね。毎話重要な場面で結構なボリュームと長さで流れるという使い方をしていただいて。使ってくれた人のおかげで、より飛躍できているというか。明らかに人様のおかげで飛躍できているという感じがありますね。不思議なものです。
-先ほどの話じゃないですが、それこそタイアップ曲のオーダーでもバラードを求められることも多くなりそうですが、どうなんでしょう。
そういうのもあると思います。でも僕は、曲を作ること自体が好きなので。こうありたいとかこうしたいというのが、時にはあるけど、常にはないという感覚なんですよ(笑)。だから、なんでもかんでも嬉しいんですよね。

-お題があってもきっと面白がってやるんだろうなとも思いますけどね。
もともと曲を作るのも好きですし、アレンジするのも好きですからね。
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