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INTERVIEW

Japanese

"CONNECT 歌舞伎町 MUSIC FESTIVAL 2018"座談会

"CONNECT 歌舞伎町 MUSIC FESTIVAL 2018"座談会

I Don't Like Mondays.:悠(Vo) 兆志(Gt) 謙二(Ba) 秋気(Dr)
Newspeak:Rei(Vo/Key) Ryoya(Gt) Yohey(Ba) Steven(Dr)
インタビュアー:TAISHI IWAMI Photo by 上溝恭香

-冒頭にTHE KILLERSやCOLDPLAYの名前が出てきましたが、みなさんの平均年齢は20代後半ですから、彼らがビッグ・バンドになっていく様を、青春時代に追えた世代ですよね。ほかに聴いてきた音楽が近いのかもしれないですね。

秋気:バンドのメンバー共通で好きなバンドとかいるんですか?

Rei:ルーツはバラバラです。Stevenはポップ・パンクだし。

Steven:BLINK-182とかね。

Yohey:僕は、最近になってソウルやファンクも聴くようになりましたけど、もともとはRANCIDとか、Stevenと同じようにポップ・パンクも聴きますし、SYSTEM OF A DOWNやデスメタルも大好きです。

Steven:みんなが好きなバンドもいくつかあるよね。THE KILLERSやCOLDPLAYもそうだし、あとはKASABIAN。

Rei:"世代だし、そのへんはみんな聴いてるよね"、みたいな。

悠:KASABIANは僕らもメンバーみんなで一緒にハマってました。

謙二:メンバーみんなでライヴも観に行きますよ。COLDPLAY、THE KILLERS、John Mayer、Bruno Mars、MUSEとか。

悠:そんな感じで共有している音楽もありつつ、Newspeakのみんなと同じでルーツはバラバラ。僕はもともとPRINCEやMichael Jacksonが好きで、あとは、AEROSMITHも好きだしヒップホップも聴きますし。ドラムの秋気はYohey君に近いかも。メタル系。

秋気:KORNに始まり、デスメタルとかも聴いてました。

-インディー・ロックにカテゴライズされている音楽って、ヘヴィ・メタルとはサウンド面やファン・ベースにおいて対立的に論じられることもありますけど、当のバンド内には生粋のヘヴィ・メタル好きがいる。それって、いわゆる"バンドあるある"な気がするんですけど。

Yohey:若気の至りじゃないですかね(笑)。朝方にCARCASSを爆音で聴いて家の人を起こしちゃう、みたいな。まぁ今も大好きですけど。

-謙二さんと兆志さんはいかがですか?

謙二:僕はUKのロックが大好きで、OASISやRADIOHEADがルーツにあって、そこからアメリカのSONIC YOUTHとか、グランジにハマっていったんです。

兆志:僕はDEEP PURPLEやLED ZEPPELINがルーツです。さっき挙がったメンバーと一緒にライヴに行くような音楽は、完全にI Don't Like Mondays.を始めてから好きになりました。

-なるほど。私はI Don't Like Mondays.のみなさんと直接話すのは初めてですけど、以前別の媒体で記事を書いたことがあるんです。そのときに"Michael JacksonやPRINCEのようなブラック系のポップに、インディー・ロックの要素と、さらにLED ZEPPELINのような、オーセンティックなハード・ロックのテイストが......"、みたいなことを書いたので、すごく腑に落ちる話です。

兆志:そのままですね、ありがとうございます。

-バンドのサウンドから聴いて取れるルーツもあり、そうじゃないものもあり、こういう話は面白いですね。

悠:ルーツを一番出してないのは秋気ですね。ヘヴィ・メタルの要素はないんで。

Rei:僕らもメタルやポップ・パンクっぽさはないんで。StevenとYoheyがそうなんですけど......。

-Newspeakのリハーサルは見たことありますけど、YoheyさんがKING CRIMSONとMETALLICAのベース・フレーズを弾いてましたよね?

Rei:YoheyとStevenは勝手にやり出すんですよ。

Steven:スタジオでも、曲が安心できるところまでできたらついやっちゃう(笑)。

Rei:そこにYoheyが合わせて。

Yohey:メタル・バージョンになるっていうね。で、Stevenはドカドカやりすぎて疲れる(笑)。

秋気:わかる。うちは兆志が急にFOO FIGHTERSのリフを弾き出したりするから(笑)。

-I Don't Like Mondays.もNewspeakも、影響源を隠さないというか、スタジアム級のメジャーな音楽でも、リファレンスを風呂敷広げて素直に出す、スノッブさがないところが強みだと思うんです。

Rei:はっきりと"王道のこれがやりたいんだ"っていうことをボンッと出す。変なフィルターはかけずに、ストレートに提示したいんですよね。

悠:初めのころは好きなバンドをはっきり言えなかったんです。例えばONE DIRECTIONのこの曲が好きだとか言っちゃうと、ボーイズ・グループ繋がりみたいに、表層的に捉えられちゃうのが嫌で。でも、自分たちなりに積み重ねてきたこともあるし、そこも含めての説得力だから、もうどうでもいいやって思うようになって、今はなんでも素直に話します。

Yohey:ONE DIRECTION、めちゃくちゃいいですからね。

謙二:優れたクリエイターたちのアイディアが詰まってる。